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オウンドメディアとは?まずはメリット・デメリットを理解しよう!

オウンドメディアとは?まずはメリット・デメリットを理解しよう!

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横田みのり

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、自社で保有するメディアのことを指します。一般的に、記事サイトやコーポレートサイトなど、Webサイトに関連するメディアをオウンドメディアと呼びます。

オウンドメディアの必要性

オウンドメディアの必要性

オウンドメディアは、Webサイトを通じて企業や商品・サービスの認知拡大(ブランディング)やロイヤリティの向上(ブランドイメージの向上)が期待できるため、企業からも注目されているマーケティング施策です。インターネットが普及し、人々はスマートフォンやPCで気軽に情報を探せるようになりました。自社ではオウンドメディアを運用していないけれど、競合がオウンドメディアを運用している場合、競合との差は開いてしまうでしょう。オウンドメディアは、自社のブランディングや他社との差別化につなげられるため、必要性が高いと言えます。

オウンドメディアのメリット

オウンドメディアのメリット

オウンドメディアのメリットをご紹介します。

新規顧客の獲得につながる

オウンドメディアは、新規顧客の獲得に役立ちます。自社の商品やサービスを利用してもらうためには、まずは商品の存在を知ってもらう必要があります。オウンドメディアを活用すれば、検索エンジンやSNS、広告などから、商品を知ってもらう機会を作れるでしょう。

オウンドメディアにアクセスした見込み客に、商品やサービスの魅力を伝えることができれば、購買につなげられます。オウンドメディアは、ネット環境があればユーザーはどこからでもアクセスできるため、場所を問いません。そのため、オウンドメディアでは国内や海外など広範囲から新規顧客にリーチすることが可能なのです。

広告費を抑えられる

オウンドメディアは、SEOで検索エンジンの上位に表示されれば、広告費をかけずに集客ができます。SEOの成果が出るまでに時間はかかりますが、検索結果の上位に表示されれば、広告費をかけずに一定のアクセス数が見込めるようになります。

オウンドメディアだけでなく、SNSや広告も併用して利用する企業も多くあります。オウンドメディアをはじめとして、Web集客をバランスよく活用すると結果的に広告費が抑えられるのです。

ブランディング効果が期待できる

オウンドメディアは、企業や商品のブランディングにもつながります。オウンドメディアでは、企業の商品やサービス、会社情報を詳細に伝えられます。

オウンドメディアは、文章と画像を用いながら、商品やサービスの魅力を伝えることができます。

顧客ロイヤリティが高まる

オウンドメディアでは、既存顧客にもアプローチを行い、顧客ロイヤリティを高めることにつなげられます。たとえば、自社の商品やサービスを購入してくれた顧客に、商品の使い方をオウンドメディア上で紹介ができることもメリットの一つです。

商品やサービスに関する企業の思いなどを伝えることで、既存顧客がリピート顧客やファンになってくれる可能性もあります。オウンドメディアでは、新規顧客だけでなく、既存顧客にも情報を伝えられるため、顧客ロイヤリティの向上が期待できるのです。

採用活動にも有効

オウンドメディアは採用活動にも役立ちます。採用活動を行う際、オウンドメディアがあると、企業情報をより詳細に伝えられるのです。たとえば、事業内容や取り扱う商品、どのような人が従業員として働いているのかがいるのかなどをオウンドメディアで紹介する例があります。

オウンドメディアを見て企業に興味を持ってくれる人は、採用サイトの給与や待遇以外にも魅力を感じてくれていると考えられるため、採用後に活躍する確率が高いと言えるでしょう。採用に力を入れたい場合、オウンドメディアでも企業の魅力を伝えることもできます。

オウンドメディアのデメリット

オウンドメディアのデメリット

オウンドメディアにはデメリットもあるので、理解した上で運用しましょう。

成果が出るまでに時間がかかる

オウンドメディアは、成果が出るまでに時間がかかる点がデメリットです。SEOで検索上位に表示されるには、ある程度の時間がかかります。オウンドメディアの目的が、商品やサービスの購買であれば、Webサイトにユーザーが訪問した際に、コンバージョンしやすい環境に整えておくことも重要です。

アクセス数が増えてもコンバージョン率が悪い場合は、コンバージョンポイントへの導線を見直したり、コンテンツの配列や順序を変更したりと、Webサイトを修正する必要があります。オウンドメディアの運用を始める場合、すぐに成果が出る訳ではないことを理解しておきましょう。

運用コストが発生する

オウンドメディアを運用する場合、運用コストが発生します。運用コストには、金銭的コストと人的コストの大きく分けて2種類です。オウンドメディアを運用する際は、担当者を専任で設ける必要があります。Webサイトの作成、記事の作成・編集、効果測定などを行うため、オウンドメディア運用の知識がある方を担当にする必要があります。
オウンドメディアの運用を社内で行うのか、運用を外注にするのかによって、かかるコストも変わってきます。オウンドメディアは、作ったら終わりではなく、長期で運用しますので、運用期間中はコストがかかります。社内で「オウンドメディアは成果が出るまでに時間がかかる」という理解が得られていないと、予算の承認が取れなかったり、徐々に運用コストが削減されてしまうケースも少なくありません。オウンドメディアを運用する場合は、中長期的な運用が求められるので、社内で運用コストについて理解を得ることも重要です。

ノウハウが必要

オウンドメディアの運用には、さまざまな工程があり、それぞれにノウハウが必要です。たとえば、SEO(キーワード選定・調査)、コンテンツ企画、コンテンツ作成(ライティング)、コンテンツ編集(校正・入稿など)、効果測定などの作業を行います。

SEOやライティング、効果測定は、求められるスキルも異なるため、それぞれ担当者を設ける必要があります。オウンドメディアで成果を出すためには、運用の各工程のノウハウを持った人材を集めたチームを作ることも重要になります。

必ず成果が出るとは限らない

オウンドメディアを運用していても、必ず成果が出るとは限りません。オウンドメディアは、SEOで評価され、検索エンジンの上位に表示されることが成功の鍵となります。

オウンドメディア運用は、他の企業や個人でも行えるため、競合も多くいます。ユーザーニーズを満たせるコンテンツを作成しても、競合に負けてしまうケースも。オウンドメディア運用は、社内でノウハウがなければ難しいでしょう。

新しく人を採用したり、外部へ委託したりすることも成功するための1つの方法です。ノウハウがない中でオウンドメディアの運用を始めてしまうと、成果が出ずに、結局大きなリニューアルをしなければいけなくなるケースも少なくありません。オウンドメディア運用で成果を出すためには、専門知識の元、戦略を立てて進めていく必要があるでしょう。

オウンドメディアの運営で大事なポイント

オウンドメディアの運営で大事なポイント

オウンドメディアの運営で大事なポイントをご紹介します。

ユーザーニーズを把握する

オウンドメディア運用では、ユーザーのニーズを把握することが重要です。オウンドメディア運用を始める時は、ターゲットを決めます。どのようなユーザーからのアクセスが期待できるかをしっかり把握することで、ユーザーニーズに合ったコンテンツ作りが可能になるのです。

たとえば、採用ブランディングにオウンドメディアを活用したい場合は、社員へのインタビューや社内でのおもしろい取り組みなどを記事にするケースがあります。就職活動や転職活動をしている人は、実際に入社した後のギャップがないよう、情報収集をするでしょう。オウンドメディアを通して、企業に魅力を感じてもらうことで、採用の応募につながり成果を得られるのです。

ユーザーニーズに応えるコンテンツ作成を意識

オウンドメディアでコンテンツを作成する際は、ユーザーニーズを意識しましょう。SEOコンテンツでは、特定のキーワードを設定します。特定のキーワードで検索するユーザーには、どのようなニーズがあるか、を考えてコンテンツを作成することが重要です。

たとえば、「SEOライティング」というキーワードでコンテンツを作成する場合、ユーザーにはどのようなニーズがあるでしょうか。「SEOライティングとは何か?」を知りたいユーザーには、言葉の意味や基本的な知識が求められていると推測できます。「SEOライティングの方法を知りたい」というユーザーであれば、実践方法やコツなどが求められるでしょう。

コンテンツにユーザーニーズを満たす情報があるかどうかだけでなく、ユーザーに伝わる言い回しになっているかなどもポイントです。

目標を見失わない

オウンドメディアは、成果が出るまでに時間がかかります。運用するにつれ、目標を見失ってしまうと、的外れな戦略を立ててしまう恐れもあります。オウンドメディア運用で目標を見失わないためには、KPIをしっかり設定しましょう。KPIを設定することで、最終ゴールの数字だけでなく、通過点となる途中の目標数字も追えます。目標を達成するためには、いつまでに何をすべきかを、明確にすることが重要です。

まとめ

オウンドメディアは長期的な運用が必要ですが、検索エンジンの上位に表示されるようになれば、広告費や工数をかけずに成果を期待できるようになります。成果が出るまでに数年かかることもあるため、実施する際は、社内の理解と継続する力が必要です。

オウンドメディアの立ち上げや運用には、専門的な知識が要るため、初期費用がかかっても外部へ依頼した方が、成功への近道になる場合もあります。企業や個人でオウンドメディアの運用を始めようとしている人は、長期的な戦略を持って取り組みましょう。

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