【2023年振り返り】クーシーブログアクセス数ランキング!トップ記事に共通するものとは?
早いもので、2024年もすでに1ヶ月が経過しました。コロナの5類移行や税制の変化など、2023年の出来事がつい昨日のことのように思い出されます。
Web制作業界では「ChatGPT」や「画像生成AI」といったAI関連のニュースが頻発し、Googleのコアアップデートが短期間で集中的に行われ、Webの法整備についてのニュースもちらほら、、本当に色々なことがあった一年でした。
今回はそんな2023年を、「クーシーブログのアクセス数ランキングTOP10を紹介!」という形で振り返っていこうと思います!
- 2023年のトレンドを振り返る
- Googleの検索エンジンの傾向を探る
- 2024年のトレンドを考える
など、いくつかの観点からランキングを振り返っていこうと思います!
総評では、アクセス数の多かった記事から共通する要素をピックアップし、「アクセス数を稼ぐ記事に共通するものとは?」についても考察していますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
アクセス数ランキング TOP10
2023年、クーシーブログでは全部で132本の記事を投稿しました。記事内容はさまざまで、Web制作の領域に関してはシステムからデザイン、マーケティングまで網羅的に扱っています。トレンドネタについても取り上げており、2023年は「生成系AI」についての記事も数多く投稿しました。
そんな2023年のクーシーブログで、最もアクセス数が多かった記事は何なのか。ランキング形式でTOP10を紹介したいと思います!
2023年の流れを考えると、ある程度予想できそうなランキングでもありますので、ぜひ予想しながら楽しんでみてください。
10位:【2023年12月更新】Googleコアアップデートの特徴と影響を紹介
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10位はGoogleコアアップデートに関する記事でした!
Googleのコアアップデートはそれまで年に2〜3回、3、4ヶ月に一度のペースで行われていましたが、2023年は3月、8月、10月、11月の計4回行われました。8月のアップデートが終了したのは9月に入ってからだったため、最後の3回はおよそ月に一度のペースで行われました。
例年の傾向と比べてイレギュラーな形で行われたため、コアアップデート記事のアクセス数も伸びたのかも知れません。ビジネスにおけるWeb領域の重要性は急速に増してきているため、コアアップデート関連のキーワードは来年以降も注目を集めるでしょう。
9位:ゼロから始めるBlender入門!初心者が覚えると便利な基本操作14選
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9位は3DCG制作ツール「Blender」のハウツー記事でした!
一般的な3DCG制作ツールではめずらしく完全無料で利用できるものでありながら、できることや完成品のクオリティは有料ツールに引けを取らないとして、世界中で愛用されているツールになります。
2000年代を通して開発が行われ、2011年にバージョン2.57がリリースされ、その後何度もバージョンアップが行われていました。そして2023年3月、最新版となるバージョン3.5がリリースされたことで、再び注目を集めました。
多くの人が利用できるツールという意味で、コンテンツ制作の「民主化」が進んでいる昨今ですが、2024年はさらにデザインの民主化が進んでいくのでしょうか。新たな制作ツールの登場も楽しみですね。
8位:ChatGPTより上!? Microsoft Bing AIでもっと良質な記事を作成する方法【プロンプトあり】
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8位はAIを使った記事作成についての記事でした!
「AI元年」とも呼ばれる2023年は、やはりAI関連の記事が注目を集めていますね。こちらの記事では、AIに記事を書いてもらう方法を、プロンプトの例も交えて具体的に解説しています。
私自身、Webライターという立場から「現時点でAIに記事は書けるのか」という問題についてよく考えていましたが、この記事内でも書いてあるように、記事の執筆がAIの力だけで完結するということは、今のところないように思います。
質の高い記事を書かせるためのプロンプトのコツや、AIでカバーできる作業の範囲・AIが得意とする作業を見極めた上での活用法など、AIを使った執筆方法が2024年には更に発見されていくと思いますので、今後の動向からも目が離せません。
7位:超便利!「Figma to STUDIO」の使い方を画像12枚でわかりやすく解説
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7位は無料プラグイン「Figma to STUDIO」に関する記事でした!
オンラインデザインツール「Figma」で作成したデザインを、ノーコードWeb制作ツール「STUDIO」にそのままインポートすることを可能にした無料プラグイン「Figma to STUDIO」。ベータ版が2023年8月にリリースされ、同年11月には正式版がリリースされています。利用者からは「感動した」「効率化した」などの声が寄せられ、大きな注目を集めました。
Figmaは近年、デザインツール市場においてそのシェアを急速に拡大しており、2023年にはAdobeによる買収の報道もありましたが、それも失敗に終わりました。2024年に向けて、Figmaはさらなる成長を遂げ、多くの新規ユーザーを獲得していく可能性が高いのではないでしょうか。
6位:Chat GPTとは?シャンプーのLPを作りながら使い方と特徴を探ってみた
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6位はChatGPTを使ったLP制作についての記事でした!
今では広く普及し、多くの人に利用されているChatGPTですが、最初にプロトタイプがリリースされたのは2022年11月、日本語に対応したのは2023年5月と、実はかなり最近の出来事でした。
この記事では、実際にChatGPTにテキスト案を考えてもらい、LP(ランディングページ)を作っていきました。かなりの完成度に驚きます。「AI元年」という言葉の通り各分野のさまざまなシーンでAIが活用されるようになり、特に制作分野においては作業方法の根本から変わっていくような変化となりました。
2024年の1年間で、AIはどれほどまで私たちの生活を変えるのでしょうか。怖くもあり、楽しみでもありますね。
5位:Notionでタスク管理!個人やチームで使える「シンプルなタスク管理テンプレート」の紹介
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5位は多機能メモアプリ「Notion」のテンプレート紹介記事でした!
2022年11月に日本語版がリリースされて以降、順調に国内でのユーザーを獲得し、2023年にはひとつのトレンドとなったNotion。私も普段から活用させていただいています。
この記事ではNotionを使ったタスク管理方法を紹介していますが、Notionには用意されたパーツを自分で組み合わせるなどして「オリジナルな方法を自分で作り出す」という特徴があります。ITリテラシーの重要性が高まっている近年ですが、NotionもまたITリテラシーの有無によってその効力が変化するツールと言えます。
2024年もまた、多くの人が簡単に利用できる便利ツールが生まれると思いますが、それをどれほど活用できるかがポイントですね。
4位:イラレでトレンドの3D文字加工の作り方をWebデザイナーがわかりやすく解説!
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4位はイラレ(Adobe Illustrator)の3D加工についての記事でした!
クーシーブログでは、2023年のデザイントレンド予測をブログにて試みていたのですが、そこで3Dイラストレーションもトレンドの一つとして挙げさせていただきました。アクセス数から見ても、実際に3D加工が大きな注目を集めているようですね。
近年フラットなイラストレーションが多く見られましたが、3D加工によるイラストレーションは他のプロジェクトやサイトと差をつける手段として注目されています。この記事の中でも述べていますが、フラットなデザインとの相性も良いため非常に使いやすいデザイン手法の一つです。
2024年にはどのようなデザインがトレンドとなるのでしょうか。これからの傾向に要注目ですね。
3位:勉強し始めるなら今!Web制作におけるFigmaの使い方〜超初級編!【XDから卒業】
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3位はオンラインデザインツール「Figma」のハウツー記事でした!
Figma関連の記事は、7位の「Figma to STUDIO」に次ぎ2つ目のランクインとなりました。記事内でも触れられていますが、デザインツールにおけるFigmaのシェア率は、2017年時点でわずか8%と低かったのですが、2022年時点で約90%にまで成長し、現在のシェア率は圧倒的な1位となっています。
この記事は2023年3月に公開されましたが、その後もアクセス数を順調に伸ばし、1年を通して多くの方に読んでいただきました。Figma人気の根強さを実感できますね。
2位:万能ツール「Notion」の基本の使い方と活用例をわかりやすく解説!
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2位は「Notion」のハウツー記事でした!
やはりNotionは2023年を通して大きく注目を集めたキーワードでしたね。この記事ではNotionの使い方について基本的な操作法から丁寧に解説しています。
アクセス数TOP10の記事のほとんどが、トレンドツールを実際に試し、独自の視点からレビューを書いたり、専門的な分野についての解説になっていたりと、比較的オリジナリティの高いコンテンツでした。
しかしこの記事と第3位の「Figma」についての記事は、トレンドネタの基本的な部分の解説を行っているため、どちらかというとオリジナリティにかける内容になっているとも捉えられます。その中でこの2つの記事がアクセス数を伸ばしている要因としては、写真を多様し、他の記事よりも具体的なイメージを持ちやすく解説している点が挙げられると思います。
ハウツー系の記事では、やはりどれだけわかりやすく、実際に使うときのイメージを読者に持ってもらえるかが評価のポイントなのかもしれません。
1位:【画像生成AI】無料の3種を比較してみた|プロンプトはChatGPTで作成
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1位は画像生成AIについての記事でした!
2023年のトレンドを象徴するキーワードが堂々のトップを飾りましたね。この記事では、画像生成AIを使ったイラスト作成を試みており、その際に用いるプロンプトをChatGPTで作成しています。
この記事が投稿された2023年4月時点ですでに大きな注目を集めていた画像生成AIですが、現在ではさらに多くの画像生成AIのツールがリリースされ、ChatGPTでもかなり高精度な出力が行われる画像生成機能が利用できるようになりました。
コーディングやライティングから、デザインまでもがAIで完成してしまう時代になりつつある今、Web制作業界は早急な対応が求められています。現時点では、一年前には想像もできなかった方法での制作が行われています。2024年にもさらなる変化が起こることは間違いないでしょう。
2024年にどのような変化が起きるのか、注意深く見ていきたいですね。
アクセス数の多い記事に共通するものとは?
2023年、クーシーブログアクセス数ランキングTOP10はこのような結果となりました!
1位:【画像生成AI】無料の3種を比較してみた|プロンプトはChatGPTで作成
2位:万能ツール「Notion」の基本の使い方と活用例をわかりやすく解説!
3位:勉強し始めるなら今!Web制作におけるFigmaの使い方〜超初級編!【XDから卒業】
4位:イラレでトレンドの3D文字加工の作り方をWebデザイナーがわかりやすく解説!
5位:Notionでタスク管理!個人やチームで使える「シンプルなタスク管理テンプレート」の紹介
6位:Chat GPTとは?シャンプーのLPを作りながら使い方と特徴を探ってみた
7位:超便利!「Figma to STUDIO」の使い方を画像12枚でわかりやすく解説
8位:ChatGPTより上!? Microsoft Bing AIでもっと良質な記事を作成する方法【プロンプトあり】
9位:ゼロから始めるBlender入門!初心者が覚えると便利な基本操作14選
10位:【2023年12月更新】Googleコアアップデートの特徴と影響を紹介
みなさん、1位の予想はできたでしょうか?やはりAI関連の記事や、「Figma」「Notion」といったトレンドツールの記事が上位にランクインしていましたね。
アクセス数ランキングを振り返ると、どの記事もトレンドのキーワードを取り上げているのは明らかですが、アクセス数が多い記事には、それ以外にも共通する特徴があることが分かります。
経験に基づくナレッジを紹介している
ランクインした記事には、「使ってみた」や「実際の活用法紹介」「普段から使っている者が解説」などのように、実際の経験に基づいて得た知識を紹介しているものが多いことに気が付きます。
Googleの検索エンジンにおいて重要視されるE-E-A-Tという4要素の中に「経験」という要素があります。「経験」とは、誰かの経験に基づくコンテンツが含まれているかどうか、という評価基準であり、そのようなコンテンツの方が信頼性が確保されている、と判断されるようです。
ランクインしていた記事にもこの「経験」の要素が多分に含まれていたことは間違いありません。ビッグキーワードを扱う記事の場合、検索ボリュームが大きい分競合も多くなりますが、その中でも「経験」に基づくコンテンツで、オリジナリティを出して勝負することが、アクセス数を稼ぐ上では重要なのかもしれません。
単にSEOライティングばかりを意識して記事を執筆するのも重要ですが、デザインの経験を生かしてデザイン関連の記事を書いてみたり、競合サイトが試していないような観点から、トレンドツールを評価してみたりなど、自分の「経験」に基づいた視点を含んだオリジナリティのある記事を書くことも、現在は求められているのでしょう。
まとめ
以上が、クーシーブログ2023年の振り返りになります!こうして改めて自社のブログを振り返ってみると、新たな気づきを得られるものですね。
この記事を読んでいただいている方の中で、同じようにオウンドメディアを運営している方がいらっしゃいましたら、年間の総合アクセス数ランキングを出してみると面白いかもしれません。その年のトレンドやGoogleの検索エンジンの傾向など、色々な気づきがあると思います!
2023年は変化の激しい年でしたが、2024年は一体どのような一年になるのでしょうか。
クーシーブログでは2024年も多くの記事を更新していきますので、今後ともよろしくお願いいたします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
クーシーブログ編集部
1999年に設立したweb制作会社。「ラクスル」「SUUMO」「スタディサプリ」など様々なサービスの立ち上げを支援。10,000ページ以上の大規模サイトの制作・運用や、年間約600件以上のプロジェクトに従事。クーシーブログ編集部では、数々のプロジェクトを成功に導いたメンバーが、Web制作・Webサービスに関するノウハウやハウツーを発信中。
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執筆者:小原太郎 デザイン:村上 千紘、藤川 有里紗