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E-E-A-Tとは?SEOで最重要と言われる理由!YMYLとの関係は?

E-E-A-Tとは?SEOで最重要と言われる理由!YMYLとの関係は?

SEOで最重要とされている「E-E-A-T」とは?ユーザーにとって安全で有益な情報を届けることが、SEOで高い評価を得るのに必要なことです。専門性、権威性、信頼性を獲得したWebサイトやWebページを作るためのポイントをわかりやすくご紹介します。

E-E-A-Tとは?

E-E-A-Tは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった造語です。SEOでは、E-E-T-Aの4つの要素を考慮されているかがとても重要だとされています。E-E-A-Tの4つの要素を詳しく見ていきましょう。

経験

経験は、検索結果の評価を改善するために追加された要素です。実際に製品を使用した、あるいはその場所に訪れたなど、誰かが経験したことをコンテンツに織り込みます。

たとえば特定の製品の評価を知りたいとき、実際に使ったことがある人の口コミは信頼性が高いですよね。このように経験を伴うコンテンツには独自の価値があるのです。

専門性

専門性の高さは、Webサイトで特定のテーマを取り扱っているかがポイントです。

たとえば、自動車販売のWebサイトであれば、新車や中古車の販売情報や購入方法などを紹介するでしょう。テーマを絞るほど専門性も高くなります。仮に自動車販売のサイトで子育て情報を掲載したら、Webサイトとの関連性が低いため、専門性が低いと評価されるかもしれません。

権威性

WebサイトやWebページに権威性があるかどうかも、SEOの評価ポイントの1つ。権威性は、特定の分野における評価を表す指標です。被リンクの数や質、サイトの運用実績など、第三者からの評価が重要になります。権威性は自社でのコントロールが効かないため、獲得するのは簡単ではありません。

Webサイトのブランド力や知名度が高いほど、権威性は高くなります。被リンクを多く獲得することも、権威性の評価をあげる要因となるでしょう。被リンクは量も重要ですが、質も大切です。権威性はすぐに獲得できないからこそ、着実に積み上げていく必要があります。

信頼性

SEOで高い評価を得るためには、ユーザーに有益な情報を提供することが重要です。ユーザーに有益な情報かどうかは、信頼性のある情報であることが大前提と言えるでしょう。

Webページの作成者がどんな人物か、どんな企業がWebサイトを運営しているかを公開することも重要です。たとえば、著者がWebページで紹介している内容の専門家であれば、より信頼性も高いと評価できます。

Webページに最新の情報を掲載することも信頼性を高める方法です。古い情報が掲載されているWebページは、ユーザーにとって有益と言えないでしょう。WebサイトやWebページの信頼性が獲得できるよう、小まめなメンテナンスも必要です。

E-E-A-TのSEO効果は?

Googleの品質評価ガイドラインには、SEOでE-E-A-Tが重要だと明記されています。E-E-A-Tはユーザーにとって有益な情報を提供するために必要な条件だと言えるでしょう。そのため、E-E-A-Tの条件をクリアできれば、高い評価を得られるのです。

E-E-A-TとYMYLの関係

E-E-A-TはYMYLのWebサイトで特に重要とされています。

YMYLとは?

YMYLは、Your Money or Your Lifeを略したもの。「人々のお金や健康・安全などの人生に大きな影響を与える情報を掲載する」という意味になり、該当するWebサイトはYMYLにあたります。

YMYLに該当するWebサイトは下記の通りです。

項目
ショッピング Web上で金銭の取引があるWebサイト。
金融 投資、住宅、保険などに関する情報を発信するWebサイト。
医療 病気の症状や薬、栄養についてなど、健康に影響する情報を発信するWebサイト。
法律 離婚や遺言書など法律に関する情報を発信するWebサイト。
その他 受験、就職など、人生に大きな影響を与える情報を発信するWebサイト。

過去に、健康に関わる何の根拠もない情報を掲載していたWebサイトが問題になりました。ユーザーに危険な情報を掲載していたWebサイトは、大きなペナルティを受ける結果に。YMYLは、ユーザーに安全性の高い有益な情報を届けるために定められた基準となります。

情報の質を高め安全性を保つ

YMYLに該当するWebサイトを運営する場合は、情報の質や安全性を保つことが重要です。高品質なWebサイトやWebページを作成するためには、E-E-A-Tが重要になります。経験・専門性・権威性・信頼性が高いほど、SEOの評価も高くなると言えるでしょう。

E-E-A-Tの対策に有効な施策

E-E-A-Tを対策すれば、SEOで高い評価を得やすくなります。本項では、E-E-A-Tの対策に有効な施策をご紹介します。

  1. 1サイトで取り扱うテーマの数
  2. SSL化がおすすめ
  3. 情報の発信者を明記する
  4. Whois情報の公開
  5. 引用元の信頼性もチェック
  6. 経験談や独自調査の情報公開
  7. 最新情報を頻繁に更新
  8. ブランド認知度を上げる
  9. マイビジネスに登録

1サイトで取り扱うテーマの数

1サイトで取り扱うテーマの数に応じてサイトを設計する

1つのWebサイトで扱うテーマの数によって、注意すべき点があります。

特定のテーマで専門性を高める

1つのサイトで関連性の薄い複数のテーマを扱ってしまうと、Webサイトがどんなテーマに重点をおいているのかを検索エンジンが判断しにくくなります。専門性を高めるために、1つのWebサイトでは特定のテーマを扱うようにしましょう。

複数テーマはカテゴリ分けをする

Webサイトのテーマや目的によっては、1つのサイトで複数のテーマを扱う場合もあります。Webサイトで複数のテーマを扱う場合は、カテゴリ分けをするようにしましょう。カテゴリ分けをするれば、検索エンジンもテーマの関連性を把握しやすくなるでしょう。

SSL化がおすすめ

SSL化とは、https化とも言います。SSLの技術を用いて暗号化されているサイトはURLに「https」と表示され、安全性の高いサイトという証明になります。SSL化されていないWebサイトは、「http」と表示されるので、ユーザーも安全性の低いサイトと判断することができるのです。

SSL化によって暗号化されていないWebサイトは、盗難や盗聴など犯罪に巻き込まれる可能性が高くなるため危険です。ユーザーにとって安全性の高いWebサイトにするためには、SSL化を行いましょう。

情報の発信者を明記する

Googleの品質評価ガイドラインには、Webサイトを運営している企業や個人の情報や、Webページの著者を明記する必要があると記載されています。Webサイトの責任者やどんな人物がWebページを作成しているかが明らかになっている方が、信頼性が高いと言えるのです。

Webページには、著者を紹介する枠を作り、プロフィールを記載します。Webページで取り扱うテーマに特化した専門家や経歴の持ち主であれば、プロフィールに記載しましょう。

また、ユーザーがWebサイトの運営側に連絡できる手段を用意しておくことも重要です。お問い合わせフォームを設けるなどをして、対策をしましょう。

Whois情報の公開

企業が運営するWebサイトであれば、企業情報も公開するようにしましょう。どんな会社が運営しているWebサイトかを明らかにすれば、権威性や信頼性を高められるでしょう。

引用元の信頼性もチェック

Webページを作成する際、他社のWebサイトの情報を引用することもありますね。Web上の情報はすべてが正しいとは限りません。引用する場合は、他社のWebサイトのE-E-A-Tも考慮しましょう。

信用できないWebサイトの情報を引用すると、自社のWebページの信頼性に低くなります。他社のWebページから引用する場合は、公的機関の情報を選ぶことが望ましいです。

SEOで、検索エンジンの上位に表示されているWebページは信頼できるものが多いですが、ニッチなテーマであればWebページの情報が古いものも上位に表示されている可能性があります。他社のWebページを引用する場合は、最終更新日や運営会社、著者の情報なども確認するようにしましょう。

経験談や独自調査の情報公開

独自性の高いコンテンツで競合との差別化を図る

経験談や自社調査の結果を公開することで、独自性の高いWebページを作れます。独自性の高い情報を公開すれば、他社との差別化にもなり、高いSEO評価も得やすくなるのです。YMYLに該当する内容であれば、専門家の監修をつけ権威性を上げると効果的でしょう。

最新情報を頻繁に更新

Webページの情報は鮮度も大切です。Webページを公開してから年月が過ぎ、古い情報のままでは、ユーザーに有益な情報とは言えません。検索上位に表示されていても、紹介している情報が古くなれば、新しい情報を紹介するWebページの方が上位になるでしょう。

Webページは公開したらおしまいではなく、最新情報を定期的に更新するようにしてください。テーマによって、情報が更新されるトレンドを把握したり、常にアンテナを張り情報収集することも大切です。

ブランド認知度を上げる

権威性を高めるために、Webサイトのブランド認知度を上げることも重要です。ブランド認知度をあげる方法には、下記のようなものがあげられます。

SNSの活用

Twitter、Facebook、Instagramは利用者が多く、上手く活用できれば、ブランド認知度を上げられます。同時に、SNS経由のWebサイト訪問者数を増やせる点もメリットでしょう。SNSでフォロワーや特定のユーザーを獲得できれば、Webサイトにも誘導しやすくなり、拡散してもらえるなど、ユーザーの力を使って知名度を上げられる可能性もあります。

ポータルサイトへの掲載

Webサイトをポータルサイトに掲載すれば、Webサイトへの入り口を増やせます。ポータルサイトのブランド認知度が高ければ、よりWebサイトの認知度も上がりやすくなるでしょう。運営会社のポータルサイトがある場合は、Webサイトを掲載する方法も有効です。

Youtubeの活用

最近では、YouTubeでの広告活動も盛んになってきました。動画内で関連する内容を紹介したり、動画の広告で映像を流したりできます。YouTube広告は再生回数あたりの金額を請求される仕組みです。そのため、予算を決めて、無理のない範囲で利用できる点は魅力ですね。

マイビジネスに登録

Googleマイビジネスは、店舗情報をGoogleマップや検索画面に表示させられます。Googleマイビジネスに登録すれば、ビジネス名(店舗名)、住所、電話番号、WebサイトのURLなどを表示できるのです。

Googleマイビジネスの登録にはオーナー認証をクリアする必要があります。Googleに店舗の実態を証明できることも、信頼性を高める要素になるでしょう。

また、Googleマイビジネスでは、口コミの管理もできるため、ユーザーとコミュニケーションを取ることが可能です。肯定的な口コミはお店の評価を上げてくれるでしょう。否定的な口コミには、返信次第でネガティブな要素を広げないことも可能です。

まとめ

E-E-A-Tは、経験、専門性、権威性、信頼性の4つの意味を持っています。Googleの品質評価ガイドラインにも、E-E-A-Tが重要であるとの記載があり、WebサイトやWebページを作る際は対策する必要があります。YMYLに該当するWebサイトであれば、特にE-E-A-Tが重要です。SEOではキーワードやSEOに適したライティングとあわせて、E-E-A-Tの対策も行っていきましょう。

参考

横田みのり

この記事を書いた人

横田みのり

新卒でITベンチャー企業に入社。Web編集者としてディレクター、ライターを経験。SEOコンテンツの作成や分析、リライトのノウハウを活かし、現在は「AnyMaMa」にてフリーライターとして活躍中。

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