コーポレートサイトのデザインはこれで決まる!5つのポイントとは?
- カテゴリ

コーポレートサイト制作時に「どんなデザインがいいだろうか?」と悩む人もいるでしょう。
さらに「かっこいいコーポレートサイトにしたい」「おしゃれなコーポレートサイトにしたい」と考える人も多いのではないでしょうか?
コーポレートサイトのデザインによって、企業イメージが左右されます。
もし、コーポレートサイトのデザインが、ユーザーにわかりにくい・読みにくいといった印象を与えてしまったら、企業の信頼性が下がってしまうかもしれません。
もし古いデザインのコーポレートサイトだったら、企業の革新性や新しさを伝えることはできないでしょう。
このように、コーポレートサイトのデザインは、企業イメージが決まる重要なポイントです。そこで本記事では、コーポレートサイトをデザインする際のポイントを5つ紹介します。
コーポレートサイトのデザインの特徴
まず、コーポレートサイトのデザインの特徴を紹介します。
コーポレートサイトは「シンプル」なデザインが主流です。そのほかに、アニメーションを活用したコーポレートサイトも増えてきているのが特徴です。
シンプル

コーポレートサイトは、企業情報をわかりやすく・正確に伝える必要があります。
さらに、問い合わせや資料のダウンロードなど、企業の営業活動の役割を担っています。
それらの役割や効果を十分に発揮するために、情報がわかりやすい「シンプル」なデザインが多いでしょう。
シンプルなデザインのコーポレートサイトは、最近のトレンドのデザインです。不必要なテキストや写真が少なく、情報を最小限にすることで、伝わりやすさがアップします。
ミニマルデザインと呼ばれる余白を広く使ったデザインや、企業メッセージをテキストで表現したデザインなど、Webサイトに表示される要素を少なくしたデザインです。
シンプルなデザインのコーポレートサイトは、ユーザーに伝えたい内容をわかりやすく表現できます。
アニメーション
アニメーションを使ったコーポレートサイトも、最近のトレンドの一つです。
アニメーションは、キャラクターやイラストを使って、企業の特徴を伝えられます。
たとえば、一般消費者に馴染みの少ない製品を販売している産業機械メーカーなどを扱う企業では、アニメーションが役立つでしょう。
商品の説明だけでは、一般消費者には理解しにくい情報もキャラクターやイラストを使って表現することで、親しみやすさが加わります。その結果、認知度のアップにも効果が期待できるでしょう。
さらに、アニメーションは、Webサイトに動きをつけることが可能です。
スクロールに合わせて、写真が表示されるWebサイトをみたことはありませんか?
ユーザーのマウスの動きに合わせて、要素が表示されるアニメーションは、ユーザーの目を引きつけるメリットがあります。
アニメーションには、情報をわかりやすくする効果に加えて、親近感や関心を引きつけることに効果的です。そのため、コーポレートサイトのデザインに採用する企業も増えています。
コーポレートサイトのデザインのポイントは?

コーポレートサイトをデザインする際のポイントを、5つ紹介します。
企業イメージやペルソナを考慮して、それぞれ決めていくことが大切です。
配色

コーポレートサイトで使う色の割合は、重要なポイントです。
Webサイトは、「3色」が基本です。ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーを70%:25%:5%の割合で配色することが、美しいWebサイトの一つの条件とされています。
3色以上を使ったデザインは、情報がわかりにくくなるデメリットがあります。もし3色以上・カラフルなコーポレートサイトを希望する場合は、色の明細度を合わせることで、まとまりのあるコーポレートサイトになるでしょう。
コーポレートサイトの配色を決める際は、企業ロゴに使われている「コーポレートカラー」を参考にすることもおすすめです。
コーポレートカラーを活用することで、ひと目で「あの企業のWebサイトだ!」と認識されやすくなります。さらに、色の組み合わせによってブランディングの効果も期待できます。
この他に、色が与えるイメージの違いも知っておくことがおすすめです。
例えば、以下のように色によって、人に与えるイメージが変わります。
- 赤・・・・・情熱・活気・危険・注意
- 黒・・・・・高級感・重厚感・暗い
- 青・・・・・信頼感・清潔感・海・空
- オレンジ・・健康・あたたかさ・太陽
グローバルなコーポレートサイトを制作する場合には、対象国が持つ色のイメージについてもあらかじめリサーチしておくと安心です。
コーポレートサイトの配色によって、ユーザーに与えるイメージが異なります。与えたい企業イメージをよく考えて、色を選ぶことがポイントです。
写真やイラストなどの素材

コーポレートサイトでは、社屋や社員、イメージ写真など、写真やイラストを使ってデザインすることがあります。
写真やイラストなどの素材を使用する場合は、コーポレートサイトの全体のイメージと合わせた素材を用意しておくことがおすすめです。
たとえば、モノクロのシンプルなコーポレートサイトに、カラフルなイメージ写真を使用した場合、写真だけがカラフルで違和感を感じるデザインになってしまいます。
イラストを使用する場合も、コーポレートサイト全体のデザインとマッチする、色やテイストのイラストを用意することがおすすめです。
全体のデザインとマッチしない写真やイラストの素材は、その箇所だけまとまりがなく見えてしまいます。
- 写真であれば、明るさや彩度を調整してコーポレートサイトに合わせる
- デザインのテイストに合わせたイラストを用意する
色やフォント、レイアウトが完璧でも、使用する素材が全体のデザインに合わない場合、「かっこいい」「おしゃれ」なコーポレートサイトとは感じにくいでしょう。
素材選びは、全体のデザインに合わせることがポイントです。
フォント

コーポレートサイトに使用するフォントも、デザインの印象を左右させるポイントです。
フォントといっても、明朝体やゴシック体に代表されるように文字の形に違いがあります。
文字の形が違うことで、フォントが与える印象も異なります。
たとえば、明朝体です。書道のようなきっちりした書体は、フォーマルさを感じられます。一方で、コーポレートサイト内の長文で明朝体を使用すると、読みにくいといったデメリットがあります。
ゴシック体は、カジュアルな書体ですが、可読性に優れているフォントです。長文の文章でも使いやすいメリットがあります。
さらに、フォントのサイズにも注目するとより伝わりやすいデザインのコーポレートサイトが出来上がるでしょう。
コーポレートサイトの制作時には、ペルソナやターゲットとしてユーザーの人物像をあらかじめ想定して進めます。
想定するユーザーの年齢や性別で、フォントのサイズを検討してみましょう。
20代に合わせたフォントサイズは、60代には文字が小さく読みにくいといった場合があります。そのため、ユーザーの年齢層が高い場合は、大きめのフォントサイズがおすすめです。
さらに、線の細い文字は女性的なイメージを与えます。線の太い文字は、男性的で力強いイメージです。
このように、フォントのサイズや形にも配慮することで、より可読性に優れたデザインのコーポレートサイトが出来上がるでしょう。
レスポンシブデザイン

忘れてはいけないのが、「レスポンシブデザイン」です。
レスポンシブデザインは、PC・スマートフォン・タブレットなど、サイズの違うさまざまな媒体で閲覧可能なデザインのことです。
「Googleが掲げる10の真実」にあるように、Webサイトもモバイルファーストが推奨されています。
現代は、スマートフォンの普及・通信速度が改善されているため、スマートフォンからいつでもどこでも、手軽にインターネットを使えます。
そのため、コーポレートサイトもスマートフォンから閲覧した場合のデザインの制作が必要です。
PCサイズで制作されたデザインは、スマートフォンから閲覧するとレイアウトが崩れてしまい見にくいコーポレートサイトになってしまいます。
コーポレートサイトのデザインがしっかり表示されない場合、ユーザーは企業に対して不安に思ってしまうこともあります。
スマートフォンやタブレットなどの媒体で閲覧しても、レイアウトが崩れないデザインが重要です。
UI/UX
UI/UX と呼ばれる、ユーザーの利便性を考慮したデザインにしましょう。
UI/UX は、ユーザーがWebサイトを通して触れる情報や体験のことです。フォントや配色、レイアウトなどは、ユーザーと情報を繋ぐ役割を持っています。
フォントや配色にまとまりがなく、情報が伝わりにくいデザインのコーポレートサイトは、UI/UXが優れているとは言えません。
UI/UXが優れたコーポレートサイトは、ユーザーのWebサイトからの離脱を防ぎます。その結果、問い合わせ、資料の請求やダウンロードの数が増加するなど、コーポレートサイトの目的を達成しやすくなる効果があります。
ペルソナやターゲットを意識して、わかりやすく使いやすいレイアウトやデザインが大切です。
コーポレートサイトのデザイントレンドは?

コーポレートサイトにもデザインのトレンドがあります。
シンプルでわかりやすいデザインが主流のコーポレートサイトですが、シンプルといってもさまざまなデザインがあります。
シンプルさが引き立つデザインは、ミニマルデザインやグリッドデザインです。
ミニマルデザインは、最低限の情報で構成されています。そのため、伝えたい情報にインパクトをもたせ、ユーザーの注意を引くことに効果的です。
グリッドデザインは、規則正しく並んだレイアウトです。シンプルかつ内容の伝わりやすさに優れています。
この他に、これから注目されるデザインとして、インタラクティブコンテンツがあります。
コーポレートサイトを通して、問題解決などの体験ができるインタラクティブコンテンツは、リピートにもつながるコンテンツです。
これまでのコーポレートサイトは、企業が情報をたくさんのユーザーへ発信する一方通行な存在でした。しかし、インタラクティブコンテンツは、コーポレートサイトを通して、ユーザーごとに情報を提供できます。
たとえば、計算機を使ったコンテンツは、ユーザーごとにシミュレーションされた見積もり金額を提示できます。アンケートやクイズを通して、ユーザーごとにおすすめの製品を紹介することも可能です。
このように、一方的に情報を発信するだけでなく、ユーザーごとにカスタマイズされたコンテンツをコーポレートサイトから提供できます。
コーポレートサイトのデザインにも、時代によって流行りがあります。トレンドだけを重要視すると、ユーザーの利便性が下がる可能性があるでしょう。デザインのトレンドを参考にしつつ、自社のコーポレートサイトのデザインに役立ててみてください。
デザインが参考になるコーポレートサイト
ここでは、デザインの参考にしたいコーポレートサイトを紹介します。
企業によって、こだわっているポイントが異なっています。
TOPページだけでなく他のページも、つい見たくなるデザインや動きのコーポレートサイトです。ぜひ参考にしてみてください。
株式会社伊藤園

参考
シンプルながらも、Topページの動画が目を引くコーポレートサイト。「伊藤園といえばお茶」と誰もがイメージする中、茶畑や茶葉が撮影された印象的な動画が、さらにお茶の印象を強めます。
先月リニューアルされたばかりの伊藤園のコーポレートサイト。オーソドックスなサイト構造で、デザインも奇異をてらわず、シンプルなレイアウトで構成されていて企業サイトとしての教科書的なWebサイト。サステナビリティしっかり設置されていますね。
株式会社ASNOVA

参考
掲載されている写真がスムーズに変わり、ユーザーも思わず注目する動きのあるコーポレートサイトです。キャッチコピーの「情熱」とメインカラーで使用されている「赤」から、企業メッセージが伝わります。
細部の動きにもこだわったモバイルフレンドリーなサイト。メニューの読ませたいページを大きく立たせるところも素敵な導線設計ですね。
株式会社アソビズム

参考
配色はとてもシンプルながら、ゲームのキャラクターや社内の綺麗な写真が引き立つデザインのコーポレートサイトです。
Topページでキャラクターが次から次への現れる動画は、「次に何が出てくのかな?」と気になり、訪れたユーザの興味関心を高めます。
ずるい!の一言ですw ゲームキャラクターのフィギュアを使った独創的なクリエイティブイメージ。思わずいろんなページを見てしまいますね。
FREEDOM株式会社

参考
先進的な印象を与えるアニメーションが特徴的なコーポレートサイトです。動きのあるコーポレートサイトですが、情報がどこにあるかわかりやすいレイアウトも参考にしたいポイントです。
動きの気持ちよさが秀逸なコーポレートサイト。従来コーポレートサイトは過度な演出を避ける傾向があり動きがあまりないものが多かったのですが、ボタン・リンク操作が直感的に感じられるような動きが設計されています。
まとめ
コーポレートサイトのデザインは、企業イメージを決める重要なポイントです。
「コーポレートサイトをかっこよくしたい」「おしゃれなコーポレートサイトを作りたい」と理想を持つ人は多いでしょう。
しかし、トレンドのデザインを真似るだけでは、営業やブランディング、情報提供などのコーポレートサイトの効果が少なくなってしまいます。
そのため、色やフォントなど細部にこだわりながらも、ユーザーの利便性に配慮したデザインがポイントです。
ターゲットとなるユーザーの人物像や伝えたい企業イメージを明確にすることで、ユーザーの利便性が高く、信頼も感じられるコーポレートサイトになります。
さらに、他の企業や競合他社のコーポレートサイトを参考にすると、コーポレートサイトのデザインを制作する際にも役立つでしょう。
今回紹介したコーポレートサイトもぜひチェックして、自社のコーポレートサイト制作にお役立てください。
Web制作の課題はクーシーが解決します
-
コーポレート
サイト制作各ステークホルダーに合わせて情報設計を行い、企業のブランディングが伝わるデザインを心がけています。
クーシーのWeb制作実績
-
「わかる」サイトを目指して
岩手銀行Webサイトリニューアル岩手銀行のコーポレートサイトをリニューアル。専門用語が多く難しい印象を与えてしまいがちな銀行サイトですが、ラベリングやUI設計にこだわり、親近感のわくサイトを目指しました。
記事を読む
-
難解サービスを再構築。
アイディア コーポレートサイトアイディア株式会社は、海事産業界向けプラットフォームの開発・運用を行うスタートアップ企業。収集した膨大な航海データを活かして航海支援スマホアプリ「Aisea(アイシア)」を小型船舶向けに提供。本プロジェクトでは、コーポレートサイトおよび「Aisea」サービスサイトのリニューアルを手がけました。
記事を読む
-
国内最大手「辻・本郷 税理士法人」
コーポレートサイトリニューアル辻・本郷 税理士法人は、北は北海道から南は沖縄まで国内60拠点以上を展開する国内最大手の税理士法人です。法人/個人、医療・公益法人・地方公共団体といった様々な顧客に向けて会計・税務顧問業務をはじめ、事業承継、組織再編、M&Aアドバイザリーなど幅広いサービスを提供しています。本件では、同法人のコーポレートサイトをリニューアルしました。
記事を読む