【理由別】Shopify 導入事例!なぜShopifyを選んだのか?

ECサイトを作る時、Shopifyという選択肢は必ずと言っていいほど候補に上がるでしょう。実際、Shopifyは世界中でシェアを伸ばしており、日本国内でも多く利用されています。
とはいえ、自社にとって最適なプラットフォームがShopifyであるとは限りません。Shopifyを選ぶべきかどうか迷うケースもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にShopifyを採用している事例を、「なぜShopifyを採用したのか」という理由に注目して紹介していきます。
Shopifyを選ぶ理由を知ることで、
「どういう基準でプラットフォームを選んでいるのか」
「Shopifyの特徴は何か」
といった疑問に対しても、少しずつ答えが見えてくるでしょう。
それでは早速、Shopifyの導入事例を理由ごとに紹介していきます。
拡張性が高いから
Shopifyには豊富なアプリが揃っており、必要な機能を簡単に追加することができます。この利点を活かした事例を2つ紹介します。
オリオンビール

沖縄の大手ビールメーカーであるオリオンビールは、プラットフォームにShopifyを採用していることで有名です。
Shopifyを採用した理由は「拡張性の高いアプリが豊富に揃っているから」だそう。すでにご存知の方もいると思いますが、Shopifyには豊富なアプリが用意されています。スマホのアプリのように、Shopifyにアプリをインストールすることで、サイトにさまざまな機能を付与することが可能です。
また拡張性の高さは変化への対応に優れているという側面もあります。インターネットの業界は変化が激しく、EC市場も例外ではありません。そういった変化に対応できるという将来性を見込んでShopifyを選ぶのも賢い選択でしょう。
BASE FOOD

「健康をあたりまえにする」というミッションのもと、完全食(その食品だけで必要な栄養素を全て摂取できるもの)の開発・販売を行っているBASE FOOD。ポップでシンプルなデザインのこちらのサイトも、Shopifyで作られています。
こちらも拡張性の高さを理由にShopifyを採用しているのですが、拡張性の高さをマーケティングに応用できているケースとして紹介します。
BASE FOODでは、顧客からの問い合わせを一元管理してサポート対応するアプリや、メールマーケティングのアプリ、レビューを集めるアプリなどを活用しています。これによって顧客の声を集めながら、チャットを用いて丁寧に対応し、顧客と密な関係を築くことに成功しているのです。
受注・在庫管理が簡単だから
Shopifyでは、ShopifyPOSを始めとして、受注・在庫の管理に役立つアプリや機能が豊富に備えられています。ECだけでなく実店舗ももっている場合、在庫管理の問題は重要になるでしょう。
Allbirds

アメリカ発のスニーカーブランド、Allbirds(オールバーズ)。Shopify POSを上手に活用している例として紹介します。Shopify POSとは実店舗・ECを問わず、在庫や顧客の情報を共有し、一括管理できるシステムのことを指します。
実店舗に置ける在庫の量には限界があり、品切れになってしまうことも当然あるでしょう。しかしAllbirdsでは、POS上で在庫が確認できる商品についてはその場で購入をしてもらい、在庫がない商品については、在庫がある別のスタイルのものを提案するなど、品切れした状態でも顧客に丁寧な対応をすることができています。このように実店舗とECの在庫を一括で管理できるのも、Shopifyの大きな魅力の1つです。
京都醸造

https://kyotobrewing.com/collections/kbc-multi-collection
ウェールズ人、カナダ人、アメリカ人の3人でクラフトビールを生産している京都醸造。こちらも「受注・在庫管理が簡単」という理由でShopifyが選ばれています。
京都醸造は年間約50の新作をリリースしており、毎週のようにリリースされる商品の在庫を管理するのがすごく大変だったそうです。Shopifyなら在庫管理はもちろんのこと、注文から発送までの流れも円滑に行うことができ、さらに顧客と個別の連絡も可能、ということで採用を決めたようです。
構築・運用が手軽だから
コーディングやデザインのスキルがなくとも、サイトを構築できるのは、Shopigyの大きな魅力です。ここではShopifyを採用し、構築・運用を自ら行うことに成功している事例を紹介します。
土屋靴鞄製造所

ランドセルや大人向け鞄などの革製品を販売する老舗ブランド、土屋鞄製造所。こちらのスタイリッシュなECサイトもShopifyで作られています。
ブランドの価値を高め、スピーディーにマーケティング施策を打っていくという狙いのもと、同社は開発やECのオペレーティング、マーケティングやカスタマーサポートを内製化し、自走できる組織を目指していました。
そこで、サイト構築からデザイン、そして運用までもが手軽にできるという特徴に惹かれShopifyを採用しました。コーディングやデザインの知識、専用のマーケティングツールがなくともすべてを手軽に行えるのは大きな魅力でしょう。
COHINA

小柄な女性をターゲットに商品を展開するアパレルブランド、COHINA。構築・運用の手軽さが理由で、Shopifyを採用した事例になります。
cサイト構築や運用のスキルはなかったのですが、コードやデザインの知識がなくともサイトを構築・運用できてしまうShopifyの力を借りてECサイトをオープンし、現在ブランドとして大きな成長を果たしています。
デザイン性が高いから
Shopifyはデザインやサイトの構造において制限があると心配している方も多いでしょう。しかし以下の事例では、両者ともShopifyで提供されるデザインの無料テンプレートを使用して、スタイリッシュなサイトを作り上げています。
Kurasu

ソリッドで余白をうまく活用しているこのサイトも、Shopifyを用いて作られています。京都に店舗を構え、オンラインストアではコーヒー豆をはじめとしたコーヒー関連の商品を多数販売する Kurasu。プラットフォームにShopifyを選んだ理由は、そのデザイン性の高さだそうです。
Shopifyにはデザインのテンプレートがいくつも用意されていて、これが相当のクオリティであり、無料のテンプレートながら完成度の高いデザインを作ることができます。Kurasuのケースのように、洗練されたデザインを作りたいという方は、Shopifyのテンプレートの中から理想とするデザインを探すのも良いでしょう。
SOULfitwear

フィットネスウェアのオリジナルブランド、SOULfitwear(ソウルフィットウェア)のオンラインショップです。こちらもShopifyで作られています。
先ほどのKurasuと同様に洗練された無駄のないデザインですが、こちらも用意されているテンプレートを用いて作られています。無料のテンプレートでこれだけのデザインを作れるのであれば、「デザイン性が高い」という理由でShopifyを選ぶということにも納得です。
海外展開しやすいから
世界中でシェアを獲得しているShopifyは、当然海外への展開にも有効です。以下では商品の特徴を理解し、海外展開に挑戦している2つの事例を紹介します。
KURAND

「日本のお酒に新しい価値を創る」というミッションのもと、日本酒のサブスクリプションや個性的な商品名など、日本の酒産業に新たな風を吹かせているKURAND。海外展開のしやすさを理由にShopifyを採用しました。
Shopifyが海外展開に向いている理由は、多様な言語・通貨への対応、簡潔な配送手続き、現地に適応したSEO、などが挙げられます。同社では、いずれは海外への販売もしていきたいという狙いと一致する形でShopifyが採用されました。海外展開を見据えてECサイトの立ち上げを行うという方は、Shopifyを選択肢に入れておいて損はないと思います。
Atmoph

こちらもShopifyの海外展開のしやすさを活用したECサイトになります。
世界中の風景を窓に映し出し、各地の景色を味わうことのできるデジタル窓、Atmoph Windowを販売するECサイトです。配布するクーポンや実施するキャンペーンを、国の状況に対応させて変化させられることが導入の理由だそう。
国や地域ごとに市場の環境は異なり、またそれぞれが不安定であるためスピーディーに各土地に適した施策を打つことがとても重要になってきます。海外展開においては、そのような適応・対応が重要になってくるため、ここにもShopifyが海外展開に向いている理由が見て取れます。
まとめ
以上、導入の理由ごとにShopifyの導入事例を紹介しました。
全体を見ると、事業の特徴や自社のリソース環境など、それぞれ自分の状況について理解したうえで適切なプラットフォームを選んでいることがわかります。Shopifyの採用を検討している方は、自社がECサイトで何をしたいのか、プラットフォームに何を求めるのかを考え、導入の理由を明確にしたうえで判断していただくのが良いと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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テキスト:小原太郎 デザイン:大坂間琴美