コーポレートサイト|株式会社 マスダック
こだわり抜いた高品質をユーザーに伝える
コーポレートサイトリニューアル
同社は、オーブンやスチーマー、デポジッターといった食品機械の製造・販売を通じて、多くの企業の菓子生産を支援しています。『「おいしい」を世界へ。』という考えのもと、品質にこだわり抜いた機械を提供している同社の魅力をどのように伝えていくか。デザインやユーザビリティなど、いくつかの視点から提案をさせていただき、プロジェクトを進めていきました。
プロジェクト期間とスコープ
シンプルなデザインと構造で使い勝手の良いサイトに
プロジェクト期間はおよそ1年半。クーシーでは企画、情報設計、デザイン、コーディング、CMS実装までの全工程を担当させていただきました。同社の要望を細かく汲み取り、予算や期間を考慮して丁寧にプロジェクトを進めました。リニューアル後の製品追加にも対応できるよう、CMSはWordPressを採用しています。シンプルなデザインと構造設計で使い勝手の向上を図りました。
クライアントの課題
強みを伝えてお問い合わせを増やしたい
最終的な目標として「お問い合わせを増やしたい」という要望をいただいておりました。問い合わせの増加には、「同社の強みや特色をアピールすること」「新規顧客を取り込んでいくこと」などが必要でした。しかしリニューアル前のサイトでは、「高品質な機械を売っているという同社の強みを伝え切れていない」「コンバージョンに対するハードルが高い」「海外顧客へのリーチが弱い」などの課題がありました。本プロジェクトでは、これらを中心に対処していきました。
具体的には、①同社の強みである「食品機械のこだわり抜いた品質」をアピールする。②コンバージョンまでのハードルを下げる。③海外からの新規顧客を取り込む。この3つを軸に置き、問い合わせの増加に向けたサイト設計を行っています。
クーシーの提案
質へのこだわりを各所で表現
クーシーからは主に3つの提案を行いました。1つ目は機械メーカーとしての質の高さを表現することです。同社の強みである「機械の質の高さ」を伝えるため、サイト内で使う画像や動画は製品本来の存在感がサイト上で伝わるようにコントラスト・色調等の調整をしています。またフルリキッドのレスポンシブ対応を行い、どんな表示サイズでも整ったデザインでご覧いただけるようにしました。細かいこだわりですが、こちらも高級感の演出の一つです。
2つ目がマイクロコンバージョンを活かすためのサイト設計です。マイクロコンバージョンとは、問い合わせや購入といった最終的なコンバージョンの前段階にあたるもので、見積書や資料の請求がそれに当たります。ワンクッションを挟むことで、問い合わせまで至らないユーザー行動の可視化が期待されます。同社からこちらを設置したいという提案がありましたので、今回は見積もりや図面ダウンロードを設定しました。マイクロコンバージョンの効果を最大限発揮するべく、ユーザビリティに配慮してサイト設計やフォームのデザインを行っています。
最後が海外向けページの質を高めることです。リニューアル前のサイトでは、日本語サイトの自動翻訳で対応しており、Google検索から海外顧客の入口になるページがありませんでした。リニューアル後は海外向けページのためにテキストを用意し、英語表記に合わせてレイアウトを調整することで、海外顧客が検索する際の入口を用意し、ユーザーにとって使い勝手が良いサイトを目指しました。
制作のポイント
高級感の演出とユーザビリティの向上
ファーストビューをどう構成するかは重要なポイントでした。ここでユーザーに伝えたいのは、同社が食品ではなく「食品機械」を販売してる会社であることです。これを瞬時に見せるためにキービジュアルに採用したのが、機械の動画と画像を並べて表示するレイアウトです。動画では稼働時の機械の動き、画像では機械の全体像が見られるようになっています。
マイクロコンバージョンとして設けた見積もりや図面ダウンロードについては、極力簡単に申し込めるようにしてあります。具体的には、製品詳細ページから申し込みフォームに直接遷移する導線を設けました。ポイントは、申し込みフォームに遷移した時点で、その製品に関する情報がフォームに自動入力されることです。これによりユーザーが入力する手間を軽減し、申し込み完了までの距離を縮めています。
海外向けページでは細かい表示に注意しました。例えば、複数形。複数アイテムを選択した場合、「2 item」ではなく「2 items」となるように表示を動的に設定しました。英語話者の方にとっては気になるところかと思います。また、英語は日本語に比べて文字数が多くなる傾向があります。これによりデザインが崩れないよう、英語テキスト反映後にレイアウトの微調整を行いました。いずれも細かいことですが、日本語版サイトに劣らない質の高さを維持するために必要な対応であったと考えています。
まとめ
機械の質をサイトの質で表す
今回のリニューアルは、お問い合わせを増やすことを目標に、コンバージョンに繋がりやすいサイト設計を目指して進めました。「こだわり抜いた高品質の機械を提供している」という同社の強みをサイト上で表現するために、写真や動画の映し方、きめ細かいレスポンシブ対応、英語表記への対応など、サイト自体にも随所にこだわりを散りばめ、「サイトの質」と「機械の質」を結びつける形で同社の強みを表現しています。機械の質の高さがユーザーに伝わるものにできたのではと考えています。
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