コーポレートサイト制作の時のポイント5つ
「コーポレートサイトを作るときは何に気をつければいい?」「魅力的なコーポレートサイトを作るポイントは何?」と、自社の顔や名刺代わりとなるコーポレートサイトの制作に悩んでしまう人もいるのではないでしょうか?
コーポレートサイトによって、企業イメージが左右されることもあります。企業イメージや信頼性のために、見た目のデザインや利便性にこだわったコーポレートサイトを制作したいと考える人もいるでしょう。
そこで、今回は、コーポレートサイト制作のポイントを紹介します。
紹介するポイントを参考に、コーポレートサイトの制作にお役立てください。
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コーポレートサイト制作時に考えるポイント
「コーポレートサイトを作りたい」と考えた場合、まず以下の2点は、しっかり確認しておきたいポイントです。
具体的に制作に取り掛かる前に準備をしておくことで、スムーズな制作や運用が可能になるでしょう。
自社で作るか・制作会社に依頼するか
まず、「どこで作るか」を決めましょう。
「自社で制作する」「外部の制作会社に依頼する」の2つのケースがあります。
自社で制作できる場合、対応可能部署のリソースや完成時期の目安など、社内で調整しておくと制作作業がスムーズになるでしょう。
自社で制作する場合でも、依頼方法や申請などの手順の確認が必要なこともあります。依頼手順や申請ツール、セキュリティ上のルールを、事前に把握しておくことがおすすめです。社内でどこまで制作するのか、制作依頼手順、運用方法などをチェックしておくと安心でしょう。
自社で制作できる体制がない場合、外部の制作会社へ依頼します。
依頼する制作会社はどこにするか選び、見積もりを取得するなどして、自社の希望にマッチした制作会社を決めましょう。
本記事の最後に、「コーポレートサイトを制作会社に依頼する際のポイント」を紹介しています。制作会社を検討する場合は、参考にご一読ください。
社内体制を整える
依頼先が決まったら、社内体制を整えましょう。
制作する部署以外にも、デザインや掲載内容を決定・確認する部署が異なることもあります。さらに、社内情報について取りまとめる部署や担当者など、役割分担が必要です。
外部の制作会社と打ち合わせする際も、窓口として対応する部署の他に、各部署へ掲載内容の確認依頼や社内広報などの活動が必要になることもあります。
制作を担当する部署は、1つだとしても、情報の確認や各部署への周知など、社内調整が必要なケースもあるでしょう。
さらに、コーポレートサイトの完成後は運用作業があります。人員や時間の確保など、制作から運用までの社内体制を整えておくことがスムーズなコーポレートサイト制作において、大切です。
コーポレートサイト制作の5つのポイント
次に、コーポレートサイト制作時のポイントを5つ紹介します。
コーポレートサイトを制作する際には、あらかじめ目的やターゲットを決めることが重要です。コンテンツ選びやデザインを考える工程でも、決めておいた目的やターゲットを軸に進めていきます。
目的を決める
コーポレートサイトの目的を決めましょう。具体的なコーポレートサイトの目的を決めておくことで、制作時の軸を決めます。
コーポレートサイトには、主に以下のような目的があります。
- 企業情報の発信
- ブランディング
- 商品やサービスの周知
- 問い合わせや資料請求
- 投資家向け情報
どのポイントでよりコーポレートサイトの効果を高めたいかによって、デザインやコンテンツの内容に違いが出てきます。
投資家や株主に向けた場合は、経営状態や財務状況などのデータの掲載が求められるでしょう。商品やサービスの周知が目的の場合は、商品やサービスの一覧やECサイトの案内などが効果的であると考えられます。
さらに、コーポレートサイトを通じてユーザーへ情報提供する場合は、問い合わせや資料請求、資料のダウンロードなど、活用することもできるでしょう。
目的を決めることで、コーポレートサイトに期待する効果をはっきりさせられます。その上で、目的に対して効果的なコーポレートサイト制作が可能になるでしょう。
ターゲットを決める
コーポレートサイトを閲覧するユーザーは、消費者・取引先・投資家などさまざまです。
コーポレートサイトを閲覧するユーザーをイメージし、どのユーザーに最もコーポレートサイトを見てもらいたいか考えてみましょう。
たとえば、消費者を選ぶ場合、商品やサービスの使い方やアレンジ方法を掲載し、消費者の満足度を高めるコンテンツが有効です。
取引先に向けたコーポレートサイトの場合は、本社や支店などの詳しいアクセス情報や新しい商品を専門的な視点から紹介するコンテンツなどが考えられます。
さまざまなユーザーが閲覧するコーポレートサイトですが、ターゲットに優先順位をつけることが重要です。ターゲット目線であることが、これからデザインやコンテンツを選ぶ際に、ひとつの基準となります。
コンテンツを決める
目的とターゲットにあったコンテンツを、決めていきましょう。
コーポレートサイトには、必ず掲載したい基本情報があります。
- 企業情報
- 商品やサービス情報
- 最新情報
- お問い合わせフォーム など
上記の情報の他に、目的やターゲットに合わせたコンテンツを用意し、独自性やユーザーの利便性を向上しましょう。
- お客様の声
- 商品やサービスのお知らせ
- 社員ブログ
- 企業の取り組み など
たとえば、ブランディングを目的とし、消費者をターゲットにする場合です。
SDGsや環境保護の取り組みを消費者にわかりやすく伝えるコンテンツは、環境に配慮した企業イメージを消費者に与えられます。
商品やサービスの周知をしたい場合は、お客様の感想や口コミの掲載、商品を使ったアレンジ方法などをコンテンツにしてみるとオリジナリティや信頼性に効果が期待できます。
オリジナリティのあるコーポレートサイトを制作したい際は、目的とターゲットに合わせて基本情報にプラスしたコンテンツを考えることがおすすめです。
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わかりやすいサイト設計にする
コーポレートサイトに掲載するコンテンツを決めたら、サイト設計をします。
サイト設計は、ワイヤーフレームとも呼ばれます。コーポレートサイト全体の設計図を作る工程です。
サイト設計では、以下の点を考えながら、制作していきます。
- コーポレートサイトのレイアウト
- トップページのビジュアル
- 掲載するコンテンツの配置場所
- サイトマップの制作
コーポレートサイトを訪れたユーザーの、見やすさや使いやすさを考えて設計をします。複雑なコーポレートサイトにならないように注意し、設計することがポイントです。
制作をしていると、コンテンツの内容や場所など見慣れてくることがあります。すると、ユーザー目線で考えているつもりでも、主観的な目線で制作してしまうこともあるでしょう。
担当部署外の社員に、見やすさやわかりやすさをチェックしてもらうなど、客観的な視点を心がけましょう。
サイト設計は、コーポレートサイトの完成イメージを作ることで、制作側にもイメージの共有が簡単になるメリットもあります。
デザインを決める
次に、デザインを決めます。デザインのポイントは、UI/UXとトレンドです。
UI/UXと呼ばれる、ユーザーの利便性や使いやすさを考慮したデザインが効果的です。UI/UXは、ユーザーがWebサイトを通して得る情報や体験のことです。UI/UXを意識したデザインのコーポレートサイトは、整えられたデザインとわかりやすいレイアウトが、ユーザーの利便性を向上させます。
ユーザーの利便性が高いコーポレートサイトは、問い合わせや資料請求など数が増加するでしょう。コーポレートサイトをより活用するためにも、UI/UXを意識したデザインが重要です。
次に、Webサイトのトレンドもチェックしてみましょう。
数年前に作られたWebデザインは、パッとみた瞬間に古くささを感じることもあるでしょう。そのため、Webデザインのトレンドをおさえておくと安心です。
さらに、レスポンシブデザインにすることが重要です。スマートフォンやタブレットなどのサイズの違う媒体で閲覧した場合でも、Webサイトのデザインが崩れず表示させるデザインを、レスポンシブデザインと呼びます。
現代では、PCの他に、スマートフォンやタブレットを使い、GoogleやYahoo!で情報収集する人が多い時代です。総務省のデータによると、インターネットの利用は、PCよりもスマートフォンでの利用率が高くなっています。
参考資料
総務省 令和3年 情報通信白書
サイズの違うさまざまな媒体で、閲覧されるコーポレートサイトは、デザインが崩れることなく表示されることが重要です。スマートフォンでみた場合に、デザインが崩れているコーポレートサイトは、「大丈夫かな?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか?
トレンドやわかりやすさを意識しながらも、ユーザーがスマホやタブレットを使用した際のデザインにも注意することがポイントです。
成功するコーポレートサイトのデザインの秘訣を事例で徹底解説!【2024年最新版】
コーポレートサイト制作会社を選ぶ際のポイント
最後に、コーポレートサイトの制作をWeb制作会社に依頼する際のポイントを紹介します。
以下の3つのポイントを参考に、自社の要望にあうWeb制作会社を選びましょう。
Web制作会社の特徴
Web制作会社の特徴を、チェックしてみることがおすすめです。
Web制作会社にも、得意なことや不得意なことがあります。
たとえば、アニメーションが得意なWeb制作会社や動画制作も取り入れたコーポレートサイト制作が得意なWeb制作会社もあるでしょう。
さらに、スタイリッシュやモダンなデザインが得意なのか、可愛らしいデザインが得意なのかでは、提案されるデザインにも違いが出てきます。
自社イメージやコーポレートサイトに求める内容から、Web制作会社の特徴をチェックして自社にあうWeb制作会社を見つけることがポイントです。
Web制作会社の実績
Web制作会社の実績もチェックしてみましょう。
自社と同じ業界のコーポレートサイト制作の実績がある場合、効果が期待できるコンテンツや必要なノウハウなど、あらかじめ把握しているWeb制作会社かもしれません。
同じ業界のコーポレートサイトを制作している場合、その実績から制作がスムーズにいくことが考えられます。このように、Web制作会社の実績も選ぶポイントのひとつです。
費用
Web制作会社やコーポレートサイトの内容によって、制作費用は異なります。
Web制作会社へ依頼する際には、あらかじめ自社の予算を決めておくことで、大幅な予算の増加を防ぐ効果があります。
しかし、費用だけでWeb制作会社を判断する際は、コーポレートサイトの効果などにも気をつけなければなりません。
費用をかけずにコーポレートサイトを制作したい場合、企業情報などの最低限の掲載にとどまり、ブランディングや集客などの効果が見込めないこともあります。一方、本格的な動画を使ったコーポレートサイトやブランディング、集客の効果を望む場合、制作費用も多額になるでしょう。
コーポレートサイト制作のポイントでも紹介した目的を考慮し、予算にもあうWeb制作会社を選ぶことが大切です。
まとめ
コーポレートサイト制作の際は、まず事前に社内の体制と制作を依頼する先を決めておくことがスムーズに進めるポイントです。
外部のWeb制作会社へ依頼する際には、Web制作会社の特徴や実績を確認しつつ、自社の予算も考慮することが大切でしょう。
具体的なコーポレートサイト制作には、ターゲットや目的を決めてから取り掛かることで、伝わりやすいコーポレートサイトが出来あがります。
あらかじめ考えたターゲットや目的を軸に、レイアウトやデザインを決めると、まとまりのある利便性や信頼性を兼ね備えたコーポレートサイトになります。
今回紹介したポイントをチェックし、魅力的なコーポレートサイト制作の参考にしてみてください。
この記事を書いた人
三浦まなみ
SNSマーケティングやキャリア、企業のブログ記事など様々なジャンルの記事を執筆。企画構成から執筆まで担当する。現在は、「AnyMaMa」にてライターとして活躍中。
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