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コーポレートサイトに必要なコンテンツとは?作成ポイントも解説!

コーポレートサイトに必要なコンテンツとは?作成ポイントも解説!

コーポレートサイトには、企業の基本情報や商品・サービスの詳細情報、オリジナルコンテンツなどが掲載されています。

自社のサイトには、「どんなコンテンツが必要だろうか」とWebサイトを制作する上で、悩んでいる担当者の方もいるのではないでしょうか?今回は、サイトに必要な基本コンテンツと企業のオリジナルの内容にもなるコンテンツ例を紹介します。

必要な基本情報

必要な情報

サイトに掲載する基本的なコンテンツを紹介します。取引先や顧客が、参考にする企業の基本情報です。企業の信頼やブランディングにも関わるため、名刺やパンフレットなどとWebサイトの企業情報の表記は統一しましょう。

企業情報

会社概要と呼ばれる、企業の所在地や名称など基本情報を掲載するページです。会社概要は、特にその企業に興味を持っている取引先や求人者、顧客が閲覧します。

企業の信頼性を高めるためにも、企業情報の掲載がサイトには必須です。会社概要に掲載する基本的な内容は、以下の通りです。

  • 正式名称(可能であれば英語表記も併記)
  • 所在地
  • 電話番号
  • 代表者名
  • 事業内容
  • 従業員数
  • 資本金
  • 設立年月日
  • 関連会社
  • 取引先銀行

テキストで情報を伝えるだけでなく、オフィスの外観写真やアクセスマップの掲載もおすすめです。実際に取引先がオフィスに行く際に活用でき、信頼性や利便性が向上します。

サービス・商品情報

取り扱うサービスや商品の情報を掲載するページも制作しましょう。商品やサービスをアピールする場となり、企業の事業紹介としても活用できます。

サービスや商品情報のページは、企業に興味関心を持っている顧客や取引先に、詳細な情報を提供することが目的です。

複数のサービスや商品を取り扱っている場合は、事業紹介のまとめページとそれぞれのサービスや商品を紹介するページを分けて制作することがおすすめです。それぞれの製品の強みや魅力について、より具体的な情報を提供できるでしょう。

商品情報のページには、ユーザーが必要とする情報の掲載が必須です。

  • 商品名
  • 商品写真
  • 商品説明
  • 特徴

上記の必要な情報の他に、ユーザーが購入したくなるアピールポイントなどを盛り込んだ説明を記載しましょう。

ほかにも、どんなターゲットユーザーの目的や課題を解決できるかを盛り込むと対象者が見たときにイメージしやすいです。とくにBtoBのWebサイトでは、コーポレートサイトから問い合わせすることも多いです。サイトで商品・サービスを理解いただくことがコンバージョンに直結するため重要になってきています。
また、サイトのSEOが主流となってきている今、検索キーワードに適した商品コンテンツページを用意することが、サイト訪問者数に大きく影響します。

最新情報

企業に関わる最新情報について、こまめに掲載しましょう。新しいサービス・商品の紹介や企業の活動やニュースなど、定期的な更新は取引先や顧客に興味関心をもってもらいやすくなります。

新しい日付で更新されていると、最新情報が手に入ると取引先や顧客の信頼性や安心感にもつながります。

IR情報

IR情報とは

上場企業の場合、IR情報は情報の開示が義務付けられています。IR情報とは、企業が投資家や株主に対して、企業の活動や財務状況を発表している情報のことです。

IR情報をまとめたページには、役員の人事変更や経営体制についてなど、企業の取り組みを発表した書面(PDF)の掲載や業績発表などがあります。

IR情報は、株主や投資家に向けて企業の経営状態を発信するページであると同時に、求職者も企業の将来性や活動方針をチェックしているページでもあります。

採用情報

コーポレートサイトは、取引先や顧客以外に、求職者も閲覧しています。そのため、採用活動を行っている企業は、採用情報を掲載したページの用意も必要です。

詳しい採用条件だけでなく、企業理念や求めている人材の人物像、社員の働く様子などを動画やインタビューで紹介することも可能です。さらに、福利厚生を詳しく掲載することで、求職者が企業により興味をもつきっかけができるでしょう。

外部の採用サイトを利用している場合には、採用情報のページから採用サイトに誘導することで、採用活動の周知と問い合わせのアクションがスムーズになります。

求職者は、採用ページで企業文化や働き方、会社の雰囲気、社員のイメージなどを感じ取ります。エントリー前や面接前に読まれるコンテンツにもなるので、採用ページは間接的なコミュニケーションのタッチポイントと言えます。採用ページのコンテンツは、企業と求職者のマッチング精度に影響しますね。

問い合わせ先

企業に興味関心をもち、連絡を取りたいと考える人に向けて問い合わせフォームを設置しましょう。新しいビジネスのきっかけや採用活動に活用できます。

問い合わせフォームを設置する際に気をつけたいポイントは、個人情報の取り扱いです。問い合わせの際に、個人名やメールアドレスなどの個人情報が記載するため、個人情報の取り扱いについての明記しておきましょう。

対策として「個人情報保護方針」を問い合わせフォームの見やすいところに掲載します。問い合わせをする人にとって確認しやすい場所に設置し、問い合わせの際の情報の取り扱いについて周知しましょう。

プラスしたい情報

プラスしたい情報

サイトに掲載したい基本的なコンテンツについて紹介しました。

企業イメージやブランディングも意識したコーポレートサイト制作には、ここで紹介する以下の情報も掲載すると、Webサイトを訪れた取引先や顧客が、より興味関心をもつきっかけになります。

沿革

沿革や企業の歴史を掲載するページです。設立後からの長い歴史や商品・サービスの開発、本社移転についてなど時系列に紹介します。

設立後の企業の歴史を紹介することで、企業のオリジナルコンテンツとなり他社との差別化につながります。さらに、長い歴史は、「老舗」「創業〇〇周年」など、スタートアップにはない企業の信頼や安心性を顧客に伝えられる点もメリットです。

代表メッセージ

代表や社長の挨拶・メッセージを掲載します。企業のトップである代表や社長の考えた方や企業理念を発信するページです。

会社設立のきっかけや今までの苦労、これからの企業の目標を掲載することで信頼度を高められます。メッセージだけでなく、代表・社長の顔写真を掲載している企業も多く見られます。親近感や信頼性を高めるためにも、顔写真の掲載は効果があります。

代表や社長の経歴や実績を乗せる際は、ユーザーがみやすいように表や年表などで見せ方を工夫するといいでしょう。

人柄がわかる写真やメッセージで、取引先や顧客の信頼性を高めましょう。

社員紹介

社風の紹介や働き方を伝えるには、社員紹介もおすすめです。社員紹介を掲載すると、オリジナリティもあり親近感も伝わるコーポレートサイトになります。

特に、採用活動において、写真やインタビュー、働く様子を動画で掲載するなど、求職者にとって有益な情報となるでしょう。

商品・サービスのストーリー

企業で取り扱っている商品やサービスの情報だけでなく、ストーリー形式で商品やサービスの魅力を伝えます。

たとえば、商品開発時の苦労したことや開発に至ったきっかけなど、商品がリリースされるまでの経緯を掲載します。他には、商品を購入するメリットを物語風に伝えることで、セールスポイントを自然に伝えられます。

ストーリー記憶法と呼ばれるように、ストーリーは記憶を保つために有効な手段のひとつです。ストーリーで発信することで、イメージが具体化し忘れにくくなる効果が期待されます。

商品やサービスについて、ストーリー風に伝えるコンテンツを掲載し、ユーザーの記憶に残りやすいコンテンツを目指しましょう。

さらに、商品やサービスに興味を持っているユーザーに対して、開発中の苦労や失敗談を伝えることで、より親近感や愛着をもってもらうきっかけができ、差別化やブランディングにも効果的です。

よくある質問

よくある質問や問い合わせをまとめたページです。商品やサービスについて、よくある質問や考えられる質問をあらかじめ掲載します。

よくある質問や問い合わせについてまとめたページは、ユーザーが知りたい情報を手軽に取得できコーポレートサイトの活用頻度や利便性が高まります。企業側も個別に問い合わせ対応する必要がなくなり、業務の効率化にも役立つコンテンツです。

導入事例・お客様の声

商品やサービスの導入事例やお客様の声をまとめたページです。導入事例やお客様の声を掲載することで、商品やサービスをアピールする場所ができます。

具体的な事例や顧客の感想は、商品やサービスに興味関心はあるけれど、問い合わせや購入などのアクションをためらっているユーザーにとっても有効です。

既存顧客より許可をいただき実名を公表しつつ事例や感想を掲載すると、より商品やサービスの信頼度や興味関心の効果が増すでしょう。

第3者による声や事例は、これから購入や導入を検討する顧客にとって、重要な比較検討材料です。問い合わせなどのコンバージョンする前によく見られるコンテンツなので、コンバージョン率にも影響します。

ブログ

オリジナリティや雰囲気を伝えるのに、ブログを使った発信は効果的です。社員による社内イベントの様子や新しい商品についてなど、社員目線で発信することで、親近感のあるコンテンツを楽しんでもらえます。

担当者が複数いる場合は、文章や発信内容、文章の形態などあらかじめルールを決めておきましょう。統一感のある発信が、ポイントです。

そのうえ、ブログを定期的に更新することで、インターネットの検索順位も上がりやすくなり、問い合わせや認知度のアップにつながる効果も期待できます。

最近では、SEOでサイト訪問者数を増やすために、ブログが活用される事例が増えています。 流入増やコンバージョン増の施策として、ブログは本丸の施策になっている事例は多いですね。

コンテンツ作成時のポイント

コンテンツ作成時のポイント

コーポレートサイトに掲載するコンテンツの例を紹介しました。「自社ではどんなコンテンツを取り入れようか」と悩んだ場合には、以下の3つのポイントを参考にコンテンツを制作してみてください。

競合他社のWebサイトを参考にする

競合他社のコーポレートサイトをリサーチしてみましょう。競合他社のWebサイトでは、どんな情報を発信しているのか参考にしてみると、自社のサイトに掲載する情報のヒントを得られます。

競合他社のWebサイトに載っているコンテンツを必ずしも取り入れる必要はありません。見せ方やデザイン、コンテンツの内容を参考にしてみましょう。

社内の意見を聞く

社内の意見は、オリジナリティや社内の雰囲気を伝えられるコンテンツの制作に有効です。

たとえば、社員インタビューで体験談や開発の苦労話などをコンテンツとして掲載します。さらに、社員もコーポレートサイトの制作に興味をもってもらうきっかけが増え、自社の新たな魅力や発信したいポイントの発見が期待できます。

ユーザー視点

ユーザー目線を忘れずにコンテンツを考えることが大切です。社風や親近感、オリジナリティを求めすぎてしまい、肝心のユーザーが知りたい情報がないコーポレートサイトは、ビジネスのチャンスを広められません。

ユーザーが知りたい情報や商品・サービスのプラスアルファの使い方など、ユーザーの興味関心を惹きつけるコンテンツづくりを心がけましょう。

たとえば、調味料を取り扱っている企業では、サイトにその調味料を使ったアイデア料理などを掲載しています。

ユーザーの役に立ち、おもしろみのある情報を掲載し、認知度アップや信頼性を高めるコンテンツが大切です。

まとめ

コーポレートサイトには、企業の信頼性や顧客への安心材料として、公式な企業情報や商品・サービスの詳細情報の掲載ページが必要です。

企業の基本情報やIR情報は、取引先や株主投資家も参考にする重要なページとなるため、表記の統一・略式は使用しないで記載しましょう。

さらに、コーポレートサイトに、オリジナリティや信頼性・親近感を出すコンテンツをプラスすることもおすすめです。

歴史のある企業は沿革を掲載すると、信頼性を高められます。実績やお客様の声を公表することで、自社商品・サービスを同時にアピールでき、さらなる販促活動にもつながります。

社内でどんなコンテンツを載せたいか検討したり、競合他社のWebサイトを参考にし、自社の魅力を伝えられるコーポレートサイトを制作しましょう。

三浦まなみ

この記事を書いた人

三浦まなみ

SNSマーケティングやキャリア、企業のブログ記事など様々なジャンルの記事を執筆。企画構成から執筆まで担当する。現在は、「AnyMaMa」にてライターとして活躍中。

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