【体験談】Web制作会社でのインターンの様子を大学生がレポートします!
「Web制作会社のインターンって何をするんだろう」
「どんなスキルが身に付くのかな」
「応募するために何を準備しないといけないんだろう」
この記事を読んでいるあなたは、こんな疑問をお持ちじゃないですか?
今回は、実際にWeb制作会社のインターンとして働いている私が、1ヶ月間働いてみてのレポートを記事としてまとめてみました!
- Web制作会社のインターンの業務内容
- インターンに必要なスキル
- インターンを経て感じたこと
これらのうち1つでも興味のある方は、ぜひ最後までお読みください!
自己紹介
まず私のプロフィールを軽く紹介します。
年齢:20歳
大学:神奈川の大学 経営学部 3年
趣味:音楽鑑賞
私は現在、一人暮らしをしながら神奈川の大学に通う学生です。大学では経営組織論という組織運営に関する学問を学んでいます。
みなさんも感じたと思いますが、大学ではWeb制作とほとんど関係のないことを学んでいるんですよね。元々ライティング業務に興味があってこのインターンに応募したので、大学とはほとんど関係のないことをインターンで行っています。
クーシーはどんな会社?
私がインターンをしている株式会社クーシーは、恵比寿に本社を置くWeb制作会社です。
会社は恵比寿駅から徒歩5分のところに位置しており、隣には LIQUID ROOM(リキッドルーム)という有名なライブハウスがあります。以前から好きな場所だったので、個人的にすごくテンションが上がった部分でした (笑)
デザイン部、Webマーケティング事業部、アカウントプランニング部など、部署ごとにチームが分かれています。私はライティング志望だったこともありWebマーケティング事業部に所属することになりました。
インターンをすることになった経緯
私はシンプルに求人サイトから応募をしました!
それまでやっていたインターンにどこか物足りなさを感じていて、就活について考え始めた大学2年の3月、ずっとやりたいと思っていたライティング業務でインターンができないかと考えるようになったのがきっかけです。
私はWeb制作の経験はまったくなく、プログラミングやデザインのスキルもないので、本当に ”何もない状態” でした(笑)。面接では、急いで詰め込んだWeb制作の知識をもとにライティングに対する思いや考えを話し、必死に熱意を伝えました。
その熱意が伝わったのか ”何もない状態” の私でしたがWeb制作会社のインターンへの参加が決まり、4月の末から働けることになりました!
「インターンまでにどんな準備が必要なのだろう」と心配している方もいると思います。Web制作会社にも先ほど書いたように色々な部署があるので、それぞれ任される業務が違いますが、マーケティングやライティングの業務に関して言えば、「マストで身につけなければいけないスキル」はないと思います。
インターンを志望する明確な理由と熱意があるなら(プラスで多少のWebに関する知識があれば)、自信を持ってインターンに挑戦してみるべきだと思います。
インターンを始めて
インターンを始めて最初に与えられたタスクはWeb業界に関する勉強です。
Webサイトが何のためにあるのか、SEO対策とは、HTML/CSSとは、WordPressとは、などWebに関する基本的な知識を約1日で詰め込みました。
今思えば、こんなことも分からずにWeb制作会社のインターンに参加していたのが驚きです(笑)。ここで詰め込んだ知識はあくまでも基本的なもので、ここから実務を通していろいろなことを学んでいきました。
他にも会社のルールや、社会人としてのマナーなど、学生が普通に生活していては知れないようなことが常識として存在していて、それまでリモートでのインターンしか経験したことがない私にとっては、いろいろと戸惑うこともありましたが、出社しなければ知ることができないような常識を少しずつ身につけられたのはすごく良い経験でした。
インターンで行っている業務
Webに関する基本的な知識を詰め込んだ後、実際の業務に少しづつ携わるようになりました。主に関わったのは、クーシーブログの運用です。今読んでいただいているこの記事のように、クーシーがオウンドメディアとして運用するブログの管理・運営に携わりました。
私が実際に行った業務は主に3つです。
- ネタ探し
- ブログ執筆
- コーディング
ネタ探し
まずやったのがブログのネタ探しです。この作業では、GA4(Google Analytics 4)やGoogle Search Console といった、マーケティングに用いられる分析ツールについて教わりました。
「よく検索されているワード」「ブログを訪れるまでのユーザーの経路」「サイトの滞在時間」などなど、ユーザーの行動に関する分析とページのSEOに関する分析を両方行い、ユーザーの需要に対して今足りてないトピックは何か、閲覧数が低くリライト(書き直し)の必要がある記事はないか、などを考えながらネタ探しを行いました。
記事の執筆を期待してインターンを始めましたが、Webマーケティングに似た業務もやらせてもらえたのは幸運だったと感じています。
ブログ執筆
ネタ探しの次には、さっそく記事を書きました。
ここでは、記事の基本構造とその中身、読みやすい文章の句読点の位置、漢字とひらがなの割合、適切な文章量、気を引く見出し、など記事の書き方を1から教わり、最初は既存の文章を真似るようにして執筆を行ないました。
文章を書きたいという自分の願いが、思いの外すぐに果たされたことに感動しつつ、楽しみながら書き進めていきました。魅力的な文章の共通点を構造から見出していくという感覚が初めてで、見え方の変化に感動したことを今でも覚えています。
コーディング
コーディングとは、完成させた記事の原稿をHTMLというコードに書き換える作業のことです。この作業をすることで初めて、執筆した原稿をWebサイト上に表示することが可能になります。私はインターンを始めるまでHTMLについての知識はゼロで、入社後に参考書を借りて少しだけ勉強をしました。
すでにHTML化された記事を真似する形で行なっていくのですが、少しでもミスがあると適切にWeb上に表示されず、何度試しても思い通りにならなかったりします。ある時急にうまくいくけど、何でうまくいったのかが分からなかったり。HTML/CSSは奥が深いと言われていますが、その一端を垣間見れた気がしました。
自分が書いた原稿が実際にWeb上で表示されるのを確認しながら進めるため、完成の実感が伴うとても楽しい作業でした。
その他にも、マーケティング部の定例会に参加し、サイト分析に基づく施策提案というリアルのWebマーケティングを体験したり、業務理解も兼ねて各職種の人にインタビューをしたりと、貴重な経験をたくさんすることができました!
やってみないと気づかなかった!Web制作インターンのよかったこと
1ヶ月のインターンを経て、「Web制作会社でインターンをやってよかった!」と感じたことを紹介します。
- 豊富なノウハウを素早く吸収できる
- Webのトレンドを追える
- 生活にリズムを与えてくれる
豊富なノウハウを素早く吸収できる
Web制作は完全に未経験の状態で始めた私ですが、豊富に蓄えられたノウハウをもとにたくさんのことを教えてもらい、インターンを初めて1週間ほどで実際の執筆活動に着手することができました。
すでにホームページが作られていたり、WordPressの開発環境が整っていたりと、Web制作のインフラが整っているのも大きな魅力でした。自分で1からやろうとしたら、1ヶ月ほどかかってしまうことを1週間で体験させてもらえるのはすごいことだと思います。
Webのトレンドを追える
ブログのネタ探しやそれに伴う執筆によって、Webトレンドに関する知識を身につけることができるのも魅力です。記事を書く際はトピックついての勉強を行います。私もECサイトのASPについて詳しく勉強しました。
また、ChatGPTなどIT分野のトレンドも記事ネタになるため、関連する知識が身につきます。「身につく」と受動的に表現をしましたが、本来は情報集めは自分からするものであり、努力はもちろん必要です。
生活にリズムを与えてくる
勤務時間は社員の方とお話しして、無理のない時間にしていただきました。私の場合、だいたい定時で終了し、家に着くのは遅くとも20時です。
これにより夜遅くまで働くことなく、リズムのある生活を送れるようになりました。スキルを身につけたり、実務体験をしながら、平日の夜や土日に時間を確保できるのはすごくありがたいです。
Web制作インターンと学業を両立するコツ
Web制作会社に出社してのインターンを考えている人は、仕事と学業の両立に不安があるかと思うので、私なりの対策をお伝えします。対策するのは「時間」と「健康」についてです。
インターンをする前提で履修を組む
まずは時間の確保。私はインターンをするつもりで3年次の履修を組んだので、スケジュール面でのしんどさはありませんでした。大学3年生で授業が少なかったので、学校との調整は比較的しやすかったです。
学校のスケジュールをよく見て、時間が取れそうなタイミングを狙ってみてください。事前準備として、単位は早めに取っておくのがおすすめです。
インターンは基本的に授業の都合が合う日はすべて出勤です。授業以外の時間はインターンで埋まり、学校の課題は夜やるしかありません。大きな課題は休日返上で取り組むことになるので、そのつもりで予定を立てましょう。
長時間のデスクワーク対策も忘れずに
Web制作会社のインターンは、基本的に座り仕事です。学校の比ではないくらい、ずーっと座っているので、慣れないうちは腰やお尻が痛くなるかもしれません。辛くなる前に、対策を考えましょう。
問題は「座り方」にあるので、以下のような対策ができます。
- クッションを敷く
- PCスタンドを用意して、目線を上げる
- 大型ディスプレイを借りる(借りられるなら)
- 日頃から体を動かす量を増やす
- 家でストレッチをする
- 仕事中にも椅子でできるストレッチをする
座り仕事である以上、ある程度の腰の痛みは仕方ないですが、できることも意外とあります。社員の方に聞いたら、もっとすごいのが出てくるかもしれません(笑)。Web制作会社のインターンは体が資本なので、働きやすい環境を自分で整えるのも大切です。
Web制作会社でのインターンを考えてる人へ
Web制作会社でのインターンがどのようなものか、これまでの内容でおおよそ理解していただけたと思います。最後に1つお伝えしたいのが、私が1ヶ月のインターンを通して得た、”Web制作会社で働く人” に関する発見です。
Web制作という仕事の特徴の1つに、「成果物への責任が大きい」ということを感じました。もちろんどんな仕事でも成果物に責任を追っているのは間違いありません。ただWeb制作会社の成果物は「半永久的に残る」「クライアントからの要望がある」「効果を数値で検証できる」「大量に作られる物ではない」などの点において、料理、衣服、建物よりも成果物に対する責任が大きいように思います。
この責任の大きさが影響してなのか、Web制作会社で働く人は強いこだわりとプライドを持って仕事をしている人がたくさんいます。
強いこだわりとプライドを持った人たちの話はどれもおもしろく、どこか教訓を含んだような内容で毎回ワクワクしています。そのように、人生に良い影響を与えてくれる人が集まった環境がWeb制作会社にはあるのだなと1ヶ月のインターンを通して感じました。
思い切ってそのような環境に身を投じることは、価値のある選択であると思います。
まとめ
以上が1ヶ月間 Web制作会社でインターンをした大学生によるレポートになります! Web制作会社のインターンの実情を垣間見ることができたのではないでしょうか。
クーシーではインターンを募集しているので、興味のある方はぜひご連絡いただけると幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました!
お問い合わせはこちらから
Web制作デザイン、丸ごとお任せ
お問い合わせする
テキスト:小原太郎 デザイン:小林 沙綾