採用サイト｜株式会社ゼネット

就活生に共感と憧れを与える
採用サイトリニューアル

ゼネット様の採用サイトリニューアルを担当させていただきました。同社はICTベンダーとして、システムソリューションの提供による社会的課題の解決を目指し、事業を展開しています。システムを作るうえで人材をもっとも重要な資源と捉える価値観を、どのようにして就活生に伝え、共感を獲得するか。デザインや記載内容の選定などいくつかの視点から提案をさせていただき、プロジェクトを進めていきました。

プロジェクト期間とスコープ

IT企業らしさがあるサイトに

プロジェクト期間はおよそ半年。クーシーでは企画、情報設計、デザイン、コーディングまでを担当し、「IT企業らしいデザインにしたい」という要望にそって全面的なリニューアルを行いました。リニューアルサイト公開後の運用でもコンテンツに幅を出せるようパーツリストも作成しております。サイト内では写真を多く使っていますが、カメラマンの手配や撮影のディレクションもクーシーで担当しました。社内の雰囲気が伝わる写真にするべく、賑やかな雰囲気の中、クライアント様に楽しんでいただきながら撮影を行いました。

クライアントの課題

「ここで働きたい」という印象を持たせる

内定辞退率を下げるという最終的な目標に向けて、大手にも劣らない会社の強みをアピールすることが必要でしたが、リニューアル前のサイトでは会社の価値観や入社後のストーリーが見えづらいこともあり、就活生を囲いきれていないという課題がありました。
「ここで働きたい」という印象を持っていただくためにも、ユーザーにゼネットで生き生きと働く自分の姿をイメージしてもらうことは重要です。そのため「ゼネットの『考え方』に共感してもらうこと」と「ゼネットの『人』に憧れてもらうこと」を軸に、入社後の自分に対して就活生が前向きなイメージを持てるようなコンテンツを作ることを主眼にプロジェクトを進めていきました。

クーシーの提案

実績と入社後のストーリーで共感と憧れを与える

クーシーからは主に３つの提案を行いました。１つ目は実績や取り組みのアピールです。大手や競合に劣らぬ魅力を伝えるために、ゼネット様の実績や取り組みを一挙に宣伝することを提案しました。数値を使い、小さな実績でもそれをいくつも並べて見せることで、印象づけることが狙いです。
次に社員の写真を多く用いることです。社員同士がコミュニケーションをとっている様子を見せることで、職場の雰囲気の良さを伝えようという提案をいたしました。実際に働いている人の様子を知ることで、自分の入社後の様子に明るいイメージを持ってもらうための工夫です。また入社後のストーリーをイメージしてもらうためにも、社員インタビューをトップページに大々的に配置しています。
最後は明るいトーンの使用です。IT企業らしいデザインを目指しつつも堅苦しさのない、風通しの良い印象を与えるトーンを提案いたしました。コーポレートカラーの青を使いながら、堅い印象にならないよう色の深みは抑え、爽やかな水色をメインとしています。要所に緑や黄色といったカラフルな差し色も入れ、爽やかな印象に仕上げました。

制作のポイント

印象的なアニメーションと爽やかな写真

実績の紹介は、トップページ上部のスライダーと、ページ中ほどにある数値やグラフを用いて行いました。テキストを並べて、単なる情報の羅列として実績を紹介しても、就活生は十分に情報を得られないでしょう。そのため数値部分にはカウントアップなどのアニメーションをつけたり、スライダー部分にはキャラクターのイラストを置くことでキャッチーな雰囲気を演出したりすることで、サイト内でも目立つコンテンツに仕上がりました。紹介する実績も、有給取得率や研修制度の充実、福利厚生など「システムを作る前に人を創る」という企業理念が伝わる内容を選んでおります。
サイト内で用いる写真に関しては、上述のように社内の雰囲気が伝わるようにしつつ、さらに用途に合わせて構図に工夫を施しました。例えばキャリアストーリーの記事で使われる写真では、「笑顔」「目線を前に向ける」などのポイントを抑え社員が入社後、意欲的に成長している様子が伝わることを狙っています。また撮影中の服装も明るいものを選んでいただき、サイト全体の風通しの良い印象を一貫させました。
トップページのキービジュアルの写真に関しては、ゼネットの頭文字である「Z」の形に写真を切り抜いていたり、トップページ下部のキャラクターに花が咲くアニメーションをつけていたりなど、デザイン面の細かいこだわりを各所に散りばめているため、ユーザーはそういう面も楽しみながらサイトをご覧いただけるかと思います。

まとめ

クライアントのみならず、就活生の方からも好評

今回リニューアルのキーワードは、「共感」と「憧れ」。サイトオープン後、クライアント様のみならず、就活生の方からも好評を頂きました。エンドユーザーからの評価もいただけたのは、サイトのターゲットに対して「共感」と「憧れ」を上手に与えることができていたからであり、当初の目標に沿ったものを制作することができたのではないかと思っています。今後もエンドユーザーの評価まで視野に入れ、クライアント様の要望に沿った満足のいくサイトを目指し、誠心誠意取り組んでいこうと思います。