【入門編】SEOキーワードの選び方!便利ツール2選も紹介
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SEOでコンテンツ作成をする際に重要なのが、SEOキーワード選びです。SEOキーワードは検索回数やユーザーニーズによって、種類やカテゴリーに分けられます。SEOでより早く成果につなげるためには、どのSEOキーワードから対策するかも重要です。SEOキーワードとは何か、SEOでの重要性や選び方のコツなどをご紹介します。
SEOキーワードとは?

SEOキーワードとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索される語句のことです。ユーザーは、悩みを解決したい時や知りたい情報がある時に、検索エンジンで調べます。たとえば、明日の東京都の天気が知りたければ「東京 天気」などと調べるでしょう。「東京 天気」など、検索エンジンで調べる際に入力する語句をSEOキーワードと呼びます。
SEO(Search Engine Optimization)は検索エンジン最適化の意味です。企業がWebサイトを運用するのは、自社の商品やサービスの利用を促進する目的があります。より多くのユーザーにコンバージョンしてもらうためには、ターゲットとなるユーザーをより多くWebサイトに訪問させるのがいいでしょう。SEOで評価されると検索順位で上位に表示されるため、より多くの集客が見込めます。集客するために重要なのがSEOであり、 SEOではSEOキーワードを意識したコンテンツ作成が重要です。
SEOキーワードの重要性
SEOキーワードは、SEO評価に大きく影響するため重要です。SEOで評価されるためには、Webサイトのコンテンツでユーザーに有益な情報を提供する必要があります。GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、ユーザーが検索したSEOキーワードに合わせて、課題解決できるであろうWebサイトやWebページを優先的に表示させるのです。
Webサイトに訪問してほしいユーザーはどんな悩みを持っているのか、どんなSEOキーワードで検索するのかを考えれば、作るべきコンテンツの内容も決まります。たとえば、ユーザーのターゲットが「就職活動中の学生」であれば、SEOキーワードには「就活 進め方」「就活 面接 コツ」などがあげられるでしょう。Webサイトのコンテンツを作成する際は、特定のSEOキーワードを意識し、検索する人の悩みや課題を解決できる内容にすることが重要になります。
SEOキーワードの種類
SEOキーワードの種類は大きく分けて3つあります。SEOキーワードは、ユーザーの悩みの数だけあり、検索される回数も異なります。SEOを実施する上で、SEOキーワードの種類の知識は必須と言えるため、ぜひおさえておきましょう。
ビッグキーワード

ビッグキーワードは、SEOキーワードで検索回数が多いものを指します。主に月間の検索回数が10,000回以上のSEOキーワードがビッグキーワードにあたります。ビッグキーワードは「SEO」や「子育て」など単体のキーワードで検索されるのが特徴です。検索回数が月間10,000回以上あるSEOキーワードであれば、上位表示されたWebサイトには大きな集客が見込めます。
より大きな集客が見込めるため、ビッグキーワードは競合が多く、検索上位を狙うのは難しいです。ビッグキーワードで検索上位に表示させるのは簡単ではありませんが、上位表示されればWebサイトのアクセス数やコンバージョン数に大きく影響します。
ミドルキーワード
ミドルキーワードは、ビッグキーワードより検索回数が少ないSEOキーワードです。ユーザーが検索エンジンで検索する際「SEO コツ」「車 中古」など2語で検索されるのがミドルキーワードにあたります。ミドルキーワードはビッグキーワードより検索回数が少ないため、競合も比較的少ないのが特徴です。ミドルキーワードはビッグキーワードより検索回数は少ないですが、検索上位を狙いやすいため複数のコンテンツからアクセス数を集めやすくなります。
また、ミドルキーワードは、ビッグキーワードよりコンバージョン率は高くなる傾向にあります。ビッグキーワードは、単体のキーワードのため、ユーザーのニーズが幅広いのも特徴です。たとえば「車」と検索したユーザーには「新車を購入したい」「中古車を購入したい」「車のメーカーを知りたい」などさまざまなニーズがあるでしょう。
ビッグキーワードは多くの集客が見込めますが、集客したユーザーのニーズが幅広いため、コンバージョンにつながりにくいケースも。ミドルキーワードは「中古車 おすすめ」など、ユーザーのニーズが絞り込めるのでコンバージョンにつながりやすく、戦略的にミドルキーワードを狙う方法もあります。
ロングテールキーワード

ロングテールキーワードは、3語以上を組み合わせて検索されるSEOキーワードのことです。ミドルキーワードより検索回数が少ないのも特徴です。ロングテールキーワードは3語以上を組み合わせるため、ユーザーのニーズも絞り込まれます。そのため、ロングテールキーワードは「スモールキーワード」「ニッチキーワード」とも言い換えられます。
ロングテールキーワードは、検索回数が少ないため、競合も少なく検索結果の上位表示が狙いやすいです。SEOで上位表示されるためには、コンテンツの内容だけでなく、ドメインパワーや被リンクなども影響します。個人で立ち上げたWebサイトや立ち上げて間もないWebサイトだと、ドメインパワーは弱い傾向にあります。ドメインパワーが弱いと、競合の多いビッグキーワードやミドルキーワードでは、上位表示されにくいでしょう。そのため、ロングテールキーワードでコンテンツを作成し、戦略的にコンバージョンを獲得する方法もあります。
SEOキーワードのカテゴリー4つ

SEOキーワードはユーザーの行動ニーズによって、4つのカテゴリーに分けられます。SEOでは、ユーザーのニーズに合致した内容のコンテンツを作ることが重要です。
Buyクエリ
Buyクエリは、ユーザーに「買いたい」という意図があるSEOキーワードです。たとえば「購入」「有料」「安い」などが、BuyクエリのSEOキーワードにあたります。Buyクエリでは購入意欲があるユーザーの獲得が期待できるため、コンバージョンにもつながりやすい傾向にあります。
Knowクエリ
Knowクエリは、ユーザーに「知りたい」という意図があるSEOキーワードです。たとえば「使い方」「選び方」「方法」「とは」などが、KnowクエリのSEOキーワードにあたります。情報収集を目的としたユーザーは、Knowクエリで検索するのです。Knowクエリのコンテンツを作成する際は「ユーザーが知りたいことに対する答えがわかりやすく説明されているか」「正しい情報が記載されているか」などが重要になります。
Doクエリ
Doクエリは、ユーザーに「〜したい」という意図があるSEOキーワードです。たとえば「資料請求」「見積もり」「予約」「相談」などが、DoクエリのSEOキーワードにあたります。ユーザーに特定の行動意欲が見られるSEOキーワードが、Doクエリです。
DoクエリのSEOキーワードで作成されたコンテンツには、特定の行動を起こしたいと思っているユーザーが訪れます。そのため、Doクエリはコンバージョンにつながりやすい傾向にあります。Doクエリはコンバージョンにつながりやすいため、競合も多く、広告を出稿している企業も多いため、上位表示させるのは難しいと言えるでしょう。
Goクエリ
Goクエリは、ユーザーに「行きたい」という意図があるSEOキーワードです。Goクエリの意図である「行きたい」は「ユーザーが特定のWebサイトへ行きたい」を指しています。たとえば「Google」「Amazon」「YouTube」など、特定のWebサイト名がGoクエリのSEOキーワードにあたります。Goクエリは、Webサイトのトップページで対策します。
SEOキーワードの選び方

SEOキーワードの選び方をご紹介します。
Webサイトの目的を明確にする
SEOキーワード選びでは、まずWebサイトの目的を明確にします。Webサイトの目的には「問い合わせを増やしたい」「アクセス数を増やしたい」などがあるでしょう。Webサイトの目的が「問い合わせ数を増やしたい」の場合、DoクエリやBuyクエリを選ぶといいでしょう。自社の商品やサービスのターゲットやユーザーのニーズを考えることで、どのSEOキーワードでコンテンツ作成すればいいのかを絞り込めます。Webサイトの目的が「アクセス数を増やしたい」であれば、Knowクエリの情報収集系のSEOキーワードが向いています。
キーワードを洗い出す
SEOキーワードを選ぶ際は、Webサイトの目的やテーマにあったSEOキーワードを洗い出しましょう。たとえば、Webサイトの目的が「自社の商品やサービスに関する問い合わせ数を増やしたい」の場合、自社の商品やサービスに興味を持つユーザーがどのような悩みを持っているのか、何を知りたいと思っているのかを考えます。
SEOキーワードはユーザーのニーズです。中古車を買いたいと思っている人なら「中古車 おすすめ」「中古車 サイト」「中古車 選び方」などのSEOキーワードがあるでしょう。中古車を売りたい人なら「中古車 売り方」「中古車 査定」などが考えられます。SEOキーワードをできるだけ洗い出すことで、対策できるSEOキーワードがどれくらいあるのかを把握できます。
優先順位を決める
SEOキーワードを洗い出せたら、どのSEOキーワードからコンテンツ作成をするのか優先順位を決めましょう。SEOキーワードの優先順位を決める際は、成果につながりやすいかを軸に考えます。
たとえば、ドメインパワーが弱いのにビッグキーワードを優先してコンテンツ作成すると、なかなか上位表示されずコンバージョンに結びつきません。コンテンツを複数作成しても上位表示されなければ、ドメインパワーも上がりにくいです。
ドメインパワーが弱ければ、ミドルキーワードやロングテールキーワードからコンテンツ作成し上位表示を狙う戦略もあります。ミドルキーワードやロングテールキーワードは、ビッグキーワードより上位表示されやすいです。ビッグキーワードを優先して順位が上がらずコンバージョンが0件より、ミドルキーワードやロングテールキーワードで上位表示されコンバージョンを10件獲得できる方が、成果を得られるでしょう。
また、Webサイト内に掲載しているコンテンツで上位表示される数が増えれば、ドメインパワーも上がりやすいです。ドメインパワーが上がれば、ビッグキーワードでも上位表示が狙えるようになるため、どのSEOキーワードから優先的にコンテンツ作成するかは戦略的に決めましょう。
SEOキーワード選びのポイント

SEOキーワードを選ぶ時のポイントをご紹介します。
競合のWebサイトを調査する
SEOキーワードを洗い出す上で、競合のWebサイトがどのようなSEOキーワードでコンテンツ作成しているかを見てみましょう。目的が同じ競合のWebサイトが対策しているSEOキーワードは、自社のコンテンツ作成の参考になります。競合のwebサイトを調査することで、見落としていたユーザーニーズを見つけられることもあります。
ユーザーの意図を考える
SEOキーワードを選ぶ際は、ユーザーの検索意図をできるだけ把握に把握する必要があります。たとえば「加湿器」で検索すると加湿器のおすすめ商品が紹介されているコンテンツが上位に表示されます。
Googleは「加湿器」のSEOキーワードで検索したユーザーが「加湿器を購入したい」というDoクエリまたはBuyクエリを求めていると判断していることがわかります。「加湿器」というSEOキーワードでコンテンツを作成する場合は、加湿器のおすすめ商品を入れることはマストだと言えるでしょう。

キーワードの重複はNG
コンテンツ作成の際は、複数のコンテンツでSEOキーワードが重複しないように注意しましょう。同じSEOキーワードで複数のコンテンツを作成すると、Googleから正確に評価してもらえない可能性があります。
コンテンツが増えると、過去に作成したことを忘れ同じSEOキーワードで新たにコンテンツを作成してしまう場合なども考えられます。同じSEOキーワードでコンテンツを作成すると、Googleがどのコンテンツを評価すべきなのか判断できずに、正確な評価をしてもらえない場合もあります。SEOキーワード1つにつき、対策するコンテンツは1つが原則です。複数のコンテンツでキーワードが重複しないよう、作成したコンテンツは一覧で管理するなどの工夫も必要です。
キーワード選びに便利なツール
ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードをどの優先順位で対策していくかを、判断するためにもSEOキーワードの特徴を知る必要があります。SEOキーワードを選ぶ際には、検索回数や競合性などを事前に調査するのも重要です。
SEOツールを使えば、SEOキーワードの検索回数や競合性、SEOの難易度などを調べられます。SEOキーワードの競合性が高いほど検索上位を狙うのも難しいでしょう。検索回数が少なければ流入数も少なくコンバージョンにつながりづらい場合もあります。SEOキーワードの特徴を知り、戦略的にSEOを行いましょう。SEOキーワード選びでは、検索回数や競合性などを調べられる、便利ツールを利用するのがおすすめです。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、SEOキーワードの検索回数や関連キーワードを調べられるツールです。Googleキーワードプランナーは会員登録が必要ですが、無料で利用できます。SEOキーワードやWebサイトのURLを入れて検索すると、月間検索回数や競合性、関連キーワードが表示されます。競合性は「低・中・高」で表示されるので、SEOキーワードで上位を狙うための難易度を把握するのに参考になります。
参考
Googleトレンド
Googleトレンドでは、SEOキーワードの検索回数の推移やトレンドを調べられます。Googleトレンドも無料で利用できるツールです。調べたいSEOキーワードを入れて検索すると、検索回数の推移が折れ線グラフで可視化されています。複数のSEOキーワードのトレンドを比較することも可能です。過去のデータを表示することもでき、期間は自由に設定してみましょう。関連キーワードという項目では、検索キーワードと関連するキーワードも確認できます。ミドルキーワードやロングテールキーワードを選ぶ際の参考にもなるでしょう。
参考
まとめ
SEOで成果を出すためには、どのSEOキーワードを選ぶべきかや対策する優先順位を決めることも重要です。検索回数が多いSEOキーワードは、上位表示されればより多くの集客が見込めますが、競合は多いため上位表示させるためには難易度が高いです。ミドルキーワードやロングテールキーワードから対策をして、より早く成果につなげる方法もあるので、Webサイトに合ったSEO戦略でコンテンツ作成を行なっていきましょう。
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