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読まれる記事の書き方って?ライターが方法とコツを伝授!

読まれる記事の書き方って?ライターが方法とコツを伝授!

Web上で「記事を書く」といっても、目的によって書き方の違いがあるのはご存知でしょうか?サイトやブログを立ち上げ、いざ記事を書こうとなったとき、目的にあった記事の書き方をおさえておくと役立ちます。記事の書き方で共通して気をつける点についてもご紹介します。

サイトの特徴によって異なる目的

オウンドメディアとブログでは、運営する目的が異なります。また運営するのが企業か個人かでも変わってくるでしょう。

オウンドメディアにおける記事作成

オウンドメディアとは、企業が運営するメディアのことを指し、コーポレートサイト、ECサイト、コンテンツサイト、採用サイトなどが、オウンドメディアにあたります。オウンドメディアは、明確な目的を持って運営され、記事作成も目的を達成するための1つの手段です。

オウンドメディアの記事作成の特徴は、ユーザーのメリットとなる情報を発信するということ。まず、オウンドメディアを作成する際に、ターゲットとなるユーザー層を決めます。記事作成の際も、ペルソナを意識し、特定のユーザー層に向けた記事を作成します。

オウンドメディアには、特定のユーザー層が訪れるため、よりユーザーの特性に合ったサービスや商品を提供できます。そのため、効率的に売上につなげることも可能になるのです。

ブログにおける記事作成

ブログは、個人の意見や感想、日記などを自由に書き、発信できるWebサイトのことです。はてなブログ、アメーバブログなどがあり、アカウントさえ作成すれば、すぐにでも記事を投稿できます。ブログは、気軽にはじめられるため、多くの人が利用しているでしょう。

個人ブログでは、ただ自分が伝えたいことを記録として残す人もいますが、ユーザーに伝えたいことがある、収益を得たいなどの目的がある場合も。集客したいという目的がある場合が、読まれる記事を書く必要があります。芸能人ブログ、企業ブログなどは明確な目的を持って運営されているブログでしょう。

目的別!記事の書き方

記事の書き方は目的によって異なります。記事を書く前に、記事の目的を考えてみましょう。

SEO集客が目的の場合

SEOで集客するための3つのポイント

SEOは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからサイト集客を増やすための施策を行うことです。SEO集客は、継続的にアクセス数を獲得できる点がメリットになります。検索エンジンで上位に表示されれば、広告費などをかけずに、大幅な集客を得ることも可能です。オウンドメディアでもブログでも、集客を目的としたサイトであればSEOは重要だと言えるでしょう。

SEOは短期間で結果を出すのは難しいですが、質のいい記事の投稿を積み重ねていくことも、検索エンジンからの評価を上げることにつながると言われています。SEOは長期的に対策をしていくことが大切です。

SEO集客を目的とした記事を書く場合、下記のポイントをおさえておきましょう。

  • キーワード選定
  • タイトル
  • 構成

サイトに合わせたキーワード選定

狙うべきキーワード

SEO集客ではキーワード選定がとても重要になります。記事を作成する際は、検索回数の多いビッグキーワードを狙いたいですよね。サイトの目的やユーザーのペルソナが決まっていれば、そのユーザーニーズに合ったキーワードを狙うことになります。複数あるキーワードの中から、検索回数の多いものを、優先的に記事作成するといいでしょう。

検索回数の多いビッグキーワードほど、競合記事も多いため、検索上位を狙うのは難しいです。その分、ビッグキーワードで検索上位に表示されれば、多くの集客を得ることができます。

一方、検索回数が少ないキーワードは上位を狙いやすい傾向にあります。検索回数自体が少ないため、上位に表示されたとしても、流入数もキーワード検索回数と同じインパクトのアクセス数しか期待はできません。

しかし、検索回数の少ないキーワードでも、複数記事が検索上位に表示されれば、それぞれの記事のアクセス数の合計で大きな集客になります。検索回数が少ないキーワードはロングテールキーワードとも呼ばれ、ビックキーワードとロングテールのキーワード、どちらも重要だと言えます。

内容を正しく伝えるタイトル

SEO集客ではタイトルの設定も重要です。タイトルはユーザーと検索エンジンに記事の内容を伝える役割があり、検索順位に大きく影響する要素となります。タイトルにキーワードを入れること、文字数は30文字以内におさめること、タイトルと記事の内容が合っていることを意識しましょう。

ユーザーも検索エンジンも理解しやすい構成

ユーザーや検索エンジンが理解しやすい構造にする

SEO集客を目的とする場合、構成はユーザーや検索エンジンが記事の内容を理解するために重要だと言われています。大見出し(H2タグ)と中見出し(H3タグ)を使い、段落に分けながら記事の内容を整理しやすくするのです。

たとえば、「SEO コンテンツ作成」がキーワードの記事を作成する場合、下記のような流れで構成するのはいかがでしょうか。

H2:SEOとは
H2:SEOコンテンツ作成の3つのポイント
 H3:キーワード選定
 H3:タイトルはメリットを具体的に
 H3:見出しはタグを使って段落づけする

ユーザーや検索エンジンが記事の内容を理解しやすいように、見出しを付け、道筋を立ててあげることがポイントです。

CV獲得が目的の場合

CV獲得のための4つのポイント

オウンドメディアやブログでは、自社サービスや商品を紹介することもありますね。CV数を増やしたいという目的がある場合、商品の宣伝だけではCV数は伸びないでしょう。

CVの獲得率を上げるために記事を書く場合、下記を意識するのがポイントです。

  • タイトルにメリットを入れる
  • 価格を明記する
  • 悩み解決・お役立ち情報も合わせて紹介する
  • 口コミやアンケートデータを用いる

タイトルにメリットを入れる

タイトルには、商品を使用した場合のメリットを記載することで、アクセス数を増やすことにつながります。アクセス数が増加すると、CV数の増加も期待できますね。

たとえば、下記のような2つのタイトルを比較してみましょう。

  • 初心者でも簡単!DIYキットで快適に過ごせる部屋づくり
  • DIYキットで部屋の模様替えをしよう

前者の方が、ユーザーにメリットが伝わるタイトルになっていませんか?メリットを明確に伝えられれば、ユーザーの興味をひきアクセス数が伸びるでしょう。アクセス数の増加は、CV数を増やすことにもつながります。

価格を明記する

商品を購入する際に、ユーザーが知りたい情報の1つが価格ではないでしょうか?商品の価格が記載されていない場合、ユーザーは価格を知るために販売サイトまで行かなければいけないなど、「調べる」という手間が発生しストレスに感じるはずです。また、情報が不明確なものに対して、「購入しよう」と決断できる人は少ないでしょう。

複数の商品を紹介する場合、ユーザーニーズに合ったものを記事内で比較検討できるよう、商品の価格が記載してあると親切ですよね。また、キャンペーンやセールで割引価格になっている場合なども、その都度情報を記載することで、CV数が増加する要因にもなります。

悩み解決・お役立ち情報の紹介

「商品を購入する」というアクションは、商品がユーザーニーズに合ったときに起こります。そのため、ターゲットとなるユーザーにはどんな悩みがあり、その悩みが商品によってどのように解決できるのかを紹介するのもポイントです。商品の活用方法などのお役立ち情報を紹介することも、CV数の増加につながります。

口コミやアンケートデータを用いる

商品を購入する際に口コミをチェックするユーザーも多いのではないでしょうか。ネットでの買い物は、実際に手にとって商品を見れないため、実際に購入して使った人の感想はとても参考になりますよね。

商品紹介では、口コミを記載すると信ぴょう性の高い記事となり、CV数にも影響するでしょう。口コミ以外にもアンケート結果を可視化したグラフなどを用いることで、商品の魅力や情報をわかりやすく伝えることも、CV数を増やす1つの方法です。

リピーター読者の獲得

サイトやブログのファンとなってもらえれば、リピーター読者となる可能性が高まります。お気に入りに追加してもらえたり、記事の告知を行うSNSをフォローしてもらえたり、リピーターを増やせれば、一定の集客が見込めるのです。

ブログは、個人の意見や感想を自由に発信できます。記事の内容に共感する人やおもしろいと思ってもらえた場合に、固定のユーザーを獲得することができるのです。つまり、記事の内容や作成者個人に対して、「おもしろい!また見たい!」と思ってもらえることが重要になります。

ブロガーであれば、ライフスタイルや顔出しをしている人もいますね。リピーター読者を獲得するためには、ある程度個人の情報を開示することで、読者がつきやすくなります。また、ブログで発信した意見や感想に共感してくれた人が読者となる場合もあるため、ブログを書く側の個性や魅力を積極的に伝えることもポイントです。SNSでバズることができれば、一気に注目を浴びて、読者が増える可能性もあります。

ブログのファンとして固定のユーザーが獲得できれば、SEOほど記事の内容に大きく左右されることなく、一定の集客を見込めるのです。

共通!記事を書く時のコツ

どんな記事を作成するときも気をつけること

目的別の記事の書き方を紹介しましたが、記事を書くときに共通して気をつけるべきポイントをご紹介します。

改行で見やすさを意識

記事を作成する際、読みやすさも重要なポイントです。Webの記事はスマホで見られることが多いため、長文を羅列してしまうと大変読みにくくなってしまいます。

記事の読みにくさは、離脱の原因にも。スマホで読みやすくするためには、適度に改行するのがポイントです。記事を作成する際は、3行ごとに改行するのを目安にしましょう。

簡潔にわかりやすく伝える

記事を書く際はなるべく簡潔に伝えることを心がけましょう。個人のブログで自分さえわかればいい…というもの以外、ユーザーに伝えたいことがあるはずです。ユーザーに内容を理解してほしいという意図がある場合、記事をわかりやすく書くことはとても重要になります。

わかりやすい記事を書くポイントは、結論→根拠の順に記載することです。結論を知った状態で記事を読み進めてもらうことで、ユーザーの理解度も深まります。

またスマホでは画面に表示される文字数がPCより少ないため、文章も簡潔に記載する必要があります。まわりくどい言い方や長文は避け、短い言葉で伝えられるように意識しましょう。どうしても長文になりそうな時は、箇条書きを使うことで、スッキリとわかりやすい文章になります。

主語の省略や指示語は使わない

記事を書く際は、「誰が何を」を表す主語は省略したり、指示語(こそあど言葉)をなるべう使わないように気をつけましょう。話言葉では主語を省略したり指示語を使った方が、相手に話が伝わりやすいことがあります。しかし、記事の場合、ユーザーが最初から最後まで記事の内容を読んでくれるとは限りません。

記事の場合、知りたいこと、興味のあることが記載されている部分を断片的に読まれることが多いです。主語を省略したり、指示語を使ってしまうと、ユーザーが文章の流れを理解するために、前後の文章を読まなければいけなくなるので、記事ではなるべく主語の省略や指示語の使用は避けた方がいいでしょう。

難しい漢字や言葉は使わない

ユーザーにわかりやすい記事を書くためには、多くのユーザーが読めないような漢字や専門用語などの難しい言葉を使わないようにしましょう。

どうしても難しい漢字を使わなければいけない場合は、ふりがなを記載します。また、専門用語を使わないと文章が長くなるなどの場合は、専門用語の意味も説明文も記載するようにすると親切です。

画像や動画も適切に利用

記事の内容を伝わりやすくする目的で、画像や動画を入れることがあります。テキストのみより、画像を入れることで、視覚的にも記事の内容を理解しやすくなるでしょう。また、画像を入れた方が、ユーザーの興味をひくこともできます。画像を入れる場合は、1見出し1画像を目安にするといいでしょう。

記事を作成するなかで、動画があった方がユーザーのためになる場合は、適切に動画の埋め込みも行うことも効果的です。YouTubeの動画は埋め込みコードを取得できるので、記事内への埋め込みも簡単に行えます。

まとめ

サイトによって特徴があることや、目的別の記事の書き方をご紹介しました。読まれたい記事を作成する場合、どの記事にも共通するのはユーザーのニーズを第一に考えることです。記事の目的とユーザーのニーズを軸に、記事作成をしてみてくださいね。

横田みのり

この記事を書いた人

横田みのり

新卒でITベンチャー企業に入社。Web編集者としてディレクター、ライターを経験。SEOコンテンツの作成や分析、リライトのノウハウを活かし、現在は「AnyMaMa」にてフリーライターとして活躍中。

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