Googleコア・アップデートでSEOはよりコンテンツのクオリティが重要に。E-A-Tの対策方法

Googleは2021年7月にアルゴリズムのコア・アップデートを実施しました。
今回のコア・アップデートにより、これまで検索結果の上位に表示されていたWebサイトが順位下落しました。逆に検索順位が低迷していた良質なコンテンツのWebサイトが、検索結果の上位に浮上してきました。
その傾向と対策について現時点の見解をお届けします。
コア・アップデートで検索順位の入れ替えが鮮明に

Googleは検索エンジンのアルゴリズムを小さな変更から大きな変更まで日々、アップデートしています。その中でも、年に数回、大きなアルゴリズム更新を行うのです。この大きなアルゴリズム更新をコア・アップデートと呼んでいます。
2021年7月にGoogleはコア・アップデートを実施しました。
コア・アップデートのタイミングでは、今まで上位表示していたWebサイトが検索順位を落とすことがあります。反対に検索順位が低位なWebサイトは評価向上により検索上位に上がりますね。The July 2021 Core Update, previously announced, is now rolling out:https://t.co/6Xs77WDsur
— Google SearchLiaison (@searchliaison) July 1, 2021
These typically take 1-2 weeks to finish. Our guidance about such updates is here:https://t.co/e5ZQUA3RC6
Here’s more on how we improve search through updates:https://t.co/IBmInwGOiX
今回のコア・アップデートでも検索順位の大きな入れ替えが発生していました。
多数のロングテールキーワードでコンテンツが評価された
とりわけ入れ替えが多かったのはロングテールキーワード。
検索上位のコンテンツより充実したコンテンツが低位で推移していたが、今回のコア・アップデートで検索上位に表示したキーワードを多数観測しました。
その後も検索上位に上昇したロングテールキーワードは小さな変動はあるが、おおむね安定して検索上位をキープしています。
ロングテールキーワードを含む関連キーワードが検索上位に上昇すると、ビッグキーワードも順位上昇したことを確認しました。
今回、検索順位が下がったサイトは、コンテンツ不十分なサイトや関連性が相対的に低いサイトが多かった印象です。
順位下落サイトはE-A-Tが不十分の可能性がある

検索順位が下がったサイトやページは、E-A-Tが競合サイトより低いスコアの可能性があります。
今回のコア・アップデートで下落したページを見ると、キーワードに合わせて当たり障りのない基礎的な内容が記載されていて、専門性や独自性のあるコンテンツが少なかった印象を受けました。
E-E-A-T(旧E-A-T)については以下の記事を参考にご覧ください。
参考
今回のコア・アップデートは、よりE-A-Tの評価精度が向上している可能性があります。E-A-Tを構成する「専門性」「権威性」「信頼性」のうち、コンテンツ面で「専門性」が不足したコンテンツが下落しているのでしょう。
検索ユーザーにとっては、いい流れですよね。専門性が高く検索意図に沿ったコンテンツが、より検索結果の上位に出るようになるのは、検索効率がよくなっているのです。
では、サイト運営者はどのように改善したらいいか?
2つのポイントがあると思います。
【対策1】コンテンツの独自性を見直す

競合サイトと比べて、検索順位が下がっている要因のひとつは、コンテンツに独自性がない可能性がありますね。
SEOキーワードに対して、表面的な内容やあたりまえのことだけ書いている記事をよく見かけます。とくにWebライターに外注しているケースで多く見受けられます。
付加価値が低いコンテンツは、有象無象たくさんのサイトが存在しています、そのようなコンテンツが高評価を受ける可能性は低く、ユーザーにもGoogleにもウケません。
検索結果の上位表示に値するコンテンツに改善するためには、独自の経験や解釈、ノウハウ、分析などオリジナリティのある情報を提供することが重要。
ほかのサイトにはない独自の情報が付加価値となります。もちろん検索ニーズに適した独自の情報であることは必要ですね。
他のサイトにはない情報価値を付加することがポイント。
【対策2】プロの解説を目指そう

自分自身で検索したときに、検索結果にでてくるサイトをいくら見ても、自分が知りたい内容が見つからなかった経験がありませんか?
近い内容があっても肝心な点がわからない浅い内容だった、なんてことありませんでしたか?
上記のような見つからない・解決できない検索結果は、ユーザーの検索ニーズが満たされていない「未解決ゾーン」なのです。SEOにおいてはチャンスですね。
浅い内容のムダなコンテンツから抜け出し、ユーザーの悩みを解決できる大きな機会です。そして、解決できるのは業界のプロのみなさんです。
プロのみなさんにとっては、当たり前の情報でも、検索ユーザーが欲している貴重な情報であることも多いでしょう。検索ではプロの知識が求められています。
検索ユーザーに向けて、濃く深い洞察や知恵を提供しましょう。
たとえば
- どんなところに困るか
- 原因や課題
- どこがポイントか
- どうやったら問題解消できるか
- データや分析、解釈
- 性質や特徴
- ノウハウや考え方
ときにはサマリーをシンプルに伝えることも大切です。検索したときに解決するまで長時間かかるより短時間で完了できる方が望ましいですよね。
できるだけ専門的な内容を、わかりやすく届けることも専門家のみなさんだからこそできることでしょう。
E-A-Tを意識したコンテンツ作りがより重要に
GoogleがアルゴリズムでE-A-Tを判定している以上は、コンテンツ制作者は適応しなければなりません。検索上位にリストアップされるためには、上記の通り独自性や専門性が付加された情報価値をユーザーに届ける意識が必要でしょう。
コンテンツを届けるために、ユーザーの検索ニーズを120%満たすコンテンツづくりを目指していきましょう。
参考
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長谷川