【ChatGPT】仕事で使えるおすすめプラグイン10選とその使い方
以前は開放されていなかったChatGPTのプラグインが2023年5月から一般にも使えるようになりました。
しかし2023年8月現在、プラグインは800以上もあり「どれが使いたいプラグインなのかわからない」状態ではないでしょうか。
この記事では、「仕事で使えるプラグイン」という切り口でChatGPTのおすすめプラグインを10個ご紹介します。実際に一つずつ試して、実用に耐えそうなものだけを厳選しました。プロンプトもついていますので、アレンジして使ってください。
ChatGPTのプラグインでできること
ChatGPTは有料版のChatGPT Plusにアップグレードすると、プラグインで機能を拡張することができるようになります。無料版のChatGPTの機能を基本として、各種プラグインにより自分の好みに合わせてカスタマイズができるのです。
プラグインによって変わる最大のポイントは、Webへのアクセスができるようになること。これによって最新の情報が利用でき、処理できる情報の幅が圧倒的に広がりました。
テキストで書かれたWebページはもちろん、YouTubeのような動画やPDFも読み込めるほか、レストランを探したり、出張の計画を立てたりすることもできるようになります。
ChatGPTプラグインを導入しよう
ではさっそくプラグインを導入しましょう。
ChatGPT Plusを契約する
プラグインは有料のChatGPT Plusでしか使えません。
ChatGPT Plusの契約は、すでにお使いの無料版ChatGPTの画面からできます。
支払い情報を入れるだけです。
プラグインを導入する
ChatGPT Plusが使えるようになったら、ChatGPT左側のメニューの下部にある①「・・・」をクリックし、②「Settings & Beta」を選択します。
①「Beta features」を選び、Pluginsのトグルを②「ON」にします。
できたら右上のバツ印で元の画面に戻りましょう。
①「GPT-4」にカーソルを合わせると②「Plugins」が出るので、これをクリック。 チェックがついたらOKです。
あとは「Plugin Store」からプラグインを追加するだけです。
「Plugin Store」をクリックすると、以下のようなポップアップが出ます。
ここは「OK」で問題ありませんが、一応何が書いてあるのか紹介します。
プラグインはサードパーティのアプリケーションで、OpenAIの管理下にはありません。インストールする前に、プラグインが信頼できるものであることを確認してください。
プラグインはChatGPTと外部アプリを接続します。プラグインを有効にすると、ChatGPTからプラグインに会話内容、カスタム指示、現在いる国や都道府県が送信されることがあります。
ChatGPTは、あなたが有効にしているプラグインに応じて、会話中にプラグインを使用するタイミングを自動的に選択します。
使いたいプラグインを探して、インストールしてください。
アンインストールする時も、こちらの画面からできます。
*プラグインのインストールには、メールアドレス等を要求される場合があります。
インストールはとくに制限なくできますが、同時に使えるプラグインは3つまでです。
仕事で使えるChatGPTプラグイン10選
2023年8月現在、Plugin Storeにてプラグインは800個以上確認できます。幅広い種類がある一方で、エラーが頻発するなどの理由で、実用に耐えないものがあるのも現状です。
今回は、普段の仕事に使えそうなものに絞ってプラグインをご紹介します。
取り上げるのは、以下の10個です。
- PlugFinder:ChatGPTのプラグインを教えてくれる
- WebPilot:Webからの情報を取得
- Prompt Perfect:適切な答えが得られるようにプロンプトを改善
- Video Summary:YouTube動画の内容を要約
- KAYAK:フライト、ホテル、レンタカー探しに
- A+QuickURL:短縮URLが作れる
- AI Agent:目標達成のステップを提示する
- Color Palette:適した色を提案してくれる
- Now:トレンドを教えてくれる
- MixerBox imageGen:画像を生成してくれる
PlugFinder:ChatGPTのプラグインを教えてくれる
ChatGPTのプラグインは詳細な説明も少なく探すのが大変ですが、PlugFinderは目的に合ったプラグインを教えてくれます。
使い方は、プラグインを導入後にプロンプトを打ち込むだけ。
今回は色をお薦めしてくれるプラグインを教えてもらいます。
プロンプト
色をお薦めしてくれるプラグインを教えてください
具体的なプラグインの名前と説明などが表示されました。
WebPilot:Webからの情報を取得
WebPilotはWebから情報を取得することができるプラグインです。
ChatGPTにプラグインを導入したら、あとは普通にプロンプトを打ち込むだけで使えます。
無料版のChatGPTは2021年9月までの情報しかなく、最新情報を調べることができませんでした。WebPilotを使えば、最新情報を含めたリサーチが可能になります。
例えば、今日の新幹線の運行状況を聞いてみましょう。
プロンプト
本日の東海道新幹線の運行状況を教えてください。
寝台特急「サンライズ出雲91号」が台風7号の影響で全区間で運休のほかは、全線平常運転というお答えでした。
画像には写っていませんが、回答の下には関連リンクもあります。
特定のページから情報を取得することも可能です。
「chatgpt 使い方」で検索した結果の1位に表示されている記事の見出しを抽出してもらいましょう。
プロンプト
「chatgpt 使い方」で1位の記事の見出しを抜き出してください
確認したところ、情報は間違っていませんでした。
記事の内容を要約してもらうことも可能です。
Prompt Perfect:適切な答えが得られるようにプロンプトを改善
Prompt Perfectは、プロンプトをより適切なものに改善してくれるプラグインです。
使い方は、プロンプトの前に「perfect」と入れるだけです。
実際に使ってみました。
プロンプト
perfect 売れるLPの構成を教えてください。
Prompt Perfectがプロンプトをどう修正したのか、チェックしてみましょう。
修正前は「教えてください」だったのが、修正後は「詳しく具体的に説明してください」になりました。
ChatGPTの回答が意図とズレている時に試してみるといいでしょう。
Video Summary:YouTube動画の内容を要約
Video SummaryはYouTubeの内容を要約してくれるプラグインです。
使い方は、プラグインをアクティブにしてYouTubeのリンク付きでプロンプトを書くだけ。
プロンプト
この動画の内容を要約してください。
https://www.youtube.com/watch?v=EpuFNr2q5gc
動画の要約をするプラグインの中には概要欄の内容をそのまま持ってくるものもありますが、Video Summeryはきちんと動画の要約をしてくれます。
要約があれば、動画を見なくても有用そうかどうか判別できますね。
KAYAK:フライト、ホテル、レンタカー探しに
KAYAKは、出張の際にフライトや宿泊先、レンタカーなどを教えてくれるプラグインです。
使い方はインストール後、アクティブにして旅程と教えてほしいことを書くだけ。
ただし、質問は一つずつの方がいいようです。
以下のようにホテルとレンタカーを一緒に聞いたら、答えは別々に返ってきました。
プロンプト
8月19日から21日に福岡に行きます。ホテルと現地でのレンタカーはわかりますか?
まずはホテルについて。
レビューや価格など含めて、候補をピックアップしてくれました。
続いてレンタカーについて、候補を出してくれています。
予約リンクはKAYAKのサイトにつながっており、そこから予約ができます。
A+QuickURL:短縮URLが作れる
A+QuickURLは、SNSなどに使う短縮URLが作れるプラグインです。
こういったものはWebアプリにもありますが、ChatGPT上でできるならより簡単です。
使い方は短縮したいURLと一緒に、「短くして」とプロンプトを書くだけ。
プロンプト
短くなりました!
AI Agent:目標達成のステップを提示する
AI Agentは、ユーザーがより効率的に目標を達成するステップを教えてくれるプラグインです。
このプラグインを使用すると、ChatGPTは「Master AI Agent」と呼ばれる別のAIエージェントと対話を行い、指導やアドバイスを受けることで、より洗練された回答をしてくれます。
使い方は、以下のように目標を設定するだけです。
今回は特定のページのSEOスコアの改善を目標としました。
プロンプト
AI Agentを使って、以下のページのSEOスコアを改善し、上位表示させる方法を教えてください。
https://coosy.co.jp/blog/about_ecsite_function/
AI Agentが提示したステップは以下のとおり。
基本的な内容ですが、きちんとステップを教えてくれています。
SEO系のプラグインもありますが、私が試した限りではこちらの方が詳しい内容でした。
- キーワードリサーチを実施する
- ページのタイトルを最適化する
- メタディスクリプションを最適化する
- コンテンツを最適化する
- 内部リンクを作成する
- 外部リンクを獲得する
- サイトのパフォーマンスを最適化する
- サイトマップを作成する
- ソーシャルメディアでのシェアを促す
- ページのSEOスコアを定期的にモニタリングする
Color Palette:適した色を提案してくれる
Color Paletteは、目的に合ったカラーパレットを教えてくれるプラグインです。
プロンプトには、色のイメージや用途を書きましょう。
プロンプト
SNS運用に関するプレゼンテーションスライドに適したカラーパレットを教えてください
以下のようなカラーパレットが作成されました。
カラーパレットだけでなく、色が与えるイメージなどの情報も教えてくれます。
Now:トレンドを教えてくれる
特定の地域のトレンドや、特定トピックの関連ポスト(ツイート)を教えてくれるプラグインです。
試しに、川越市のトレンドを聞いてみましたが、そこまで細かくはわかりませんでした。
プロンプト
埼玉県川越市のトレンドを教えてください
日本全体のトレンドとして、話題になっていることを教えてくれています。
MixerBox imageGen:画像を生成してくれる
MixerBox imageGenは、画像を生成してくれるプラグインです。
「可愛い犬の画像を作ってください」でやってみました。
プロンプト
可愛い犬の画像を作ってください
できたのがこちらの画像。
いろいろ試したところ、写真よりイラストの方が得意なようでした。
MixerBox imageGenは、エラーが出ないのが良かったです。プラグインによっては頻繁にエラーが出て、使い物にならないものもあります。
英語のプロンプトも作ってくれるので、他の画像生成AIで試すこともできます。
DALL-Eで試したところ、いい感じの画像になりました。プロンプト作成にもいいかもしれません。
まとめ
以上、仕事で使えそうなChatGPTプラグインを紹介しました。今回ご紹介したのは、ほんの一部です。あなたの仕事の効率化に、ChatGPTのプラグインをお役立てください。
この記事を書いた人
クーシーブログ編集部
1999年に設立したweb制作会社。「ラクスル」「SUUMO」「スタディサプリ」など様々なサービスの立ち上げを支援。10,000ページ以上の大規模サイトの制作・運用や、年間約600件以上のプロジェクトに従事。クーシーブログ編集部では、数々のプロジェクトを成功に導いたメンバーが、Web制作・Webサービスに関するノウハウやハウツーを発信中。
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テキスト:加藤久佳 デザイン:大坂間琴美