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【2025年6月】Googleコアアップデートの最新情報まとめ！アップデート後の順位変動、AI検索最適化、対策は？

2025年6月30日、Googleは検索システムを見直すコアアルゴリズムアップデート（June 2025 Core Update）を開始しました。今回、3週間で展開を完了すると告知が出ていた通り、7月17日にロールアップが完了しています。

本記事では、長年の自社メディア運用経験を持つWeb制作会社のクーシーが、最新のコアアップデート情報とその背景をお届けします。

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2025年6月のコアアップデートの特徴と対策

最新のコアアップデートの実施期間と順位変動の動向

2025年6月のコアアップデートは、今年2度目のアップデートです。下記のGoogleのLinkedin公式アカウントによると、さまざまなユーザーの検索体験を向上させる通常のアップデートだそうです。

【2025年7月18日追記】
2025年6月30日に始まった「June 2025 Core Update」ですが、Googleは7月17日にロールアウトが完了したことをGoogle検索セントラルのリリース履歴ページで公表しました（展開期間は17日間）。

本日、Google検索の2025年6月のコアアップデートを実施しました。

これは、あらゆる種類のサイトから、検索ユーザーにとってより関連性が高く満足のいくコンテンツを見つけやすくするための、通常のアップデートです。

アップデートの展開が完了しましたら、Google検索の更新履歴をお知らせするステータスダッシュボードにてご報告します。

引用
https://status.search.google.com/incidents/riq1AuqETW46NfBCe5NT

※ 上記のリンクは、遷移先のURLに変更しております。

今回、特別なアップデート内容は述べられていません。ひとつ特徴を挙げると、アップデート完了まで3週間かかる点です（通常は2週間程度）。

通常通りのコアアップデートですので、期間中の調査・対策の基本は、変動の傾向をウォッチすること。コアアップデートの影響・傾向は、ロールアップ完了後の7月17日から月末にかけてで見えてくるはずです。

開始直後の7月1日時点、そして期間中も観測中のサイトでは大きな変動やその報告も多くは見受けられませんでした。ちなみに、アップデート前の検索順位の大まかな変動率を示すのが下記のグラフです。

【2025年6月30日時点】直近30日間のSERPボラティリティ｜Semrush

では、ロールアップ完了直後の順位変動率も見てみましょう（リンクはこちら）。アップデート開始直後の変動率はそこまで高くありませんでしたが、2週間目から「非常に高い」変動率が続いているようです。

【2025年7月17日時点】直近30日間のSERPボラティリティ｜Semrush

実は私たちクーシーのサイトも2023年10月のヘルプフルアップデートで影響を受けたサイトのひとつです。今回のアップデートで大きな回復とまではいかないものの、全体的に改善傾向が見られます。他のメディア運営者からも同様の声が聞かれることから、Googleが一貫して求めるユーザーファーストなコンテンツ改善を続けてきたサイトが、再評価され始めた可能性があります。

ところで、最近はコアアップデートの影響をSNS上で報告するWeb関係者もすっかり減ったと感じます。コアアップデートで騒いでもしょうがない、という諦観もあるのかもしれませんし、AI検索時代を見据えたSEO・AIO対策に虎視眈々と集中しているのかもしれませんね。

今後も、アップデート後の傾向・特徴・対策について本記事上で更新してお届けします。

注目すべきはAI検索への影響。今から備えるべきこととは？

2025年のコアアップデート最新動向：AI検索最適化にどう備える？

前回の2025年3月のコアアップデートでは、大きな変動は見受けられませんでした。ただ、3月のコアアップデートで特徴的だったのがAI Overview（AIによる概要）の表示数の増加です（詳細は下記記事を参照）。

2025年3月のGoogleコアアップデートの特徴と影響とは？今できる対策は「AI検索時代」の下準備

今回のアップデートでも、このAI Overviewに関わる変更が加えられる、もしくは、米国で先行実装されているAI Modeが他国でも実装する準備がされているかもしれません（25年6月末時点、2か国目としてインドでも試験実施中）。

AI検索最適化の動向や対策については、クーシーが公開している下記の3つの記事を合わせてご覧ください。

直近のコアアップデートの傾向は？

Google検索体験の改善に向けて一貫して重視しているのがユーザーファーストの視点です。

例えば、AIが回答を生成しやすいように、ユーザーが抱えるであろう質問を予測し、その答えを明確かつ簡潔に記述する（Q&A形式のコンテンツなど）といった工夫は、これまで以上に重要になるかもしれません。

昨今、AIO／LLMO／GEO対策としてAI検索で引用されるためのさまざまな分析が行われていますが、現時点ではそれも「質の高いSEO対策+α」でほとんどの場合カバーできるはずです（この詳細については「LLMO／GEOとは？」記事で解説）。

コアアップデートやChatGPTのような生成AIで継続的かつ頻繁な改良が施されることを鑑みると、個別のコンテンツ制作の基本は今も「ユーザーファースト」であることは変わらないでしょう（とはいえ、Webメディア全体としての改善施策としてはマーケティングとブランディングに基づいた総合力の重要性が高まっています）。

Googleの考え方や2025年最新のコアアップデートの特徴・対策・歴史についてはこちらの記事も参考にご覧ください。

【2025年最新】Googleコアアップデートとは？特徴・対策・歴史をしっかり解説

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2025年4月、Web制作会社のクーシーは、AI検索時代を踏まえた戦略立案やAI検索の調査分析でお客様のビジネスを支援する新サービス「AIO診断」を開始しました。

AI検索で表示を狙う！新時代のWeb戦略「AIO診断」サービスとは？

昨今、AIO／LLMO対策に関心をお持ちのみなさまからお問い合わせをいただいています。今後、ユーザーの検索体験や情報収集方法はAIを中心に変化することが予想され、その最新動向のキャッチアップは必須でしょう。

一方で、ビジネス成果につなげるためには、お客様の状況や目的に応じて、数ある施策の中から最適なものを見極める必要があります。それが必ずしも「AIO／LLMO対策」とは限りません。

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この記事を書いた人

クーシーブログ編集部

1999年に設立したweb制作会社。「ラクスル」「SUUMO」「スタディサプリ」など様々なサービスの立ち上げを支援。10,000ページ以上の大規模サイトの制作・運用や、年間約600件以上のプロジェクトに従事。クーシーブログ編集部では、数々のプロジェクトを成功に導いたメンバーが、Web制作・Webサービスに関するノウハウやハウツーを発信中。