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インハウスSEOとは?メリットやはじめる前に押さえるべきポイント

インハウスSEOとは?メリットやはじめる前に押さえるべきポイント

インハウスSEOは、コスト削減や社内でSEOノウハウを溜めるなどメリットがありますが、失敗するケースも。インハウスSEOとは?インハウスSEOに向いている企業や、SEOを外注するメリット・デメリットなどもご紹介します。

インハウスSEOとは?

インハウスSEOは「SEO内製化」を意味しており、SEOを自社のみで行うことです。SEOは、Googleの検索結果に自社のWebページを表示させることで、自社の商品やサービスを検討してもらう機会を獲得できます。SEOは、SEOコンサルティング会社に依頼できますが、インハウスSEOは自社のみでSEOを行うのです。

インハウスSEOのメリット

インハウスSEOのメリット

インハウスSEOのメリットをご紹介します。

コストの削減

インハウスSEOのメリットは、外注費用の削減ができる点です。インハウスSEOは、SEOコンサルティング会社などに依頼せずにSEOを行うため、外注費用がかかりません。SEOコンサルティング会社にSEOを依頼する場合にかかる費用は、30万円〜100万円以上と言われています。SEOの外注費用は、委託先にもよるため、経験豊富なSEOコンサルティング会社に依頼する場合、外注費は高額になる場合もあります。

SEOノウハウの蓄積

インハウスSEOは、SEOのノウハウを蓄積できる点もメリットです。SEOをSEOコンサルティング会社に依頼している限り、自社でSEOのノウハウは溜まりにくいでしょう。

SEOは、継続的に行う必要があるため、常にWebページの管理が必須になります。自社のWebページがSEOで評価され、Googleの検索順位で上位を取ったり、Webページ経由で自社商品やサービスの購入や利用者が増えたりしたら終わりではありません。

更新されないWebページはSEO評価が下がる可能性があります。また、Googleのコアアップデートにより、評価基準が変わる可能性もあるのです。自社にSEOノウハウがないと、継続してSEOコンサルティング会社に依頼する必要があり、その分コストもかかります。そのため、自社でSEOノウハウを持っているメリットは大きいでしょう。

SEOの施策を自社のタイミングで実施できる

インハウスSEOは、自社のタイミングでSEOの施策を実施できる点もメリットです。SEOは、SEO担当者のみで行える業務ばかりではありません。SEOのために、Webサイトのシステムやデザインの改修が必要な場合もあります。Webページのシステムやデザインを改修する際は、社内のエンジニアやデザイナーとコミュニケーションを取る必要があります。インハウスSEOであれば、社内のコミュニケーションで完結するため、施策を進める際もスムーズです。

しかし、SEOを外注していると、外部のSEO担当者と社内のエンジニアやデザイナーのコミュニケーションを仲介する必要があったり、外注先のスケジュールに都合がつかなかったりと、すぐ実施できる施策にも時間がかかる場合があります。インハウスSEOならコミュニケーションコストも少なく、自社のタイミングで施策が実施できます。

インハウスSEOのデメリット

インハウスSEOのデメリット

インハウスSEOのデメリットは何でしょうか?インハウスSEOのデメリットをご紹介します。

SEO知識や技術が必要

インハウスSEOを行う場合、社内にSEO知識を持つ人がいなければなりません。SEOを行う際は、専任のSEO担当者をつける必要がありますが、社内にSEO知識を持った人がいなければ、インハウスSEOは難しいでしょう。また、SEO担当者は知識だけでなくSEO施策を実行できる能力も欠かせません。SEO担当者は、Webサイトの現状分析や、成果が上がる適切な施策を実行していかなければなりません。施策を実施して期待する成果が出なければ、原因を調査し次の打ち手を考え、実行していく必要があります。SEOでは、知識だけでなくブラックボックスなアルゴリズムに対して着実に成果が上がる施策を実行していく技術力も求められます。

SEO担当者を設ける必要あり

インハウスSEOを行う場合、社内でSEO担当者を設ける必要があります。自社でSEO担当者を設けられる場合は問題ありませんが、SEOの知識がある人がいなかったり、人手不足でSEO担当者に人員を割けなかったりすることもあるでしょう。現在プロフェッショナルなSEO経験者は少なく、採用するのも難しい場合があります。

成果が出ないケースも

インハウスSEOを行っても、SEOで成果が出ないケースがあります。社内で設けたSEO担当者が、十分なSEO知識を持っていない場合、成果の出ないSEOを行う可能性があるのです。SEOにはお金も時間もかかるため、成果の出ないSEO施策だった場合、コストパフォーマンスは悪くなるでしょう。SEOコンサルティング会社に依頼した方が、成果も出てコストパフォーマンスがいいケースはよくあります。SEOをコンサルティング会社に依頼することも重要です。

インハウスSEOで成功しやすい企業の特徴

インハウスSEOで成功しやすい企業の特徴をご紹介します。インハウスSEOを検討している場合、当てはまっているかチェックしてみてください。

社内に専任のSEO担当者がいる

インハウスSEOで成功しやすい企業の特徴1つ目は、社内に専任のSEO担当者がいることです。インハウスSEOは、他の業務の片手間で行うのは難しいでしょう。SEOは、コンテンツ作成、分析、企画など、常にスピード感のある施策を求められます。そのため、インハウスSEOを行う場合、SEO担当者を設けることは必須です。

社内にSEO知識が豊富な人がいれば、SEO担当者に最適です。専門的なSEO知識の元、コンテンツ作成、分析、企画などを行えるため、効果の出るSEO施策が行えます。

社内でSEOについての理解がある

インハウスSEOで成功しやすい企業の特徴2つ目は、社内でSEOについての理解があることです。SEOは結果が出るのに時間がかかるため、社内でSEOの理解がないと継続するのが難しいでしょう。SEOに理解が得られていない状況では、成果の出ていないSEO施策にお金や人的コストをかけられないと判断されることもあります。インハウスSEOを行う場合は、社内でSEOについて理解してもらうことが必須だと言えます。

インハウスSEOの業務とは?

インハウスSEOの業務内容

インハウスSEOを行う場合、どのような業務があるのでしょうか?インハウスSEOでは主に下記のような業務が発生します。

目標設定

インハウスSEOでは、はじめにしっかり目標設定ができているかが重要です。SEOはGoogleの検索順位で上位に表示されるための施策を行うことですが、検索順位は目標にすべきではありません。SEOで検索順位が上位にランクインしても、本来目的としていたコンバージョンに結びつかないこともあるのです。SEOで検索上位を狙う理由は、企業によって様々ですが「自社商品の購入を増やしたい」「自社サービスの資料請求を増やしたい」などがあるでしょう。

Webサイトの改善

SEOでは、Webサイトの改善も必須です。SEO評価されやすいWebサイトの特徴として「内部リンク対策をしている」「Webサイトの表示スピードが速い」「モバイル最適化している」などがあります。

内部リンクは、SEO評価を行う検索エンジンのシステム(クローラー)が、巡回しやすくなる効果があります。内部リンクを行うことで、Webサイトが正確なSEO評価を得やすくなるのです。

SEOのWebサイト改善では、Webサイトの表示速度やモバイル最適化も重要です。SEOはユーザーの利便性や有益性も評価されるため、Webサイトにアクセスしたユーザーの満足度でも高い評価を受けることが大前提になります。SEOでは、ユーザーがWebサイトにアクセスしてからの読み込みを速くしたり、PCやスマートフォンなどさまざまな画面サイズの端末から見てもわかりやすいデザインにしたりする…などの施策が必要です。

コンテンツの作成

SEOでは、コンテンツの作成も必須です。SEOコンテンツを作成する場合、キーワード選定やタグの設定なども重要です。キーワード選定を間違えると、SEOで検索順位が上位に表示されWebサイトのアクセス数が増えたのに、目標となるコンバージョンに結びつかないケースもあります。目標に結びつくユーザーを集めるためには、どのキーワードを狙うべきか考えたり、SEO評価されるようコンテンツ内にタグを設置したりする必要があります。

インハウスSEOのはじめ方

インハウスSEOのはじめ方の事例をご紹介します。

SEO専任者を採用する

インハウスSEOを行いたいけれど社内にSEO専任者がいない場合は、新しく人を採用する方法もあります。採用にはお金や人的コストもかかってしまいますが、SEOの知識が豊富な人材と出会えれば、インハウスSEOで効果的なSEOを行えます。長期的な目で見れば、SEO専任者を採用する方がいい場合もあります。

外注からインハウスSEOへ切り替える

社内にSEO専任者がいない場合は、SEOコンサルティング会社に依頼する方がいいケースも多いです。初心者が独学でSEOを行うことも不可能ではないですが、SEO知識を1から学ぶため時間がかかってしまうでしょう。インハウスSEOを支援してくれるSEOコンサルティング会社もあります。SEOを始める際は外注に依頼し、Webサイトの運用を通して社内のSEOノウハウを溜め、徐々にインハウスSEOへ切り替える方法もありますよ。

SEOを外注するメリット・デメリット

SEOを外注するメリット・デメリット

SEOを外注するメリット・デメリットをご紹介します。

SEOをプロに任せられる

SEOを外注する大きなメリットは、SEOをプロに任せられることです。SEOコンサルティング会社には、SEOの経験が豊富で専門的な知識を持っているプロがいます。企業の目的に合った目標やターゲットを相談しながら決めたり、どのような施策を行うのがいいか提案してくれたりします。

SEOを外注すると、SEOを始める際に、目標達成までの道筋がある程度見えるため、全体像が把握しやすいです。SEOで成果が出てくる時期が予想できていれば、社内での理解も得やすくなります。またSEOのプロに任せるため、効果的なSEOが実施できますね。SEOのプロと二人三脚でWebサイトの改善やコンテンツ作成などを行え、SEOの成果も出やすいため、SEOを外注する企業は多いです。

安心して任せられる外注先を選ぶ必要がある

SEOコンサルティング会社にもさまざまあります。多くの中からSEOを外注する委託先を決めるのは、そう簡単ではないでしょう。SEOは、この施策をしたら絶対に評価される、などという保証はありません。

Webサイトを日々モニタリングし、アクセス解析や分析から、次の施策を考えることも重要です。自社のWebサイトのSEO評価に異変があった際はすぐに気づき、原因調査から改善のための施策を提案してくれるSEOコンサルティング会社は信頼できるでしょう。

SEOの外注費も委託先によりさまざまです。SEOの外注先を価格だけで選ぶのではなく、SEOコンサルティング会社の実績を見てみるのも重要になります。SEOの実績が豊富というだけで判断するのではなく、委託先の口コミなどで評判も判断材料になるでしょう。

まとめ

インハウスSEOは、外注費の削減になったり、自社のタイミングでSEOが実施できるなどのメリットがありました。インハウスSEOは、社内にSEO知識がありSEO専任者になれる人材がいれば、成功しやすいと言えるでしょう。インハウスSEOを始める方法として、SEO専任者を採用する事例もあげました。しかし、現在プロフェッショナルなSEO担当者は多くありません。SEO知識のないままSEOを行えば、成果が出ないSEOにお金や時間をかけてしまうことになりかねません。SEOはコンサルティング会社のプロに任せる方法も検討してみてくださいね。

横田みのり

この記事を書いた人

横田みのり

新卒でITベンチャー企業に入社。Web編集者としてディレクター、ライターを経験。SEOコンテンツの作成や分析、リライトのノウハウを活かし、現在は「AnyMaMa」にてフリーライターとして活躍中。

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