コーポレートサイト｜株式会社バンダイナムコセブンズ

業界の画一的なイメージからの
リブランディング

バンダイナムコセブンズ様のコーポレートサイトのリニューアルを担当させていただきました。同社は遊技機の企画、開発および映像基板の開発・製造・販売などをされています。今回のリニューアルの目的は「リブランディング」。従来のイメージを脱却して、自社と自社の製品のおもしろさを伝えたい。そして、将来のファンと求職者の方々に「バンダイナムコセブンズはスマートでおもしろい会社」であると認知していただけるように、コーポレートサイトのリニューアルを行いました。「スマート」と「おもしろさ」をいかに実現するかが、今回のリニューアルのテーマです。

プロジェクト期間とスコープ

ターゲットは「将来のファン」と「求職者」

プロジェクト期間は5ヶ月ほど。クーシーでは、企画、設計から制作（デザイン・コーディング）に至るまで、すべて担当いたしました。サイトで社内の写真をたくさん使っていますが、こちらは外部のカメラマンが撮影しています。カメラマンの手配やディレクションも弊社で行いました。ターゲットは「遊技機をきっかけにバンダイナムコセブンズに興味を持ってくれた人」、そしてバンダイナムコセブンズで働いてみたいと思っている「求職者」の方々です。まったく層の違うターゲットにどう訴求していくのか、戦略を練りました。

戦略

「バンダイナムコセブンズらしさ」を言語化してデザインに

いずれのターゲットに対しても、鍵は「いかにバンダイナムコセブンズらしさを表現するか」。キーワードは「スマート」と「おもしろさ」です。とくに「スマート」を前面に出したいという強いご希望がありましたので、これに応える形でリニューアル後のサイトでは背景に半透明の黒を重ね、シックでクールな雰囲気にしています。アクセントカラーには、バンダイナムコグループのキーカラーであるブルー、グリーン、イエロー、レッドの4色をグラデーションにして使用しました。背景の黒によりグラデーションの鮮やかさが引き立ち、落ち着きのある華やかさを演出しています。採用ページでは「世の中を驚かすような”オモシロイ”を追求する人」が集まっている会社であることが伝わるように、デザインやアニメーションを設計しました。

デザイン

動きでニュアンスを伝えるアニメーションにこだわり

「おもしろいことをしている会社」であることをアピールするために、演出方法として多用し、こだわったのがアニメーションです。トップページのキービジュアルをはじめ、テキストやボタンなどに各種アニメーションを設定しています。
アニメーションはただ付けるだけだと動きが単調になり、ニュアンスが感じられません。動きを細かく設定することで緩急がつき、おしゃれさやおもしろさが加わって、見ている人を楽しませるものになります。
採用ページでは画面の半分だけをスクロールさせたり、既出のセクションの上に次のセクションを重ねたりするなど、スクロールも凝った作りにしてあります。これは話の始まりと終わりをわかりやすくするための演出です。スクロールにともなってお話が層のように重なっていく様子をデザインで具現化しました。
以上のような意図で動きをたくさん入れましたが、動きが多いと情報は読みづらくなります。これを避けるため、ユーザーに向けたメッセージはコンパクトにまとめて伝えるようにしました。テキストの量を絞り、１スクロールで一つのメッセージがさっと見られるように配慮してあります。社員の方や社内の様子の写真も、バンダイナムコセブンズがどんな会社であるかをいきいきと伝える材料となっています。

まとめ

きめの細かいコミュニケーションでクライアントの希望を実現

今回のリニューアルでは、将来のファンと求職者の方々をターゲットとして、バンダイナムコセブンズを「スマート」かつ「おもしろそうな会社」と思っていただけるサイトを目指しました。
このようなサイトを実現できたのは、「こんなサイトを作りたい！」という明確な希望をクライアント様がお持ちだったからです。これを形にするのが弊社の役割であり、きめの細かいコミュニケーションを取りつつご提案を重ねたことが、プロジェクト成功のポイントだったと考えています。
クーシーではお客様のご要望に丁寧にお応えしつつ、サイトリニューアルを行っております。「新しいサイトはこうしたい」というご希望があれば、ヒアリングの際、お気軽にご相談ください。メリットやデメリットを踏まえて、最適なご提案をいたします。