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コーポレートサイトを改善したい!改善手順と活用ツールとは?

コーポレートサイトを改善したい!改善手順と活用ツールとは?

コーポレートサイトを何もせずに、公開しているだけになっていませんか?単に公開しているだけでは、コーポレートサイトの効果を最大限に発揮できません。なぜならコーポレートサイトは、制作後の運用が大切とされているからです。

しかし、「コーポレートサイトの制作後は何をすればいいの?」「改善の仕方は?」と、コーポレートサイトの改善方法に悩む担当者の方もいるでしょう。そこで、今回はコーポレートサイトの改善方法について紹介します。

コーポレートサイトの効果を最大限に活かしたい方や改善方法について悩まれていた方は、ぜひ参考にチェックしてみてください。

コーポレートサイトを改善する目的とは?

コーポレートサイトの公開後は、改善を繰り返すことが重要です。なぜなら、公開しただけでは、理想的な効果が得られないことが多いからです。たとえば、「問い合わせ数や資料ダウンロード数を増やしたい」「アクセス数・Googleでの検索順位をあげたい」といった目的です。これらの目的は、改善を繰り返すことで成果が出てくるようになります。

そのため、コーポレートサイトが出来上がり公開した後も改善を繰り返し、コーポレートサイトの効果を高めることが重要です。改善には、表面的な改善と内面的な改善があります。企業戦略やデザインのトレンドの変更によって、デザインを修正する表面的な改善。コンテンツやWebサイトの構造を見直す内面的な改善があります。

これから紹介するコーポレートサイト改善の流れを参考に、コーポレートサイトの効果を高める運用をしましょう。

コーポレートサイト改善の流れ

コーポレートサイト改善の流れ

コーポレートサイトの改善について、手順を紹介します。コーポレートサイトを改善したいと思っていても、「どこを改善する必要があるのか?」疑問に思う人もいるでしょう。

ここでは、コーポレートサイトを改善する全体の流れを紹介します。

01.コーポレートサイトの目的を明確にする

まず、コーポレートサイトの目的をはっきりさせましょう。どの目的に向かって改善するべきかはっきりしていない場合、対策や解決策も考えにくくなってしまいます。さらに、解決策が効果的だったのかなど、改善結果が見えにくくなることも考えられます。

したがって、コーポレートサイトの目的を改めてはっきりさせることは、改善の際も重要なポイントです。目的を決めることで、目的達成に向けて解決策を考え、よりよい改善につながるでしょう。

02.現状から問題点を見つける

コーポレートサイトの改善目的を決めたら、次に現状の問題点を見つけましょう。問題点を見つけるために、現状を把握することが大切です。

現状把握には、次の章で紹介するツールの使用が便利です。ツールによって、コーポレートサイトの原罪の様子を数値化できます。アクセス数や流入経路、ユーザー層の把握までできるツールを活用し、現状の問題点を見つけましょう。

03.問題点から解決策を考える

コーポレートサイトの問題点を見つけたら、解決策を考えます。たとえば、資料ダウンロード数が少ないといった問題がある場合、資料ダウンロードができるボタンのデザインやボタンの配置を変更してみるといった解決策があります。

他には、コーポレートサイトのアクセス数が少ないといった問題もあるでしょう。解決策としては、「コーポレートサイト内のコンテンツを増やす」「内部リンクを増やす」といった方法があります。

このように目的に対する問題点を見つけたら、いくつかの解決策を考えてみることがおすすめです。

04.解決策を実施する

解決策を考えたら、コーポレートサイトで実施します。もし、複数の解決策がある場合は、優先順位を決めて実施してみましょう。

05.実施した解決策を分析する

さらに、解決策を実施した後もデータを元に分析してみましょう。解決策の効果が出ているのか、どの解決策が効果的だったかを分析することで、次の改善につなげます。

06.PDCAを繰り返す

コーポレートサイトの改善はPDCAを繰り返し、コーポレートサイトの効果を向上させることが大切です。

PDCAとは、目的達成までのサイクルを表します。

P…Plan 計画
D…Do 実行
C…Check 評価
A…Action 改善


定期的に改善を繰り返し、効果的なコンテンツやレイアウトを見つけていくことが、コーポレートサイトの成長には欠かせないでしょう。

コーポレートサイト改善で使用したいツール

コーポレートサイト改善で使用したいツール

コーポレートサイトの改善では、データ分析が必要です。そこで、ここではデータ分析に活用できるツールを3つ紹介します。

Google Analytics

Google Analyticsは、Googleが提供しているツールです。無料で利用でき、さまざまなデータを閲覧できます。Google Analyticsの特徴は、コーポレートサイトにアクセスしたユーザーの動向が把握できることです。

たとえば、ユーザーが何を使ってコーポレートサイトを閲覧したかがチェックできます。PC・モバイル・タブレットを使ったユーザー数を確認できることで、よりユーザーが使いやすいデザインの追求に役立ちます。

その他には、ユーザーがよく見ているページやどこからコーポレートサイトにきたのかがわかる流入経路などが把握できます。次の章では、Google Analyticsでチェックできる指標について詳しく紹介しています。Google Analyticsのデータを確認することで、ユーザーにとって利便性の高いコーポレートサイトの改善に役立つでしょう。

Google Search Console

Google Search Consoleも、Googleが提供しているツールです。Google Analyticsは、コーポレートサイト内のユーザーの動向を把握できるツールでした。一方、Google Search Consoleはコーポレートサイトへアクセスする前の検索キーワードやGoogleでの検索順位などをチェックできます。

アクセス数アップには、検索キーワードで上位表示されることも必要な条件です。そのため、「検索順位は何位なのか」「どのくらいクリックされているのか」を確認できることで、コンテンツの内容改善に役立ちます。

Google AnalyticsとGoogle Search Consoleは、連携が可能です。連携することで、アクセス数アップや目的達成(コンバージョン)までを一貫して確認できます。

Google AnalyticsとGoogle Search Consoleは、コーポレートサイトの改善にとても役立つツールです。コーポレートサイト公開後は、これらのツールを使い、改善に活用しましょう。

ヒートマップ

コーポレートサイトにアクセスしたユーザーの動きを把握できるツールが、ヒートマップです。ヒートマップは、「ユーザーがWebサイトのどのエリアをよく見ているのか」「どこをクリックしたのか」などの動きを、色別に表示します。

テレビでサーモグラフィーをつかって人の体温を赤や青で表示しているのを見たことがある人もいるでしょう。ヒートマップは、Webサイトをサーモグラフィーのようにひと目でユーザーの動きがわかります。
よく読んでほしいエリアとユーザーがよく見ているエリアが異なっている場合は、デザインや文字量のチェックなどが必要かもしれません。問い合わせや資料ダウンロード前にユーザーが離脱している場合は、それまでの見せ方の流れを変更する必要があると仮説が立てられます。

ヒートマップも活用し可視化されたデータを使えば、より効果的なコーポレートサイトの改善の手助けとなります。

Google Analyticsでチェックしたい項目

Google Analyticsでチェックしたい項目

ここでは、データ分析には欠かせないGoogle Analyticsの項目について紹介します。Google Analyticsはアクセス解析に優れたツールです。見るべきポイントがわからないといった人は、次の3つの項目に注目してみてください。

ユーザー属性

コーポレートサイトを訪れたユーザーについてチェックしてみましょう。コーポレートサイト改善の際は、ユーザー情報のチェックも大切です。ユーザー属性では、ユーザーの国・性別・使用媒体などがデータで閲覧できます。コンバージョンを設定することで、コンバージョン達成数の確認も可能です。

「想定したターゲット層に届いているのか」「デザイン改善の優先順位」などをチェックする際は、ユーザー属性のデータを活用してみましょう。

トラフィック獲得

Google Analyticsの集客欄にあるトラフィック獲得は、流入経路を確認できます。ユーザーが自社のコーポレートサイトにたどり着くまでの経路はさまざまです。

考えられる流入経路

  • キーワード検索による流入
  • コーポレートサイトのリンクによる流入
  • 広告による流入
  • 各SNSからの流入

ユーザーがどの経路からコーポレートサイトに辿り着いたのかを知ることで、Webサイトの改善に役立ちます。アクセス数を増やしたい経路やより効果を高めたい経路を把握し、コーポレートサイトのアクセス数向上が期待できるでしょう。

エンゲージメント

アナリティクス ヘルプによると、エンゲージメントとは、「サイトやアプリに対するユーザーの操作」と定義されています。エンゲージメントとしてカウントされるユーザーの行動条件は次の通りです。

  • 10秒以上の滞在
  • 2ページ以上の閲覧
  • コンバージョンの達成

エンゲージメントを高めることは、ユーザーにとってコーポレートサイトの利便性や有益性が高いことを表します。もし、滞在時間が短く、コンバージョンに繋がらない場合、コーポレートサイトのコンテンツの見直しやレイアウトの見直しなどの改善が必要と考えられます。

エンゲージメントをチェックし、ユーザーの使いやすさを把握し、コーポレートサイトの効果的な運用に役に立てましょう。

コーポレートサイトの改善事例

最後にコーポレートサイトの改善事例を紹介します。

「わかる」サイトを目指して岩手銀行Webサイトリニューアル

株式会社岩手銀行

参考

リニューアル前は、若年層からのアクセスが少ないことが課題でした。さらに、幅広い年齢層が活用する銀行のWebサイトでは、既存のユーザー層にも配慮した改善が必要です。

リニューアルでは、デザイン設計から見直し、どの世代でも直感的に操作ができるデザインに仕上げました。

国内最大手「辻・本郷 税理士法人」コーポレートサイトリニューアル

辻・本郷税理士法人

参考

リニューアル前のコーポレートサイトには、多数のコンテンツがありました。多数コンテンツがあることによりアクセス数はあるものの、古いコンテンツもあり、ユーザーの早期離脱や満足度が低下していることが課題でした。

そこで、有効ではないコンテンツを削除し、より親しみやすさを重視したデザインにリニューアルしました。長期的な運用を視野に、SEOやユーザーの満足度を高める内容に改善しています。

まとめ

コーポレートサイトは制作・公開しただけでは、理想的な効果は得られません。効果的な運用には、コーポレートサイトの改善を重ねていくことが重要です。

コーポレートサイトの改善には、目的を確認し、現状の問題を把握します。その後、解決策を考え実行し、さらに実行した解決策を検証していきましょう。

改善や解決策は、直感や経験に頼らず、データを活用することがおすすめ。データはGoogleが提供しているツールやヒートマップを利用してみましょう。

正しい改善を繰り返していくことで、コーポレートサイトの効果も感じられるようになります。ぜひツールを活用しながら、コーポレートサイトを改善してみてください。

三浦まなみ

この記事を書いた人

三浦まなみ

SNSマーケティングやキャリア、企業のブログ記事など様々なジャンルの記事を執筆。企画構成から執筆まで担当する。現在は、「AnyMaMa」にてライターとして活躍中。

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