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大学スマホサイトの使いやすさランキング最新版! AIチャットボットが示す新トレンドとは?

大学スマホサイトの使いやすさランキング最新版! AIチャットボットが示す新トレンドとは?

目次

  1. 1. ぜひ注目してほしい! 調査結果が示す3つの新潮流 ▼
  2. 2. ユーザビリティ評価ランキングトップ20校 ▼
  3. 3. 最新トレンド! 生成AI対応チャットボット導入の最前線 ▼
  4. 4. 新時代の大学サイト。トレンドから見えるこれからの「カタチ」▼

スマートフォンでの閲覧が当たり前となった今、大学サイトの「使いやすさ(ユーザビリティ)」にも新しい風が吹いています。日経BPコンサルティングが実施した「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査2024-2025」では、調査開始以来初となる100点満点を獲得する大学が現れました。同時に、生成AI対応チャットボットの導入が加速するなど、大学サイトも着実な進化を遂げています。

この記事では、調査結果をご紹介し、Web制作会社ならではの観点で読み取れる情報をみなさまにお届けします。若年層のスマートフォン利用実態を踏まえた最適化の秘訣が、きっと見つかるはずです。

ぜひ注目してほしい! 調査結果が示す3つの新潮流

  1. 東京工芸大学が調査史上初の100点満点を達成! ユーザビリティに対応した最新の大学サイトとは?
  2. ユーザビリティ調査からわかる! 若者向けサイト制作のポイントとは?
  3. チャットボット導入校が前回調査から倍増。業務効率化とユーザー対応の質向上を両立する新しい取り組みが広がっています!

ユーザビリティ評価ランキングトップ20校

ランキング上位校の顔ぶれは? 調査からわかる優良な大学サイト

今回の調査では、東京工芸大学が見事に100点満点を獲得しました。前回の調査で唯一合格できなかった「トップページの表示速度」の改善に取り組み、今回は見事に満点を取得! 調査では、順位の上昇幅ランキングも公開されており、こちらの一位は前回243位から35位へと順位が大幅アップした千葉大学がランクインしています。

順位 大学名 総合スコア 前回の順位
1 東京工芸大学 100.00 1位
2 北海学園大学 97.33 2位
3 工学院大学 93.33 3位
4 名古屋市立大学 92.44 5位
5 明治学院大学 86.22 13位
6 東京工科大学 84.56 4位
7 東京都市大学 84.22 12位
8 西日本工業大学 83.33 8位
9 駒沢女子大学 83.11 10位
10 大妻女子大学 82.89 8位
11 青山学院大学 81.56 7位
12 北海道科学大学 81.22 6位
13 帝京大学 80.22 15位
14 崇城大学 80.22 14位
15 神戸学院大学 80.00 20位
16 静岡県立大学 78.78 16位
17 日本女子大学 75.67 18位
18 福岡教育大学 75.33 19位
19 大阪電気通信大学 74.89 47位
20 城西国際大学 74.22 30位

審査指標からわかる! ユーザビリティ評価のポイント

総合スコアは以下8つの審査基指標によって算出されています。裏返せば、これら指標を意識することが、学校サイトのユーザビリティの改善につながるわけですね!

  1. 通信への配慮 :表示は速いか、通信量は多くないか
  2. 見やすさ : 文字の大きさ、表や画像は見やすいか
  3. 操作のしやすさ : タップ領域やスクロールはしやすいか
  4. トップページ・ユーザビリティ : トップページのナビゲーション機能はよいか
  5. サイト・ユーザビリティ : サイト内を巡るときのサポート機能はあるか
  6. メインコンテンツへのアクセス : 主要コンテンツはあるか、アクセスしやすいか
  7. サイト内検索 : 検索の精度は確かか
  8. インタラクティブ : 交通アクセスや問い合わせ案内は適切か

近年発売されるスマートフォンは6インチ以上の大画面が主流となっていますが、調査に用いられたのは、4.7インチ画面のiPhone 8です。この調査方法からユーザビリティを確かめるヒントが得られますね。つまり、画面の小さなデバイスでこそユーザビリティの課題が見つけやすく、文字の視認性やボタンの操作性などの問題点が浮き彫りになります。多くのユーザーに使われている旧型のiPhone 8での検証は、いまもまだサイト改善の際の重要な指針となるでしょう。なお、下記が調査方法となっています。

  • 対象大学

    : スマホサイトを提供している国立大学、公立大学、私立大学のうち、 学部生の多い265大学(国公立大学で2,000人以上、私立大学で3,000人以上)

  • 調査期間

    : 2024年6月上旬から9月上旬

最新トレンド! 生成AI対応チャットボット導入の最前線

倍増したチャットボット導入校! その背景とは?

この3年間で大学のチャットボット導入が大きく加速しています。前回調査では約10校だった導入校が、今回の調査では新たに10校以上が加わり、実に倍増という結果となりました。単なる問い合わせ対応の効率化だけでなく、受験生や在学生とのコミュニケーションを深め、さまざまな声に対応したいという大学側の積極的な姿勢が見て取れます。

特に興味深いのは、各大学のチャットボット設置箇所です。前回調査までは主にトップページや「在学生の方へ」ページへの設置が一般的でしたが、今回は以下のような特徴的な展開が見られました。

  • 入試情報サイトでの活用:

    獨協大学、立正大学、立命館大学など、受験生とのダイレクトなコミュニケーションを重視

  • 学部別の展開:

    明治大学では各学部で異なるターゲット設定を行い、一部の学部では卒業生も対象とし、きめ細かな対応を実現

このような変化からは、大学サイトにおけるコミュニケーション機能の重要性が高まっていることが読み取れます。日経BPコンサルティングでも、将来的にチャットボットの有無や対応レベルが重要な評価指標となる可能性を指摘しています。

国立大学で初の生成AI対応チャットボット導入! 大学サイトの新潮流になるか?

特に注目したいのが、国立大学ではじめて生成AI対応チャットボットを導入した東北大学の事例です。学内公募の若手職員によるDX推進チームが中心となり、さらに有志の学生もプロジェクトに参加する形で進められました。従来のチャットボットに比べ、より「人間らしい」対応ができることが導入のきっかけとなったそうです。東北大学は、DX推進チームによるこの先端的な取り組みを積極的に発信し、全国の大学に向け業務改革のリーダーシップを取る姿勢を明確に示しています。

参考

大学には受験生、学生、教職員、大学事業に関わるステークホルダーに向け、多種多様の情報が大量に発信されています。誰もが希望する情報にスムーズにたどり着ける、さらにあらゆる手続きを24時間365日体制で対応できる窓口サービスとして、生成AI対応のチャットボットは今後もさらなる広がりを見せていくのかもしれません。

新時代の大学サイト。トレンドから見えるこれからの「カタチ」

スマートフォンのユーザビリティは、実は私たちのWebサイト全体の「健康診断書」のようなものです。画面の小ささゆえに、情報設計の綻びや使いにくさが如実に現れるのが、スマートフォンサイトだからです。その最適化に向き合うことは、結果としてあらゆるデバイスでの使いやすさを高めることにつながっていくはずです。

大学広報の現場では日々、多様な情報ニーズと向き合いながら、より良い発信の形を模索されていることでしょう。これからも私たちは、大学サイトの先進事例や効果的な運用のヒント、そして生成AIに代表される新しいテクノロジーの可能性について、現場のみなさまの役に立つ情報をお届けしてまいります。

私たちクーシーは、時代の変化にアンテナを張り巡らしながら、受験生や学生に寄り添ったサイト制作を行ってきました。その一例として、継続的にサイト制作を担っている神戸電子専門学校様のサイトでは、「Z世代向け」のWeb制作・運用を実践しています。

オウンドメディアの目的とは?成功するために指標や行動設計も重要

神戸電子専門学校サイトリニューアル

ユーザビリティやUIUX設計について、日々、大学をはじめとする多くのお客様に最適な解決策をご提案してきました。Web制作や運用に関する小さな疑問でも構いません。ぜひお気軽にご相談ください。

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