Share on

オウンドメディアの作り方をやさしく解説!社内・外部で制作時の注意点

オウンドメディアの作り方をやさしく解説!社内・外部で制作時の注意点

オウンドメディアは、自社で所有するWebサイトのことですが、自由にWebサイトを作成すればいいわけではありません。目的を達成するためには、ターゲットは誰か、どのようなデザインで作成するか、コンテンツの内容はどうするか…など事前に決めておく必要があります。初めてオウンドメディアを作成する人にもわかりやすいよう、オウンドメディアの作り方を解説します。

オウンドメディアの作り方

オウンドメディアの作り方

オウンドメディアの作り方をご紹介します。

目的は何かを明確化する

オウンドメディアを作る際は、まず目的を明確化しましょう。目的が明確化されていないと、目的達成のための指標設定や行動設計ができません。たとえば、目的がリード獲得であれば、「オウンドメディアからどうリード獲得数を増やすか」が戦略の部分になります。オウンドメディアの目的が何かを明確化することで、成果の出るオウンドメディアを作ることにつなげられるでしょう。

オウンドメディアを作る目的には、以下があげられます。各目的については、次で簡単に解説します。

  • ブランディング
  • リード獲得
  • 商品の購買促進
  • 人材採用
  • 広告売上

ブランディング

ブランディングが目的の場合、オウンドメディアの検索順位を上位にすることが有効です。ユーザーの目に触れる機会が増えれば、企業の認知度は高まります。企業そのものが認知されるようになると、商品やサービスの購買促進にもつながるでしょう。

ブランディングで企業の価値を高めることで、他社との差別化にもつながります。ブランディングが目的の場合、検索順位や企業や商品のキーワード検索数が指標になります。

リード獲得

オウンドメディアを通して、リード獲得を狙うことも可能です。オウンドメディアに訪れたユーザーを、問い合わせや資料請求、セミナーへの申し込みなどに誘導しリード獲得を目指します。

商品の購買促進

商品の購買促進をしたい場合、オウンドメディアで商品紹介ページを作ったり、お役立ち記事を作成したりします。たとえば、自社商品の自転車の販売を促進したい場合、自転車に関連するお役立ち記事を作成し、記事から商品購入ページに遷移させることも有効です。

人材採用

人材採用でもオウンドメディアが役立ちます。就職・転職活動中は、企業の情報収集にオウンドメディアが利用されることも少なくありません。オウンドメディアで企業理念や社員の働き方などを紹介し、企業の魅力を伝えることで、エントリー数が増えたり、内定受諾率が高まったりする効果が期待できます。

広告売上

オウンドメディアは、他社の広告を掲載することで、収益化につなげられます。オウンドメディアを運用し一定のアクセス数や会員数があれば、他社から広告掲載を依頼され、広告掲載料として報酬を獲得します。

運用方法を決める

オウンドメディアの運用方法を決めましょう。オウンドメディアで成功するためには、運用体制を整えることが重要です。

オウンドメディアは作成したらすぐに成果が出るものではありません。中長期的な運用が必要になるため、運用方法を決めておかなければ、オウンドメディアの運用を継続できず成果につなげられないケースもあります。

オウンドメディアでは、目的達成の指標や行動設計を行うチーム、コンテンツを作成するチーム、効果測定を行うチームなど、それぞれ担当を設けて運用します。役割によって必要なスキルが異なるため、社内には適切な人材がいない場合もあるでしょう。オウンドメディアの運用は、社外に依頼する選択肢もあるため、どのような運用方法にするかはしっかり決めておく必要があります。

記事コンテンツを投稿する場合は、投稿時間や頻度も決めておきましょう。

キーワードを選ぶ

オウンドメディアを作成する際は、キーワードを決めましょう。企業名や商品名で検索上位を狙いたい場合は、必ずWebサイト内にキーワードを入れます。ターゲットとなるユーザーが検索するキーワードを入れることで、企業名や商品名以外で検索された際にも検索結果に表示されるようになります。記事コンテンツを作成する際も同様で、検索上位を獲得したいキーワードを決め作成しましょう。

Webサイトを作成する

Webサイトを作成する際は、見た目となるデザインは開発チーム、SEOはマーケティングチームなど、それぞれの部署が担当します。

オウンドメディアのWebサイト自体を作成する場合は、ユーザーを惹きつける見た目(デザイン)、SEO、目的を達成しやすい構成になっているか…などを意識しなければなりません。マーケティングチームが、SEOを含めた見た目のイメージを作成し、デザイナーや開発チームがWebサイトとして形にしていきます。

記事コンテンツを作成する場合は、マーケティングチームが企画をし、編集チームがライティングや編集作業を行います。

企業によって担当が異なったり、社外に委託して行うケースもあります。社外へ委託する場合は、Webサイト作成のデザインや記事コンテンツのライティングなど一部のみを委託することも可能です。

コンテンツを作成する

コンテンツの作成は、編集チームを立ち上げて運用をします。編集チームは、マーケター、ディレクター、ライターで主に構成されます。マーケターは、記事コンテンツのターゲットからユーザーニーズを把握し企画を行い、記事コンテンツの検証も担当です。ディレクターは、記事構成案の作成やライター管理など、ライターは記事コンテンツのライティングを行います。

作成し公開した記事コンテンツはそのままにするのではなく、リライトして検索順位やクリック率を上げる工程も重要です。

外部に依頼する時の注意点

外部に依頼する時の注意点

オウンドメディア制作を外部に委託する場合は、費用が発生します。業者選びをする際は、委託先の実績と費用が見合うかで選定する必要があるでしょう。複数の業者に見積もりを依頼し比較するのも1つの手です。制作や運用実績も目安になります。他には、コミュニケーションが円滑に取れるか、アフターケアの有無、SEOに強いかどうかもチェックしておきましょう。

社内で作成する時の注意点

社内で作成する時の注意点

オウンドメディアを社内で作成する場合、制作コストが抑えられます。社内で作成する場合、外注費がかからず、ドメインとサーバーの利用コストのみで運用が可能です。コストが抑えられる点はメリットですが、社内でオウンドメディアのノウハウがない場合は無理に社内で進めない方が良いです。

ノウハウがない中の社内制作では、オウンドメディアの作成に時間がかかりすぎたり、SEOの条件を満たせていないWebサイトになってしまったりする恐れもあります。社内でオウンドメディアを作成する場合は、費用だけでなく、作成やSEOについてのノウハウがある状態かを考慮した上で決めましょう。

社内に担当者がいない場合は、新たに人材を採用したり、不足しているノウハウを補うためにSEOについてのアドバイスをしてくれる人材を短期で採用したり…自社の方針や予算に合った方法で検討してみましょう。

オウンドメディア作成後の効果検証も重要

オウンドメディア作成後の効果検証も重要

オウンドメディアを作成したら、効果検証をすることが重要です。KPIで設定した指標で計画通りに進んでいない場合は、原因を分析し改善を行います。オウンドメディアは、中長期的な運用が必要になるため、小さな改善の積み重ねが成果につながるのです。

オウンドメディアのKPIを決める際は、成長段階に合わせて設定するのもおすすめです。たとえば、オウンドメディア立ち上げ後は、掲載する記事コンテンツもなく、アクセス数も0からのスタート。オウンドメディアの運用初期段階では、訪問者数やPV数(ページビュー数)のほかに、記事コンテンツの掲載数も指標に設定できるでしょう。

中期段階では、集客力を強化する段階とも言えるため、訪問者数やPV数、クリック率などを指標に設定できます。後期はCV数を追って目的達成できるかをしっかり分析するフェーズと言えます。CVが見込める記事をリライトして強化するなど、施策を行いましょう。

まとめ

オウンドメディアを作る際は、目的は何か、運用体制を整えられるか、Web作成は社内か社外か…などを決めて動けるかが重要です。オウンドメディア運用やSEOのノウハウをもとに、成果を出せるオウンドメディアの作成を行いましょう。

横田みのり

この記事を書いた人

横田みのり

新卒でITベンチャー企業に入社。Web編集者としてディレクター、ライターを経験。SEOコンテンツの作成や分析、リライトのノウハウを活かし、現在は「AnyMaMa」にてフリーライターとして活躍中。

お問い合わせはこちらから

Web制作デザイン、丸ごとお任せ

お問い合わせする

Share on

お問い合わせはこちら

CATEGORY LIST