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【Web担当者必見】2025年春、今押さえるべきWeb業界ニュースまとめ

【Web担当者必見】2025年春、今押さえるべきWeb業界ニュースまとめ

Web業界は日々変化し、常に新しいトレンドや技術が生まれています。
特に春は年度が変わるタイミングでもあり、各企業が新たな施策を打ち出すことも多い時期。この時期に話題になったトピックスを押さえておくことは、今後のWeb戦略を立てるうえで非常に重要です。

この記事では、2025年3月〜4月にかけてWeb業界で注目を集めたニュースやトレンドを厳選してお届けします。マーケティング、SEO、テクノロジー分野の動向をまとめてチェックして、他社に差をつける一歩先のWeb施策に活かしましょう。

2025年春のWebニュース一覧

2025年春に注目すべき最新のWeb関連ニュースをまとめました。この記事では、以下のトピックを詳しく解説していきます。

  1. 増加するゼロクリック検索、その影響とは?
  2. Microsoft Bingが導入した注目のAI検索新機能!
  3. Google Chromeの最新脆弱性アップデートと対策
  4. GoogleはAI検索結果を縮小中?気になる最新動向
  5. AI時代だからこそ知っておくべきセキュリティの話

Web業界の最新トレンドを押さえ、今後の動向にもぜひ注目しましょう!

増加するゼロクリック検索、その影響とは?

「ゼロクリック検索(Zero Click Search)」

これは、検索エンジンの結果ページだけで知りたい答えがすぐにわかる仕組みのこと。
例えば、「今日の天気は?」や「〇〇のお店の営業時間は?」など、サイトにアクセスせずに検索ページ上で直接答えが得られるケースです。

この現象が広まった背景には、AIの進化があります。Googleをはじめとする検索エンジンはAIを使い、検索結果に直接写真やまとめ情報(AIオーバービュー、リッチスニペット)を表示させる機能を強化しています。

これによりユーザーは非常に便利になりましたが、一方でウェブサイトを訪れる機会が減り、企業やウェブ運営者にとっては、広告収益やSEO対策に新たな課題が生じています。

Web制作会社とは 検索結果

そこで増えているのが、Youtube解説動画?

BrightEdgeの最新調査によると、GoogleのAI要約表示内でのYouTube動画リンクの掲載が2024年1月以降、約25%増加しています。

これはGoogleがテキストよりも動画のほうが理解しやすいと考え、特に製品の使い方や具体例の説明に動画を推奨しているためです。今後も動画による情報発信は重要性を増していき、特にYouTube動画が情報提供ツールとしてますます効果的になるでしょう。

Microsoft Bingが導入した注目のAI検索新機能!

検索エンジンの進化はGoogleだけではありません。MicrosoftのBingも日々AI検索の機能を向上させています。

例えば、Googleは2022年以前から検索結果に使用された情報源を公開していましたが、Bingでも2024年4月から「From Sources Across the Web(ウェブ上の情報源から)」という新機能を追加しました。

検索結果ページの右上にある小さな「i」アイコンをクリックすると、表示されている情報がどのウェブサイトから取得されたのかを簡単に確認できます。

この機能のおかげでユーザーは情報の出所を明確に理解できるため、検索結果の信頼性がより高まったと言えます。

Microsoft Bing 検索結果

GoogleもMicrosoftもAI技術の進歩に伴って検索エンジンを継続的に改善しています。こうした状況下では、自社サイトがAIによる検索結果の変化にどれだけ対応できているか、「AI検索で表示される・選ばれる」ための現状を把握することが重要です。

クーシーの「AIO(AI最適化)診断サービス」では、さまざまな専門ツールを駆使してサイトの現状を分析し、AI最適化のためのWeb戦略をご提案します。 詳しくはこちらをご覧ください。

AI検索で表示を狙う! 新時代のWeb戦略「AIO診断」サービスとは?

Google Chromeの最新の脆弱性アップデートと対策

検索だけでなく、日常的に使うブラウザの安全性も重要です。

Google Chromeでは最近、外部のセキュリティ研究者(いわゆるハッカー)が3つの重大なセキュリティ問題を発見しました。攻撃者がこれらの問題を悪用すると、ユーザーの個人情報を盗んだり、不正なコードを実行したりする危険があります。

主な脆弱性は以下の通りです。

  1. CVE-2025-0999:

    JavaScriptエンジンの深刻なエラー。特定のウェブページでブラウザが乗っ取られる危険があります。

  2. CVE-2025-1426:

    グラフィック処理(GPU)における重大なエラー。悪意ある画像や動画を閲覧した際に攻撃される可能性があります。

  3. CVE-2025-1427:

    ネットワーク処理に関するエラー。通信中に不正アクセスされる恐れがあります。

Googleは、これらの問題を修正したバージョンを順次公開しています。Chromeを利用している方は、安全のためすぐに最新バージョンに更新しましょう。

Android:バージョン133.0.6943.121
Linux:バージョン133.0.6943.126
MacおよびWindows:バージョン133.0.6943.126/127

参考

GoogleはAI検索結果を縮小中?気になる最新動向

ゼロクリック検索の増加傾向と同時に注目されているのが、GoogleがAIを活用した検索結果(AI Overview)の表示頻度を減らしている動きです。

SE Ranking※が実施した最新の調査によると、AI Overviewでは頻繁に順位が入れ替わり、約70%の検索結果が短期間(2〜3ヶ月)で大きく変動するというデータが出ています。

また、AI Overviewに表示されるページの約40%が、通常の検索結果の上位10位以内に入っていないため、検索の結果が予測しにくくなっています。

詳細な調査はこちら

AI Overview presence in search: old vs. data

さらに、2024年7月に行われた約10万件のGoogle検索テストでは、AI Overviewが表示される割合が7.47%に減少しています。

これは2024年2月(64%)と比べると大きな減少です。

Googleは、AIが誤った情報や奇妙な回答*をユーザーに表示した問題への対応として、AI概要の表示を控えていると見られています。

こうした状況から、企業やウェブサイト運営者はGoogleの動きを定期的に確認しながら、SEOとAI戦略を柔軟に見直していく必要があります。

*この一連の動きは、Googleが5月末に、AI Overviewの提供を公開からわずか2週間で縮小すると発表したことを受けたものと見られています。背景には、同サービスが「接着剤を食べろ」といった奇妙で不適切な回答を提示するなど、ユーザーから苦情が相次いだことがあります。

AI時代だからこそ知っておくべきセキュリティの話

AI技術の進化でWeb制作やマーケティングにも多くの恩恵がありますが、新たなセキュリティリスクも同時に生まれています。

特に注意が必要なのが「シャドーAI」。これは企業内で管理部門が把握していない状態で従業員が勝手に生成AIツールを業務で使うことを指します。管理されていないAI利用は情報漏洩や業務停止リスクを引き起こす可能性が高まります。

さらに、最近注目されているのが「ディープフェイク」。これはAIの深層学習を利用して作成される、人物の偽の動画や音声です。特に企業の公式発表や経営層のメッセージが偽造されると、重大な信用問題に発展します。専門家はこうした攻撃に対し、「人間が直接、安全に確認できるコミュニケーション経路」を設けることが重要だとしています。

また、AI自体への攻撃も増えています。悪意ある情報を入力し、AIモデルが誤った判断を下すように仕向ける攻撃手法も報告されています。

一方で、AI技術はセキュリティ強化にも役立ちます。例えば、コード脆弱性検査、リアルタイム監視、データマスキング、インシデント対応の自動化など、さまざまな安全対策に活用されています。

Web担当者や企業は、これらを十分に理解したうえで、AIのメリットを安全に活用する体制を整えることが求められています。

まとめ

2025年春のWeb業界は、AI技術の進化による変化と同時に、新たな課題も注目されています。ゼロクリック検索の増加によるWeb集客への影響、検索結果表示の変動性への対応、そしてAIを活用したセキュリティ強化が求められています。Web運営者はこうしたトレンドを理解し、迅速な対応が必要です。

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