【オフショア】WEB制作会社クーシーがオフショア開発で成功した理由。成功のカギは人材育成にあり!?
ミンガラーバー!!(ビルマ語でこんにちは)
なぜこのような挨拶をしたかと言いますと……タイトルから察する通り、そう、オフショア開発です。クーシーは、2023年から本格的に「オフショア開発」に取り組んでいます。
多くの企業がオフショア開発にトライしていますが、実際にうまく行っていないパターンは多いと思います。文化・言語の違い、品質の問題など……。様々な要因が考えられます。
しかし、クーシーでは控えめに言っても大成功しています。
今回はクーシーがこれまで取り組んできた、「オフショア開発」を成功させる為の実録をお届けします!キーワードは「人材育成」です。興味を持っている担当者は必見です!
【おさらい】オフショア開発って?
名称は何となく聞いた事がある人が多いと思いますが、実際に「オフショア開発」って何?と聞かれたら意外と説明できないですよね。国内ではなく海外に仕事を依頼する。みたいな想像はできると思います。まず、改めてオフショア開発の定義について説明します。
オフショア開発の定義
オフショア開発(offshore development)とは、コスト削減やグローバル人材の活用を目的とし、海外の企業や現地法人にソフトウェア、アプリ、Webシステムの開発や、それらの運用・保守業務を委託する開発手法です。
現在のオフショア開発の主流はベトナム、タイに代表されるように東南アジアが中心です。
オフショアの最大のメリットとしては「リソース確保」です。PM(プロジェクトマネージャー)の体制がしっかりと整っている場合は特に有効です。また、よく言われる「コスト削減」もメリットの一つです。
オフショア開発のメリット・デメリット
上記で述べた通り、オフショア開発は、グローバル人材の活用を目的としているため、人件費などコストは国内よりも抑えることが可能です。最大のメリットは「コスト削減」ではないでしょうか。
しかし、文化や言語の違いは仕事をする上で大きな課題です。その分コミュニケーションリソースがかかってしまい、結果として納期に間に合わなかったり、日本国内に発注するより高くなってしまったり、そもそも出来上がらなかったり、そんな事にもなりかねません。また、優秀な人材は流出してしまう傾向もあり、いざ取り組む前に様々な準備が必要となってきます。
クーシーがオフショア開発で成功できた理由
うまく行かない会社が多い中、なぜクーシーがオフショア開発に取り組み、成功しているのか?キーワードは「人材育成」です。
国立大学との共同研究の経験
クーシーは産学官連携で岩手大学と連携し、人材育成をテーマに共同研究を行ってきました。岩手オフィスのスタッフが(クーシーは東京と岩手大学構内に拠点があります)大学の授業に講師として参加するなど、地域の次世代の発展にも貢献しています。クーシーは「物作りは人づくり」と考え大事にしてきました。若手は「人材」であり、このような経験から、海外の人材を育成して同じようなことができないか、常々考えていました。
クーシーではオフショア開発が成功する環境が整っている
クーシーのオフショア開発の拠点はミャンマーです。
ミャンマーにはベトナムやタイと同様に高いITスキルを持った若者が多く輩出されています。クーシーでは国内に現地出身のスタッフがブリッジ役として駐在しています。また、現地に支店を開設していることもあり、現地スタッフといつでも連絡がとれる環境が整備されています。
大型案件にも対応可能なチーム体制
すでに20名近くのスタッフが勤務しており、国内でのエンジニア不足をカバーできる体制が整っています。技術力も非常に高いです。
チームの一員として意識を高める
環境作りは万全です。では実際にどのように日々業務を行っているか一例を紹介します。
朝会
作業に入る前に、必ず顔合わせのMTGを設定しています。オフショア作業者から毎日作業進捗を報告してもらい、問題はないか?確認を行います。また、ブリッジ役もただ通訳を行うのではなく、作業の内容や進捗を理解しながら作業者を管理する役割も果たしています。
気になる点は都度報告してもらう
オフショア作業者には、分からないことや気になる点があれば、必ず質問をして解決するように伝えています。日本では当たり前のことですが、文化が違えばこちらの想定外の出来事が起こるかもしれません。また、チームとして一つの仕事を行っている意識を高めてもらうため、現地のスタッフには、自分の意見も述べるように指示を出しています。
まとめ
クーシーのオフショア開発についてご紹介させて頂きました。現在進行形の案件も多岐にわたり、スタッフは2024年10月現在で20名近くとなっています。
当初は探り探りな所もありましたが、実際に案件が回るようになると、その高い学習能力に驚かされます。今では国内に匹敵する技術力があり、国内、国外の双方で日々切磋琢磨する事で更に人が育つ環境としても機能しています。
また、安い労働力と考えるのではなく、オフショアメンバーの今後のキャリアも真剣に考えなければいけません。国内スタッフと同様に尊重し、お互いの信頼関係を大切にして育成を行っています。
この点はとても重要で、育成を行わずにキャリア採用をしている会社がオフショアを成功させることは難しいと感じています。この考え方がクーシーがオフショアで成功している最も大きな秘訣です。
今後も国内のサポート体制をさらに強化し、オフショアメンバーがより良い環境でパフォーマンスを発揮できるよう、組織作りに取り組んでいきます。
オフショア開発を利用してコストは下げたいが、自社では「育成もディレクションも難しそう」と思われた際にはクーシーにご相談くださいませ!
サービス詳細オフショア
この記事を書いた人
クーシーブログ編集部
1999年に設立したweb制作会社。「ラクスル」「SUUMO」「スタディサプリ」など様々なサービスの立ち上げを支援。10,000ページ以上の大規模サイトの制作・運用や、年間約600件以上のプロジェクトに従事。クーシーブログ編集部では、数々のプロジェクトを成功に導いたメンバーが、Web制作・Webサービスに関するノウハウやハウツーを発信中。
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テキスト:松岡慶 デザイン:大坂間琴美