【厳選11選】WordPressのオウンドメディア向けプラグイン
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集客や採用に使えるオウンドメディアが注目を集めています。
WordPressをはじめとしたCMSにより、コンテンツの作成・更新が早くできるようになりました。「ぜひうちでも取り入れたい」とお考えのご担当者様もおられるでしょう。
この記事ではWordPressでのオウンドメディア構築をご検討中の方に、必要な機能と便利なプラグインをご紹介していきます。
WordPressのオウンドメディアに便利なプラグイン11選
オウンドメディアに実装したい機能別に、WordPressの便利なプラグインをご紹介していきます。
Cookieの取得
Cookie Yes
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プライバシーポリシーやCookie取得の承諾を得るためのCookieバーを表示させられます。
Cookieとはウェブサイトを閲覧したときに記録されるユーザーの情報です。訪問者が訪れたサイトや入力したデータなどがテキストで記録されています。Cookieには個人情報も入っており、情報保護の観点から欧米諸国では使用を規制する動きが強まっています。
これに伴って企業やWebサイト運営者がユーザーの個人情報を使う場合は、その個人から同意を得なければなりません。「Cookie Yes」をインストールすれば、簡単な設定のみでCookieバーを表示させることができます。
執筆の効率化
Shortcodes Ultimate
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記事を読みやすく装飾できる機能が50種類以上入ったプラグインです。
記事が読みやすければ離脱を減らせるため、見た目を整えるのは重要です。「Shortcodes Ultimate」はボックス、ボタン、リストなどの各種デザインパーツがショートコードを入れるだけで実装できます。
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記事はさーっと見られることが多いので、見せ方がとても重要です。手軽に装飾が加えられると、記事を書いていても楽しいですよ。
LIQUID SPEECH BALLOON
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記事で吹き出しが作れるプラグインです。インストールするだけで使えます。
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記事の冒頭でユーザーの疑問を入れたり、段落の最後でポイントを強調するために使ったりします。テキストばかりで単調なところに変化がつけられ便利です。
Duplicate Post
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記事や固定ページの複製が1クリックでできるプラグインです。イベント情報やニュースなど形式が決まっているコンテンツは、複製して作れば大幅に工数を減らせます。
オウンドメディア運営では人手が足りないことが多いです。Duplicate Postはコンテンツの更新を極力簡単にしてくれます。インストールして有効化するだけで使えるのもうれしいところです。
Tiny PNG – JPEG, PNG & WebP image compression
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画質をできるだけ落とさず画像サイズを圧縮してくれます。Tiny PNGという画像圧縮サイトのプラグインです。画像をアップロードすると自動で圧縮されるほか、アップロード済み画像の圧縮も可能です。
画像サイズを軽くすることでページの読み込み速度がアップし、早く表示されます。ページの表示遅延によるユーザーの離脱を防げるのがメリットです。
使用するには登録が必要ですが、「名前」と「メールアドレス」だけの簡単なものです。また無料で圧縮できるのは1ヶ月500枚までなので、超えたらTiny PNGのサイトを使いましょう。
サイトの回遊性アップ
SearchWP Live Ajax Search
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サイト内検索ができるプラグインです。WordPressのウィジェットにもサイト内検索はありますが、検索ボタンをクリックしてみないと結果はわかりません。「SearchWP Live Ajax Search」を使えば、もともとあった検索窓に単語を入力すると候補記事がリストになって表示されるようになります。
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効率よく検索ができ、ユーザーは探している情報に早く辿り着けます。インストールするだけで、とくに設定はありません。
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関連記事を自動表示させることができるプラグインです。インストール後の設定により、以下のような項目が変更できます。
- 表示する記事数
- 見出しのテキスト
- 要約の文字数
- サムネイルの表示/非表示
手動で関連記事をリンクさせるなど、詳細なカスタマイズが行いたい場合は有料版を使ってください。
WordPress Popular Post
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サイドバーに人気記事を表示させるプラグインです。アクセスの多い記事に誘導してPV数の増加が狙えます。
基本的にインストールするだけで使えます。有効化したらウィジェットが追加されるので、サイドバーの任意の場所にドラッグ&ドロップするだけです。
設定ではランキングデータの記録・保持方法を指定できます。
- 誰を対象にするか
- データの保存期間
- データをキャッシュするかどうか
- キャッシュの更新間隔など
なおプラグインを入れた直後は結果が表示されません。表示されない場合はしばらく待ってみてください。
Broken Link Checker
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サイト内のリンク切れチェックをしてくれるプラグインです。
リンク切れ対策はユーザビリティを向上させます。リンク先サイトの閉鎖やURL変更などにより生じるリンク切れにはこまめに対応するしかありませんが、それを助けてくれるのがこのプラグインです。
インストール・有効化したら自動的にリンクチェックが行われます。リンク切れがあったらダッシュボードに表示されるので対応しましょう。
効率よくリンクチェックができるように以下のような設定もできます。
- チェックする頻度
- リンクチェックの対象(投稿、固定ページなど)
- チェックするリンクの種類
Category Order and Taxonomy Terms Order
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サイドバーに表示させるカテゴリーの順番を変えることができるプラグインです。
WordPressにはデフォルトでカテゴリーが表示できるウィジェットがあります。表示させるには当該のウィジェットをサイドバーにドラッグ&ドロップするだけですが、カテゴリーの順番は変えられません。
Category Order and Taxonomy Terms Orderはインストールのみで使用することができます。インストールすると管理画面の「投稿」に「タクソノミーの並び順」が追加されます。ここで項目をドラッグすれば順番が変えられます。
サイトへの流入アップ
Yoast SEO
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SEO対策ができるプラグインで、検索結果の上位に表示させるために必要です。SEO分析、読みやすさ分析もしてくれます。
インストール後に設定はありますが、ガイドに従えば基本設定はできるようになっています。日本で人気の「All in One SEO」に比べるとより細かい設定が可能です。世界的には「Yoast SEO」の方が支持されているようです。
SEO対策のプラグインは設定が難しい印象ですが、「Yoast SEO」は管理画面が日本語対応でUIもわかりやすくデザインされています。
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干渉するプラグインが入っている場合は教えてくれます。削除もしくは無効化で対応しましょう。
オウンドメディアに必要な基本機能
オウンドメディアには以下の機能が必要です。
- コンテンツ更新機能
- サイトへの流入促進機能
- 効果測定機能
一つずつ見ていきましょう。
コンテンツ更新機能
いわゆる「ブログ機能」です。HTMLを知らなくてもコンテンツの新規作成、更新が簡単にできます。長期的かつ複数人での運用を想定すると、誰にでも更新できることはとても重要です。
サイトへの流入促進機能
ページを公開するだけではサイト訪問者は増えません。コンテンツをユーザーに見つけてもらうための機能が必要です。
SNSからの流入を狙うならソーシャルボタンを設置し、拡散してもらいやすくします。検索結果で上位表示を目指すなら、metaデータ、タイトル、見出しなどの入力ができるSEO内部対策機能が有効です。
効果測定機能
オウンドメディアは「リード獲得」などの目的をもって運用します。きちんと目的に近づけているかを評価するために必要なのが、効果測定機能です。GA4のほか、各種計測・分析ツールをサイトに設置してデータを収集します。
目的に応じて必要な機能
オウンドメディアの目的によっては、さらに必要な機能があります。ざっと挙げてみましょう。
- ログイン機能
- 会員登録
- メルマガ配信
- CRM との連携 など
「うちのメディアは会員サイトじゃないからログイン機能はいらない」と考えるかもしれませんが、ユーザー個々の閲覧履歴が見たい場合は、ログイン機能が実装されているのが前提となります。
基本機能に加えて、あなたの会社のオウンドメディアでどんな機能が必要か考えてみてください。
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オウンドメディアの作り方をやさしく解説!社内・外部で制作時の注意点
まとめ
以上、オウンドメディアに必要な機能と便利なプラグインをご紹介しました。プラグインは便利ですが、入れすぎるとサイトの読み込みが重くなるなどのデメリットもあります。導入する際は、必要なものを厳選して最小限にしましょう。またセキュリティの観点から、バージョンは常に最新を保つようにしてください。
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この記事を書いた人
クーシーブログ編集部
1999年に設立したweb制作会社。「ラクスル」「SUUMO」「スタディサプリ」など様々なサービスの立ち上げを支援。10,000ページ以上の大規模サイトの制作・運用や、年間約600件以上のプロジェクトに従事。クーシーブログ編集部では、数々のプロジェクトを成功に導いたメンバーが、Web制作・Webサービスに関するノウハウやハウツーを発信中。
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テキスト:加藤久佳 デザイン:小林沙綾