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【CVR改善に】サイト内検索の導入方法とおすすめツール6選

【CVR改善に】サイト内検索の導入方法とおすすめツール6選

あなたのサイトでは、サイト内検索を有効に活用できていますか?
すべてのサイトに必要な機能ではありませんが、大規模なサイトや商品点数の多いECサイトではかなり重要な機能です。

重要である理由は、ユーザビリティの向上はもちろんですが、CVRの改善に利用できるからです。サイト内検索によってサイト訪問者の行動や意図についてデータを集められるだけでなく、検索結果やサジェストにより行動を誘導することも可能です。

本記事では、サイト内検索について導入の仕方やおすすめのツールについて解説します。
サイト内検索は無料で実装することもできますが、本記事を読めば有料でもつける価値があるとわかるはずです。

ぜひ最後までお読みください。

サイト内検索とは?

サイト内検索とは、特定のウェブサイト内での情報を検索するための機能やツールのことです。

Webサイトやオンラインストア、ブログなどには、訪問者がサイト内のコンテンツや商品を簡単に見つけることができるように、検索ボックスが設置されています。
訪問者はこの検索ボックスにキーワードやフレーズを入力することで、関連するページや商品を検索することができます。

サイト内検索機能をつけるメリット

サイト内検索を実装するメリットは以下の4つです。

求めている情報や商品が早く見つかる

サイト内検索によって、ユーザーは探したい情報や商品を早く見つけられます。商品名を知っている場合はもちろんですが、「ランニングウェア 男性 黒」など条件で絞り込む際も便利です。

Amazonや楽天など、ECモールでの買い物を想像してください。ほとんどの人はサイト内検索でキーワードを打ち込んで商品を探すのではないでしょうか。メニューやカテゴリーから商品を探していたら大変です。

サイトのユーザビリティが向上する

ECモールの例からもわかるとおり、サイト内検索によってWebサイトのユーザビリティは大きく向上します。
ほしい情報が簡単に検索できるなら、ユーザーは次々と検索を続けるでしょう。結果として、長くサイトに留まってくれる可能性があります。

サイト内検索は、ユーザーからの信頼感を高める効果も期待できます。
欲しいものが高確率で見つかるなら、ユーザーは「困ったらこのサイトで探せばいい」と思ってくれるはずです。逆に、検索しても思うように情報や商品が見つからなければ、次回も使おうとは思いません。

コンバージョン率の向上が期待できる

サイト内検索を使用するユーザーは、具体的な目的を持ってサイトを訪れていることが多いです。そのため、彼らが求めている情報や商品を迅速に提供することで、購入や問い合わせなどのアクションを取る確率が高まります。

訪問者の関心についてデータが収集できる

サイト内検索は、ユーザーの行動をより直接的に知ることができる貴重な情報源です。

サイト内検索を導入すると、ユーザーの検索履歴やデータが得られます。これらは、訪問者の興味やニーズを把握し、サイトのコンテンツおよび商品の最適化に役立つ情報です。
また、検索されたキーワードのトレンドを分析することで、新しい商品やコンテンツの提案も可能となります。

サイト内検索は「検索ボックス」一択

ユーザーにとって使いやすいサイト内検索は、Amazonのサイトが好例です。サイト内のわかりやすい場所に検索ボックスが設置されています。

参考

Amazon

サイト内検索は以下のような方法でも可能ですが、そもそもやり方を知らない人も多く、あまり実用的ではありません。

  • Ctrl + F:ページ内の文字を検索できる
  • Googleの「Site:」コマンド:「site:example.com “テキスト”」で、テキストに完全一致した単語を含むページを表示
  • Search the current site:サイト内検索が設置できるChromeの拡張機能

これらの方法はユーザビリティは高くありませんが、サイト内検索機能がないときの応急対応として使えます。

サイト内検索の導入方法

サイト内検索は有料でも無料でも実装可能です。
ここでは導入方法を4つご紹介します。

ウィジェットやプラグインを使う

CMSを使う場合に可能です。例えばWordPressはどちらでも実装できますが、おすすめは「検索ウィジェット」です。

検索ウィジェットは、WordPressの標準機能なのでテーマに関係なく無料で実装できますし、実装方法もドラッグ&ドロップするだけ。とても簡単です。
ただし、カテゴリごとの絞り込み検索など、細かい条件設定はできません。

「検索プラグイン」を使う方法もありますが、WordPressの場合、CMSやプラグイン自体のアップデートによりサイトの動作が不安定になるリスクがあるため、あまりおすすめできません。簡単なものをお求めなら、ウィジェットがいいでしょう。

Googleのカスタム検索を使う

Googleのカスタム検索とは、Googleが提供するサイト内検索機能です。
新しい検索エンジンを作成」のページで4つほど項目を入力すれば、埋め込みコードが生成されます。デフォルトで入っている「Google」の文字を消すなど、デザインの調整も可能です。

ただし無料提供なだけに、検索結果には広告が表示されます。とはいえ、実装も簡単で、非常に使い勝手の良い機能です。

オリジナルの検索機能を作成して実装する

PHPなどを使って、オリジナルの検索機能を開発することも可能です。これはプログラミング技術が必要なので、制作会社に依頼することになります。検索機能に細かいカスタマイズが必要であれば選択肢としてご検討ください。

サイト内検索ツールを使う

本気でCVRの改善を目指すなら、おすすめは「サイト内検索ツール」です。
検索精度が高い上、管理画面も使いやすく設計されています。Googleのサービスのように広告は表示されません。

しかし、ツールによっては運用コストが意外とかかります。費用対効果を考慮しつつ導入を検討しましょう。次からは、サイト内検索ツールの選び方を見ていきます。

サイト内検索ツールの選び方

サイト内検索ツールを選ぶ時は、以下6つの視点で判断します。

  1. 検索のパフォーマンス

    :高速かつ正確な検索結果を提供できるか

  2. カスタマイズ性

    :サイトのデザインに合わせてカスタマイズできるか

  3. 検索対象の制御

    :どのコンテンツが検索対象になるかを制御できるか

  4. フィルタリングとソート

    :検索結果を絞り込んだり、ソートしたりできるか

  5. レポーティングと分析

    :検索のトラッキングや分析ツールを備えているか

  6. サポート

    :サポートや使い方を学ぶため資料が提供されているか

これらを踏まえてサイト内検索ツールを見ていきましょう。

おすすめサイト内検索ツール6選

Sync Search

Sync Search

Sync Searchは企業サイトに特化したサイト内検索システムです。
WordPress、Movable Type、Norenなど多くの企業で使われているCMSにも対応しています。
サジェスト表示、表記ゆれ検索、多言語対応、カテゴリ絞り込み検索など、ユーザーの検索体験を向上する基本的な機能が標準搭載されているほか、アクセス解析やリンク切れチェッカーなど、管理者にとっても便利な機能が揃っています。

またサイト内検索ツールとしてはめずらしく、30日の無料トライアルがついています。

Sync Search

月額費用:10,000円〜。

サイト内検索Let's

サイト内検索Let's

サイト内検索Let'sは、導入するのも使うのも簡単なサイト内検索ツールです。

導入は、検索機能を表示するための埋め込みコードを自社サイト内に入れるだけ。ユーザーにとっては、検索結果画面がわかりやすく見やすいようにデザインされています。

といっても、実際どんな感じなのかはイメージがつきにくいですよね? そこで、サイト内検索Let'sにはデモのページが用意されており、サイト内検索の挙動を実際にチェックできます。

検索履歴の集計も可能なので、ユーザーの検索行動を元にしたサイト改善に役立ちます。
大手企業、公共機関への導入実績もある信頼性の高いサービスです。

サイト内検索Let's

月額費用:フォームより問合せ。

GENIEE SEARCH

GENIEE SEARCH

GENIEE SEARCHは、企業サイトのユーザビリティ向上のほか、ECサイトの検索サービスとしても使えます。機械・製造からアパレル、雑貨と幅広い業界で導入されており、実績が豊富です。実装したときのイメージはこれらを参考にしてください。
WordPressをはじめとしてCMSやShopifyなどのECカートとも連携できます。

GENIEE SEARCH

月額費用:サイト内検索は10,000円から、EC向け商品検索は50,000円から。

ZETA SEARCH

ZETA SEARCH

ZETA SEARCHは、「高速」「高い検索精度」「手厚い運用サポート」を強みとするサイト内検索ツールです。
企業のサイト内検索とECサイトの商品検索の両方に対応しています。

サービスのページを見ると、商品カテゴリ・価格帯・サイズによる絞り込み検索や、サイト内のトレンド情報をリアルタイムに反映する注目・関連キーワードなど、EC向けの機能が強い印象です。

ZETA SEARCH

月額費用:フォームより問合せ。

NaviPlusサーチ

NaviPlusサーチ

NaviPlusサーチは、高い検索精度、優れた検索ユーザビリティ、高いシステムパフォーマンスを備えたSaaS型のサイト内検索サービスです。
例えば検索精度については、「N-gram」と「形態素解析」の2つの手法を採用しているほか、表記揺れ対応、類義語登録などの機能により実現しています。

またパーソナライズド検索があるのも特徴です。パーソナライズド検索とは、訪問者の属性や行動履歴によって、表示する検索結果を変えられる機能です。ECサイトでは、とくに有効な機能でしょう。

管理画面やレポートは見やすい設計で、検索履歴の分析もしやすそうです。また導入からチューニングに至るまで、サポートが手厚いのも特徴です。無料トライアルやデモサイトはありませんが、サービス紹介ページがわかりやすいので、これを見るだけでかなり導入イメージがつくでしょう。

NaviPlusサーチ

初期費用:300,000円から
月次費用:165,000円から

Advantage Search

Advantage Search

Advantage Searchは、大規模サイトでの安定運用に強みのあるサイト内検索ツールです。
数百万点以上のアイテムを扱う規模のサイトでの導入実績もあります。

Advantage Searchは管理画面が見やすく充実しており、分析やチューニングが行いやすいです。検索からどのくらい商品詳細ページに遷移して、コンバージョンに至っているかまで見られます。
標準機能が多く、機能の拡充に伴う追加費用が発生しにくいため、コストパフォーマンスが高いのも魅力です。

Advantage Search

初期費用:300,000円(税別)から
月次費用:55,000円(税別)から

まだサイト内検索ツールは必要?と思っている人へ

サイト内検索は、実店舗でいえば「店員の接客」です。

「すみません、〇〇を探しているんですけれど」とお店の人に聞くかわりに、ユーザーはサイトで検索を使います。店員さんの「それでしたらこちらの商品はいかがでしょう?」という提案にあたるのが、検索結果の表示です。

いい提案ができるかどうかが売り上げに直結しているのは、容易に想像がつきます。提案が上手なお店なら再来店があるように、検索精度の高いサイトにはリピーターがつくでしょう。

サイト内検索がないということは、お客さんの考えていることを聞く機会と、売り上げに繋がる提案をする機会の両方を失うということです。優秀な店員をサイトに置くつもりで、サイト内検索ツールの導入を検討してみてください。

まとめ

以上、サイト内検索について解説しました。
小規模なサイトでは必ずしも必要ではありませんが、大規模で商品や情報の量が多いサイトであるほど、サイト内検索は価値の高い機能になります。ユーザーにとって使いやすく、自社にとって管理・分析がしやすいツールをお選びください。本記事が参考になれば幸いです。

クーシーブログ編集部

この記事を書いた人

クーシーブログ編集部

1999年に設立したweb制作会社。「ラスクル」「SUUMO」「スタディサプリ」など様々なサービスの立ち上げを支援。10,000ページ以上の大規模サイトの制作・運用や、年間約600件以上のプロジェクトに従事。クーシーブログ編集部では、数々のプロジェクトを成功に導いたメンバーが、Web制作・Webサービスに関するノウハウやハウツーを発信中。

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