プロモーションサイト｜大和アセットマネジメント株式会社/NASDAQ100

テクノロジーの未来に対する確かな期待感を
プロモーションサイトリニューアル

同社は資産運用会社として、膨大なデータ収集と緻密な分析をもとに、多くのクライアントの資産運用代行・資産拡大に貢献しています。そして、今回リニューアルを行ったのが、同社が扱う商品ラインで採用されている指数、「NASDAQ100」のプロモーションサイト。時代を牽引するテクノロジーカンパニーを的確に捉えるこの指数の、成長性や将来性にどのように共感してもらうか。コンテンツやデザインの観点から提案をさせていただき、プロジェクトを進めていきました。

プロジェクト期間とスコープ

プロモーション動画の制作まで担当

今回のプロジェクト期間はおよそ4ヶ月。クーシーでは企画から情報設計、デザイン、コーディングまでの工程を担当させていただきました。加えて今回は、プロモーション動画の制作も担当しております。同商品の成長性に期待していただけるよう、ストーリーの構成や展開のリズム感にこだわり、コンバージョンに繋がる動画を目指しました。

クライアントの課題

テクノロジーの将来性と
商品の成長性に共感してもらう

同商品は、時代を牽引するテックカンパニーへの投資を検討している人がメインターゲットとなるため、プロモーションサイトではテクノロジーの将来性や成長性への期待感をユーザーに共感していただくことが重要でした。しかしながら、リニューアル前のサイトではそういった共感を思うように得られていないという課題がありました。
また、ユーザーに対して、商品についての深い理解を促しきれていない部分もあったため、商品の概要説明やこれまでのパフォーマンスを示すコンテンツを充実させるなどして、商品の成長性や商品そのものについて深く理解してもらう方向で制作を進めています。プロモーションに説得力を持たせることが狙いです。
以上をまとめると、今回のポイントは2つ。①将来性や成長性への期待感に共感してもらう。②商品への深い理解を促し、プロモーションに説得力を持たせる。これらを軸に置き、効果的なプロモーションに向けたサイト設計を行いました。

クーシーの提案

説得力を持った「ワクワク感」の演出

クーシーからは主に2つの提案を行いました。1つ目は「静かなワクワク感」でテクノロジーの将来性への期待を抱いてもらうことです。テクノロジーの将来性を表現するにしても、単純にAIや高速通信などを表現するメカニックで輝かしい装飾を使ってしまうと、どこか見慣れた印象になりかねません。また過剰な装飾では「作られた未来のイメージ」という印象が強くなるため、装飾は限られたエリアだけで行い、グラデーションや写真の質感、幾何学模様などを組み合わせることで、金融商品としての信頼感を保ちつつ、静かにワクワク感を演出するよう提案しました。
2つ目は、詳細なターゲティングに基づくコンテンツの整理・拡充です。商品についての深い理解を促すためにも、ターゲットとなるユーザーを細かく分類し、それぞれが商品理解のために必要とする情報を定めていきました。例えば、投資先を検討している人に向けては、パフォーマンスのシミュレーションによる他商品との比較コンテンツ。投資信託のリスクについて知りたい人に向けては、同商品の特徴的なリスク・リターンの原理についての解説コンテンツなどが必要であると考えました。このようにターゲットの細かい分類に基づいて、プロモーションに説得力を持たせるためのコンテンツの整理・拡充を行っています。

制作のポイント

細やかな変化とニーズへの対応

金融商品としての信頼感を表現するために、レイアウトはグリッドに沿って堅く組むことで、デザインに法則性を持たせています。例えば、パフォーマンスの紹介ページでは左右に画面を分割し、一方にテキスト、もう一方に画像を配置するというオーソドックスなレイアウトで法則性を持たせました。
しかし、これによって淡白なデザインになり、チープな印象を与えてしまってはいけません。そこでカラーリングにはグラデーションを採用し、テキストにはしっとりとした品の良いアニメーションをつけるなど、細やかな工夫を入れることでサイトに変化を加えています。トップページのキービジュアルには、ノイズエフェクトのかかった幾何学模様のグラフィックを採用していますが、ここにもアニメーションを加え、シンプルながら未来感を与えるデザインに仕上げています。
商品ラインナップの紹介では「どの商品を買えば良いのかわからない」というユーザーに向けて、商品の比較表を作成しています。表内では比較項目を1番左だけではなく、全ての行に表示する方法をとりました。比較項目を1番左の列だけに表示する方法だと、表が横に長い場合、項目を確認するために毎回1番左までスクロールしなければいけません。近年主流となっているスマートフォンでの閲覧時にも見やすいよう、各行に比較項目を表示してユーザーがストレスなく商品比較をできるようにしました。

まとめ

金融商品に相応しいプロモーション

今回のリニューアルは、未来への期待感に共感してもらいつつ、その裏付けとなるコンテンツを整備したり、シンプルで堅い、信頼感のある作りにしたりすることで、空虚な期待感ではなく、説得力のある期待感を抱いてもらう、という方向で進めました。このように、華やいだ印象と堅実さを両立させたことで、その購入が「投資」を意味する同商品のプロモーションに相応しいサイトになりました。今回はプロモーション動画の制作まで行いましたが、今後もクライアント様に最も適した方法を提示できるよう、多方面からアプローチを行い、要望に応えられるよう誠心誠意取り組んでまいります。