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Figjamの基本的な使い方!強み・弱みを正直にレポート!【活用例】

Figjamの基本的な使い方!強み・弱みを正直にレポート!【活用例】

働き方の多様化に伴い、オンラインミーティングツールの市場は急速に拡大しました。ビジネスの現場において、これまでにないスピード感で業務の効率化が行われています。オンラインホワイトボードツールの流行は、この流れに沿ったものでしょう。今回紹介する「Figjam」もその1つです。

しかし、いわゆる ”便利ツール” が増えたことで「使うならどのツールが良いのかわからない」と感じてしまうのも事実。

そこで今回は、注目のオンラインホワイトボードツール「Figjam」について
「Figjamが気になってるけど、試すのが面倒くさい」
「素早くFigjamを使いこなせるようになりたい」
「使ってみた正直な感想を知りたい」
という方に向けて、概要から活用法、そして無料版を使ってみた正直な感想をレポートしていきます。

Figjam同様に注目されるオンラインホワイトボードツール「miro」にも触れていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

Figjamとは?

まずはFigjamの基本的な内容を確認します。

Figjamとは、Webデザインツール「Figma」が提供するオンラインホワイトボードツールです。対面での会議で使われるホワイトボードを、オンラインミーティング上で使えるようにしたもので、リアルタイムでチャットや音声通話をしながら共同編集をすることができます。

またオンラインホワイトボードツールとして注目される「miro」「Microsoft Whitebord」と同様に、付箋やメモを使った個人作業のためのツールとしても優秀で、アイディアの書き出しやブレインストーミング、タスク管理など、すべての社会人に役立つ機能が盛り込まれた、まさに便利ツールと言えるでしょう。

Figjam

Figmaをすでに利用している方であれば始め方は簡単で、プロジェクトのファイル画面からボードを作成することで利用できます。Figmaをまだ利用していないという方は、以下の記事でFigmaの導入方法を解説していますので、確認してみてください。

勉強し始めるなら今!Web制作におけるFigmaの使い方〜超初級編!【XDから卒業】

FigJamの料金プラン|無料でできることと2025年改定後の選び方

結論からいうと、FigJamは無料で使い始められます。そして2025年の料金改定で、FigJam単体のプランを契約する形から、Figmaのすべてのプランに、FigJamが含まれる形へと変わりました。この記事の初版では「FigJamのプロフェッショナルプランは月450円」と紹介していましたが、その料金体系はもう存在しません。あらためて整理します。

無料のスタータープランでどこまでできる?

無料のスタータープランでも、FigJamの基本機能とテンプレートは一通り使えます。公式ヘルプでは、無料で持てるのは1つのチームと3つの共同編集ファイルまでと案内されています。一方で、自分だけの下書きファイルは無制限に作れます。バージョン履歴の保存期間は30日までです。

まず1人で触ってみる、小さなチームで試してみるという段階なら、無料の範囲で十分に感触をつかめます。私たちも最初は無料で試してから、チーム利用へ広げました。

有料プランは「シート」で選ぶ

現在のFigmaの料金は、プランと「シート」の組み合わせで決まります。シートとは1人ごとの利用権のことで、役割に合わせて種類を選びます。どのシートを選んでも、FigJamはフルに使えます。2026年7月時点の公式料金ページは米ドル表示で、プロフェッショナルプランでは次のような構成です。

シート 主な対象 できること 月額(米ドル・年払い)
コラボシート 会議・整理が中心のメンバー FigJam・Figma Slides・Figma Buzzをフル利用 3ドル
開発シート エンジニア 上記に加えて開発モード 12ドル
フルシート デザイナー Figma本体を含む全機能 16ドル

FigJamを中心に使うメンバーはコラボシートで足りるため、チーム全員分のフルシートを買う必要はありません。ここが2025年改定後の選び方のポイントです。なお料金は改定されることがあるので、導入前に公式の料金ページで最新の金額を確認してください。

▼参考:料金プラン|Figma https://www.figma.com/ja-jp/pricing/

Figjamの基本的な使い方

これがFigjamの基本画面になります。

Figjamの基本画面

基本的に、画面下部に表示される9つのツールを使って操作を行うので、各操作について簡単に解説していきます。

Figjamの9つのツール

マーカー・図形

マーカー・図形

左が「マーカー」、右が「図形」についての例です。

マーカーの機能は一般的なマーカーの機能と同様で、ペンの色や太さを選んで自由にイラストや文字を書くことができます。マーカーの種類は「マーカー」「蛍光ペン」「和製テープ」の3種類で、「和製テープ」をマスキングテープのように活用することができます。

右側の図形も、一般的な図形を挿入する機能と同様で、図形を選び大きさや色を調整することができます。図形内にテキストを入力することも可能で、テキストの大きさやフォントも調整できます。

付箋・その他

付箋・その他

左が「付箋」、右が「その他」についての例です。

付箋を貼ってメモがわりに利用することができます。テキストを入力し、テキストを編集できることはもちろん、共同編集をする時には、付箋を作った人の名前を残し、誰のメモや意見なのかを管理することも可能です。

「その他」を押すと画像中央にあるような画面が表示され、ここから「ステッカー」「テンプレート」「ウィジェット」「プラグイン」を選んでボード上に表示できます。画像右側にあるのは、上から順に「ステッカー」「テンプレート」「ウィジェット」を挿入したものです。

「ウィジェット」とは簡単な機能を備えたカードのようなもので、画像では投票機能を備えたウィジェットを使用しています。

テキスト・コネクター・スタンプ・セクション・テーブル

テキスト・コネクター・スタンプ・セクション・テーブル

「テキスト」は文字通り、テキストを入力できる機能で、テキストの大きさやフォントを編集することができます。

「コネクター」は画像内で黄色い図形同士を繋いでいる矢印のことで、図形のみならず、ボード上の全てのオブジェクトを繋ぐことができます。フローチャートを作りたい時などにとても便利です。

「スタンプ」は画像右上のようなもので、8つのスタンプから好きなものを選んで、ボード上にステッカーのように貼り付けることができます。

「セクション」とは、ボード上のいくつかのオブジェクトをまとまりとして保存するための機能で、画像では「Section 1」という名前の元オブジェクトを1つのまとまりとして保存してくれています。これにより、1つのボード内でも、プロジェクトやタスクごとに管理をすることができます。

「テーブル」とは画像右下の表のことで、簡単にこのような図形を挿入することができます。枠内の色や文字を編集することもできます。

インポート・コメント

インポート・コメント

「インポート」「コメント」は、画面下部に表示されるツール以外の機能ですが、よく使うのでここで紹介します。

「インポート」は画像や動画のファイルをボード上に埋め込むことで、command⌘+shift⇧+k を押してファイルを選択できます。

「コメント」では文字通りボード上にコメントを残しておくことができ、共同編集者をメンションして確認漏れを防ぐこともできます。

ここまでが、Figjamの基本的な内容の確認になります。

FigJamの活用例5選|Web制作の現場ではこう使う

ここからは、私たちがWeb制作の現場で実際に使っている場面を5つ紹介します。機能の一覧よりも、この使いどころのイメージこそが導入の決め手になるはずです。

①ブレインストーミングとアイデア整理

再生

定番はやはりブレインストーミングです。制限時間を決めて全員で付箋を出し、コネクターやセクションで整理していきます。以前は整理の工程が長引きがちでしたが、今はAIのソートで叩き台を作ってから人が微調整する流れにすると、議論そのものに時間を厚く使えます。

アイディアの整理

②フローチャートでサイト構造を可視化する

再生

コネクターが図形に吸着してくれるおかげで、フローチャートづくりはFigJamの得意分野です。私たちはサイトマップや画面遷移図のたたき台をFigJamで描き、クライアントと画面を見ながらその場で組み替えることがよくあります。口頭では平行線だった議論が、図にした瞬間に前へ進むことは珍しくありません。

サイトの構造設計そのものに課題を感じている方は、情報設計のサービスページもご覧ください。

③ワイヤーフレームのたたき台をつくる

精密なワイヤーフレームはFigma本体で作りますが、その前段の「どこに何を置くか」のラフはFigJamで十分です。図形とテキストだけで画面の骨格を並べ、方向性が固まってからFigmaで清書する二段構えにすると、手戻りが減ります。

ワイヤーフレームで考えるべきポイントは、別記事で詳しく解説しています。

ワイヤーフレームの作り方とは?考えるべき4つのポイント!

④投票とカーソルチャットで会議を回す

投票

案が複数出たときは、投票で決を採ります。無記名で票を集められるため、声の大きさに左右されずに意見を拾えます。コミュニティにはpollのような投票ウィジェットも公開されています。

再生
再生

カーソルチャットやスタンプは、オンライン会議の「反応が見えない問題」を和らげてくれます。相手の発言に絵文字がポンポン飛ぶだけで、会議の空気は驚くほど柔らかくなります。

⑤ふりかえりとタスク管理をひとつのボードにまとめる

Notionと連携

スプリントのふりかえりには、KPTなどのテンプレートがそのまま使えます。出てきた改善案をAIで要約し、次のアクションをテーブルに落とせば、ふりかえりからタスク化までがボード1枚で完結します。Notionをはじめ外部ツールと連携するウィジェットを組み合わせる方法もあります。

FigJamの強みと弱み|使い続けてわかった正直な感想

初版の公開から2年半以上、社内の会議やクライアントとのワークショップでFigJamを使い続けてきました。良いところも物足りないところも、率直にお伝えします。

操作の軽さとFigma連携がFigJamの強み

いちばんの強みは、動作の軽快さです。要素が増えてもラグを感じにくく、初めて触るメンバーも迷わず書き込めます。ポップな見た目も意外に重要で、きれいに描かなければというプレッシャーがなく、書き込みのハードルが下がります。

そしてFigmaとの連携です。FigJamで固めた構成やラフを、そのままFigma本体でのデザイン作業につなげられます。デザインをFigmaで行うチームなら、この一体感だけで選ぶ価値があります。

正直に感じるFigJamの弱みと付き合い方

一方で、細かい表現の作り込みは苦手です。たとえばマーカーの太さの選択肢は少なく、描画の微調整はできません。図解を美しく仕上げたい場面では物足りなさが残ります。

ただ、これは役割分担の問題だと考えています。FigJamは「誰もがすぐ書ける」ことに振り切ったツールで、作り込みはFigma本体の仕事です。ラフと整理はFigJam、仕上げはFigmaと割り切ってから、不満はほとんどなくなりました。

FigJamとMiroの違いは?どちらを選ぶべきか

同じオンラインホワイトボードのMiroとは、よく比較されます。私たちの実感では、軽快さとシンプルさのFigJam、多機能さと柔軟さのMiroという棲み分けです。

観点 FigJam Miro
操作感 軽快でシンプル。すぐ使える 多機能なぶん覚えることが多い
テンプレート 300超に加えてAI生成に対応 カスタマイズの柔軟性に強み
連携 Figmaとシームレス 幅広い外部ツールと連携
向いているチーム Figmaでデザインするチーム 大規模・多用途に運用したいチーム

デザインをFigmaで行っているならFigJam、ホワイトボード単体を深く使い倒したいならMiroが候補です。Miroの活用法は別記事で詳しく紹介しているので、比較検討の材料にしてください。

【miroの使い方】これは便利だ!と感じた6つの活用法を紹介!

FAQ

Q. FigJamは無料で使えますか?

はい、無料のスタータープランで使い始められます。チームで共同編集できるファイル数に上限はありますが、基本ツールと300を超えるテンプレートは無料の範囲で試せます。まず1人やごく小さなチームで触ってみるには十分です。

Q. FigJam AIは無料プランでも使えますか?

AI機能はクレジット消費型です。2026年7月時点の公式料金ページでは、無料のスタータープランにも1日150、月あたり最大500のAIクレジットが付与されると案内されています。付与量や条件は変わる可能性があるため、利用前に公式情報を確認してください。

Q. FigJamとMiroはどちらを選ぶべきですか?

デザイン作業をFigmaで行っているチームならFigJamがおすすめです。構成の検討からデザインまでをひとつの環境でつなげられます。ホワイトボードを単体で深く使い込みたい、テンプレートを細かく作り込みたい場合は、Miroが向いています。

Q. ログインしていない相手とも共同編集できますか?

公式サイトでは、招待したゲストが24時間投稿できる仕組みが案内されています。社外のクライアントにアカウント作成をお願いしなくても、ワークショップに参加してもらえるということです。利用できるプランなどの条件は変わることがあるため、最新の公式情報をあわせて確認してください。

AI時代のサイト設計はクーシーにお任せ!

FigJamは、アイデアを広げて整理するまでを驚くほど軽くしてくれるツールです。無料から始められ、AI機能で会議の準備とまとめも速くなりました。まずは次の打ち合わせのアジェンダを、FigJamのボードで作ってみてください。

そしてボードの上で固まった構成を、成果の出るWebサイトへ落とし込む段階になったら、私たちの出番です。クーシーはFigmaとFigJamを日常的に使う制作会社として、情報設計からプロトタイプ設計、Webデザインまでを一貫して支援しています。サイト構造の整理に行き詰まったら、ボードごと持ち込むつもりで気軽にご相談ください。

▼情報設計|株式会社クーシー
https://coosy.co.jp/service/planning/information-architecture/

まとめ

以上が、Figjamを使ってみて感じたことのレポートになります。

Figjamは、分類としてはオンラインホワイトボードツールになると思いますが、実際にはそれ以外のさまざまな機能も備えており、複数人での共同作業でなく、個人での作業をする人にとっても便利なツールです。

私が便利だと感じた活用法の他にも、自分に合っている使い方がきっと見つかると思います!実際に試してみるのはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

クーシーブログ編集部

この記事を書いた人

クーシーブログ編集部

1999年に設立したweb制作会社。「ラクスル」「SUUMO」「スタディサプリ」など様々なサービスの立ち上げを支援。10,000ページ以上の大規模サイトの制作・運用や、年間約600件以上のプロジェクトに従事。クーシーブログ編集部では、数々のプロジェクトを成功に導いたメンバーが、Web制作・Webサービスに関するノウハウやハウツーを発信中。

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