ECサイト運営のコツ!受注・在庫管理は一元管理システムで効率化
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自社でECサイトを持つときに一番の課題となってくるのが集客です。手数料が高いとはいえ、Amazonや楽天などすでに集客力のあるECモールに出店して販売数を確保することが多く見られます。
多数のサイトに出店しているときに、在庫管理や受注管理をアナログで対応すると業務オペレーション負荷が上がり、人件費や社員とのエンゲージメントなどに影響が出てしまいます。
またオフラインでのショップを持っていると、在庫管理の連動も必要となりオペレーションフローやコミュニケーションミスによる人的ミスで出荷が遅れるなどのトラブルが起こり、ユーザーにまで悪影響を及ぼします。
今回はこのような在庫管理に関する課題をいかに解決するかをご紹介したいと思います。
複数のECチャネルで販売するときの在庫管理の問題点
ユーザーが商品を購入しようとした時に在庫がない状態は、機会損失になります。たとえば在庫が1個しかなく、販売するチャネルが3サイトあるとすると1サイトだけ在庫ありの状態として、ほかのECサイトは在庫なしとしなければなりません。
すべてのECサイトで在庫を1として表示して、どこかのECサイトで商品が売れたら、すべてのECサイトで在庫0とするのがECの在庫一元管理システムになります。

在庫連動するときにタイムラグを気にされる方が多いですが、実際にタイムラグが大きいと在庫がないのに販売してしまうことになります。これを回避するために販売在庫を登録しておきます(サービスによって異なります)。
倉庫にある実在庫とは異なり、販売する数を設定しておくのが販売在庫となります。定期的(1日1回程度)に販売在庫を登録することによって、販売在庫がなくなると在庫が0になります。
受注管理の問題点を一元管理で解決
ECサイトで在庫管理と同じく重要な業務となるのが受注管理。ユーザーから注文を受けてからメール配信、入金管理、出荷作業、配送など業務量はかなり多く、このステータス管理も煩雑になりがちです。
受注管理のオペレーションを複数のチャネルで別々に管理することは非効率極まりないため、それらの管理が一元管理できるかが非常に重要。
受注を一元管理できると複数チャネルでの注文状況を一目で把握できるため、どの商品がどのチャネルで売れているかも把握できます。またステータス管理も各チャネルで別々にやる必要がなく、ログインも1回で同じ画面で管理が可能。メールや伝票発行も一元化可能。

ECは外部サービスとの連携がポイント

ECサイトでは外部サービスとの連携がポイントとなります。
色々なEC在庫管理サービスがあるので、どう選んで良いか分からないと思う方も多いと思います。一番注視するべきポイントは、外部サービスとの連携です。
ECモール、POS、WMS、リコメンド、検索などなどECサイトは外部連携が非常に多くなります。外部連携に優れたEC在庫管理サービスをご紹介します。
ネクストエンジン
月額費用 | 10,000円~ 受注件数により従量課金 |
---|---|
初期費用 | なし |
カスタマイズ | あり |
導入実績 | 30,000店以上 |
クロスモール
月額費用 | 5,000円~ 商品課金、受注課金なし |
---|---|
初期費用 | なし |
カスタマイズ | あり |
導入実績 | 1,500社以上 |
最近、日本でも広がり始めているShopifyもネクストエンジンと連携しています。紹介した上記2サービスには商品登録機能も備わっています。
業態によって様々ですが大量に商品を扱う、季節ごとに商品の入れ替えなどがある場合、複数のチャネルに商品登録するのは膨大な作業が必要になります。一括で商品登録することで圧倒的に業務を効率化できるためオススメ。
ひとくくりにECサイトと言っても、ただオンラインでの販売だけでなく、店舗での販売、在庫管理、倉庫業務、発送、配送など業態によって多岐にわたり、どのサービスを利用し、どのように連携するか選択肢が非常に多く難しいです。それぞれの業務知識とサービス理解、そしてECサイトの知識が必要になります。
ほかにも在庫、受注管理のサービスは色々とありますが、販売在庫、受注管理、商品登録にPOS、WMSとの連動を考えると優れていると思います。「販売在庫のみ一元管理したい」のようなニーズであれば他に適したサービスもありますし、「倉庫業務管理(WMS)を検討したい」のようなニーズであれば、他のサービスとの組み合わせが必要になります。
おわりに
今回は販売在庫と受注管理のサービスを紹介させていただきました。ECサイトではある程度規模が大きくなってくると、倉庫管理(WMS)や店舗販売のPOSデータなどと連動する必要があります。ECサイトでの受注から配送までのフルフィルメントを効率化することで、競合と大きな差別化になります。
初めの選択で失敗すると修正に大きなコストと時間がかかりますので、よく検討して導入することをオススメします。
牧野
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