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HTMLとは?初心者向け/簡単にわかりやすく3分で解説

HTMLとは?初心者向け/簡単にわかりやすく3分で解説

「HTMLは難しそう」
「CSSと何が違うかわからない」
そう思っている方は、ぜひこの記事を読んでください。
HTMLを、まったく初めての人でもわかる簡単な言葉で解説しています。

HTMLはアルファベットだらけで複雑そうに見えますが、仕組みは非常に単純です。意味がわかるようにしたいだけなら、必要な知識はこの記事に書いてあることで十分です。

CMSを使ったサイトでは、基本的にコードは書けなくていいはずですが、HTMLがちょっとわかると便利な場面が出てきます。

「HTMLが少しでもわかっていたら・・・」と思ったことがあるなら、本記事が役に立つはずです。ぜひ最後までお読みください。
「そういうことだったのか!」と疑問が解消するでしょう。

読み終わるまで3分です。ではどうぞ。

HTMLとは?

HTMLとは、テキストを「タグ」と呼ばれる括弧でくくって、それが何の部分かを示したテキストファイルのことです。

具体的に見てみましょう。まず、こちらがただのテキストです。

    明日の天気
    明日の東京23区の天気は晴れのち曇り。夕方から夜にかけてところによってにわか雨があるでしょう。    

タグで括るとこうなります。< 青文字 >がタグです。
「明日の天気」が見出し、それ以外は本文だとわかるようになりました。

    <見出し>明日の天気<見出し>
    <本文>明日の東京23区の天気は晴れのち曇り。夕方から夜にかけてところによってにわか雨があるでしょう。<本文>

HTMLの書き方にすると、見出しは「h1」、本文は「p」になります。

    <h1>明日の天気</h1>
    <p>明日の東京23区の天気は晴れのち曇り。夕方から夜にかけてところによってにわか雨があるでしょう。</p>

h1は「heading1」の略。一番重要な見出しという意味です。
pは「paragraph」の略。テキストが入ります。

タグによってテキストの構造が明確になりました。
以上のように、テキストをタグで構造化するのがHTMLです。

HTMLとCSSの違い

テキストをタグで括って構造化するのがHTMLであるのに対して、CSSはタグを使ってHTMLに装飾(スタイル)をつけます。見た目を変えるのがCSSの役目です。

上のHTMLをブラウザに表示させると以下のようになります。
背景は白。h1タグには、文字の大きさと太さのスタイルがもともと指定されているので、本文より大きく太い文字になっています。

では、CSSを使ってh1見出しの色を変えてみましょう。
h1に対して、文字色(color)のスタイルに赤(red)を指定します。

    h1{
        color: red;
    }

すると、見出しの色が赤になりました。

赤く装飾された見出し

同じように本文の文字や背景の色を変えることもできます。

    h1{
        color: red;
    }
     
     
    p{
        color: blue;
    }
     
     
    body{
        background-color: aliceblue;
    }

以上のように、HTMLが作った構造を利用してスタイルを指定するのがCSSです。

HTMLの「要素」と「属性」

HTMLでは「要素」と「属性」という言葉がよく使われます。HTMLとCSSの仕組みを理解する上でも大切な言葉なので、覚えておきましょう。
それぞれの意味は以下のとおりです。

要素

要素は、開始と終了のタグに囲まれた部分です。
下は見出しの要素で、h1タグに囲まれています。これ全体が「要素」です。

    <h1>明日の天気</h1>

属性

属性は、要素にスタイルをあてるためにつける名前のようなものです。
「class=”xxxx”」や「id=”xxxx”」といった形式でタグの中につけられます。
下の例では「class=”pagetitle”」が属性です。

    <h1 class="pagetitle">明日の天気</h1>

さらに細かく言うと、「class」が属性名、「pagetitle」が属性値となります。

先の例ではh1タグを使ってスタイルを指定しましたが、一般的には属性に対してスタイルを指定します。

HTMLタグの種類

HTMLタグは約100種類ありますが、Webページで使用されているのは、その中のごく一部です。
ここでは代表的なものだけご紹介します。

<h1>
見出し
h1は一番大きく、ページタイトルに使われる。
見出しの大きさ順にh1からh6まである。
<p>
段落
通常のテキスト。
<a>
リンク
テキストや画像にリンクを挿入する。
<img>
画像
画像を表示する。
<table>
表を作成する。
<u>
下線
テキストに下線を入れる。
<strong>
太字
テキストを太字にする。
<ul>
リスト
点でリストを作るときに<li>とセットで使う。
「ul」は unordered list の略。
<ol>
リスト
番号でリストを作るときに<li>とセットで使う。
「ol」は ordered list の略。
<div>
グループ
コンテンツをまとめる。
「div」は division の略。
<header>
ヘッダー
ヘッダーをまとめる。
フッターをまとめる<footer>タグもある。

HTMLの調べ方

Webサイトのデザインが崩れているときなど、HTMLがどうなっているか見たい場合があります。
そんなときは、以下の手順でWebサイトのHTMLを調べてみてください。

使うブラウザは「Google Chrome」です。
どこでもいいので画面上で右クリックすると、メニューが出るので一番下の「検証」を選択。

「検証」を選択

画面右側にHTMLが出ました。
HTMLにカーソルを当てると、Webサイトの該当する部分の色が変わります。

HTMLにカーソルを当てる

HTMLの左上にある矢印アイコンをクリックしてアクティブにすると、Webサイトの方から該当するHTMLを探せます。

矢印アイコンをクリックしてアクティブにする

例えば、ヘッダーにカーソルを合わせると、吹き出しで<header>タグが入っているのがわかります。青文字は属性です。

ヘッダーにカーソルを合わせる

ここは<a>タグが入っていますね。

タグの内容を確認する

以上の手順で、WebサイトのHTMLをチェックすることができます。

まとめ

以上、HTMLについて解説しました。HTMLがどんなもので、どうすれば見られるのかが理解できたかと思います。
このくらいの知識があれば、Webサイトの管理・運用で十分活かせるはずです。Webサイトをゼロから作るのでなければ、HTMLは読める程度に理解できればいいでしょう。
興味がありましたら、CSSの記事もご覧ください。あなたのWebサイト運用のお役に立てば幸いです。

クーシーブログ編集部

この記事を書いた人

クーシーブログ編集部

1999年に設立したweb制作会社。「ラスクル」「SUUMO」「スタディサプリ」など様々なサービスの立ち上げを支援。10,000ページ以上の大規模サイトの制作・運用や、年間約600件以上のプロジェクトに従事。クーシーブログ編集部では、数々のプロジェクトを成功に導いたメンバーが、Web制作・Webサービスに関するノウハウやハウツーを発信中。

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