採用サイトでおさえておきたいコンテンツ14選!決めるポイントも紹介

採用サイトの必要性

採用サイトは、採用に特化したWebサイトです。企業から求職者へメッセージを配信でき、募集するポジションの詳細や社内の様子を詳しく紹介できます。さらに、企業のイメージにあうデザインにすることで、他社との差別化も可能です。
現在、仕事探しもインターネットで探すことが主流です。コーポレートサイトだけでは、インターネット検索時に採用ページがヒットしにくく、求職者に採用情報を見つけてもらえないこともあるでしょう。
一方で、採用サイトは、採用情報が豊富なWebサイトです。検索時にも上位に表示されやすくなるメリットもあり、求職者の目に触れる機会が増えます。結果的に、応募者数の増加が期待できるでしょう。
近年は、人材不足の問題もあり企業側が積極的に採用活動をしても、応募者数が少ないこともあります。さらに、働く側の意識の変化もあり複数回の転職も当たり前です。人材の確保・離職率の低下が、企業にとって重要です。
自社のコーポレートサイトの採用ページだけでは、「応募数が少ない」「採用後の離職率が悪い」といった問題があります。採用サイトは、採用情報はもちろん社内の様子も紹介できるため、人材の確保・ミスマッチによる離職を防ぐなどの効果が期待されています。
採用サイトに必要な基本コンテンツ4つ

これから紹介する4つのコンテンツは、採用サイトに最低限必要なコンテンツです。
応募条件や会社情報・応募方法は、採用サイトに必ず掲載しましょう。
さらに、よくある質問を掲載しておくことで、求職者からの問い合わせ対応がスムーズになります。
募集要項
募集要項は、採用サイトで最も重要なコンテンツです。求職者は、「どんな職種・ポジション・条件の仕事を募集しているのか」が最も気になるポイントです。
そのため、募集要項は詳しく掲載しましょう。
あわせて、選考ステップや応募方法もわかりやすく掲載することで、求職者が応募しやすくなります。
会社概要
会社情報を掲載しましょう。求職者は、応募しているポジションを確認したのち、企業の情報をチェックしています。
会社情報は、以下の内容を掲載します。より詳しく紹介したい事業内容や代表メッセージは別ページでの掲載がおすすめです。
- 正式名称
- 代表者名
- 本社住所
- 事業内容
- 資本金 など
応募・問い合わせフォーム
応募フォームを用意して、応募までの導線をスムーズにします。応募フォームのボタンデザインや配置は、求職者がすぐにわかるデザインや場所にすることが大切です。
募集内容はあるけれど、どうやって応募すればいいかわからないレイアウトでは、求職者からの応募も増えません。
応募方法と応募フォームのボタンは、わかりやすいスムーズな導線作りも心がけましょう。
問い合わせフォームも、用意しておくことがおすすめです。事前に問い合わせにも対応できると求職者も安心して応募できます。
よくある質問
よくある質問をまとめたページを用意しておきましょう。事前によくある問い合わせをまとめておくことで、採用担当者の負担が少なくなるメリットがあります。
問い合わせフォームから、同じような質問が複数の求職者からきた場合、それぞれに対応する必要があり、手間がかかります。
応募方法や会社についての質問など、あらかじめよくある質問について掲載しておくことで、求職者が各自で確認が可能です。その結果、直接の問い合わせ数が減り、採用担当の負担を減らせます。
さらに、事前に質問したいことの答えが用意されていることで、求職者の問い合わせの手間も省けるでしょう。
採用サイトに取り入れたいコンテンツ5つ

ここでは、会社情報を深掘りしたコンテンツを紹介します。
採用サイトは、会社のオリジナリティや魅力を求職者へ発信できます。求職者にとっては、応募する前の判断材料が増え、入社前のミスマッチを防ぐ効果があります。
会社紹介
会社情報だけでは、文字や数字だけの情報のため、企業の思いや目標を伝えきることは難しいでしょう。そこで、自社について紹介するページを掲載することがおすすめです。
会社紹介は、以下の内容を掲載します。
- 会社のメッセージ
- ビジョン
- 代表者メッセージ
- 詳しい事業内容
より詳しく紹介したい内容は、別ページで紹介するなど、伝えたいポイントの見せ方を工夫するといいでしょう。
福利厚生
現在は、仕事内容や条件の他に、福利厚生も就職活動時には重要なポイントです。福利厚生についても詳細に記載しましょう。
一般的な、社会保険や有給休暇、賞与などについてや、企業独自で取り組んでいる福利厚生があればあわせて紹介しましょう。
たとえば、資格取得手当や食堂・カフェスペースなどの紹介です。給料や勤務地の他に、ランチ代がお得になる食堂やカフェスペースを完備している会社に魅力を感じる求職者もいます。
スキルアップを求める求職者には、資格を取得した従業員に対して手当を支給していることや学習支援制度の紹介がアピールポイントになるでしょう。
仕事内容の次に、福利厚生の充実度も重要視されています。福利厚生について詳しく紹介することは、求職者が企業に魅力を感じ応募するきっかけとなります。
研修内容
自社で行う研修について紹介しましょう。新人研修の内容や既存社員が対象の研修など、自社で行っている研修内容について掲載します。
新人研修は、入社後のイメージがしやすいメリットがあります。既存社員が対象の研修がある場合、入社後もステップアップできる環境を求職者にアピールできるでしょう。
働くだけでなく、長期的な目線で学べる環境があることは、求職者にとっても魅力的なポイントです。離職率を防ぐ効果も期待できるため、研修内容をアピールしましょう。
SNS
SNSのアカウントがある場合、採用サイトと連携させましょう。
オンラインでのビジネスが加速している現在は、SNSアカウントを活用する企業もたくさんあります。さらに、SNSを使った採用活動も一般的になっています。
現在は、新卒者などの若い世代はもちろん、40代50代もいずれかのSNSを活用しています。SNSと採用サイトを連携することで、多くの人の目に採用情報が触れる効果が期待できます。
発信内容によっては、企業のブランディングにも効果的です。企業の思いやメッセージに共感した人材が集まるメリットもあります。
社員インタビュー
社員インタビューは、実際に企業で働く人の声を発信することで、会社の雰囲気を伝えます。採用情報や会社情報だけでは、親近感がなく、会社の雰囲気が伝わりません。
そこで、求職者へ会社の雰囲気や実際に働いた際のイメージを膨らませるコンテンツとして、社員インタビューを効果的に掲載します。会社の雰囲気・思い・仕事内容など、伝えたい内容によってインタビュー対象の社員を選びましょう。
募集しているポジションで実際に働く社員や、代表や社長など経営層にインタビューするなど、ターゲット層に応じたインタビュー対象が理想です。
インタビューは、文字だけではなく、写真や動画を活用することがおすすめです。より社内の雰囲気やイメージが伝わりやすいコンテンツになります。
採用サイトに効果的なコンテンツ5つ

ここでは、より他社との差別化やオリジナリティを出したい際にも有効なコンテンツを紹介します。
オフィスツアー
採用サイトは、採用に特化したWebサイトのため、働く人材や条件に注目されがちです。そこで、実際に働くオフィスを写真や動画で紹介します。社内の様子がわかり入社後のイメージがふくらみます。
オフィスツアーを掲載すると、テキストだけで紹介されていた内容に親近感が出てきます。さらに、採用サイトが動きを感じられるデザインになります。先進的でスタイリッシュな印象のある企業の採用サイトでは、オフィスツアーが求職者の印象に残るコンテンツになるでしょう。
職種紹介
職種を詳しく紹介しましょう。企業には、たくさんのポジションがあります。そして、そのポジションは企業によって対応業務が異なります。
たとえば、マーケティング部の場合も、SNS担当や社内広報などさまざまな業務内容があります。求職者とのミスマッチを防ぐためにも、職種の詳しい内容を紹介することがおすすめです。
同時に、募集するポジションで働く社員のインタビューを紹介するなどの工夫は、求職者が働くイメージをもちやすくなるでしょう。
案件・1日の流れを紹介
1日の流れを紹介してみましょう。より具体的な仕事の流れを求職者がイメージできるメリットがあります。
たとえば、あるプロジェクトの契約〜打ち合わせ〜納入までの流れを紹介します。
案件の流れを紹介すると、自身のスキルや経験が活用できるか求職者が判断できます。不足しているスキルは、入社前に身につけるなど、求職者にとって仕事の流れは、就職活動の際の貴重な情報となります。
女性の働き方支援などに力を入れている企業であれば、時短で働くママ社員のスケジュールの紹介なども、求める人材の心に刺さりやすいコンテンツです。
ターゲット層に合わせて、スケジュールの事例を紹介してみましょう。
キャリアビジョン
入社後のキャリアについて紹介するページです。
入社後のキャリアアップの紹介があると、その企業で長く働くイメージがしやすくなります。部署異動など、さまざまな経験を経て管理職を目指せるのか、一箇所に所属する期間がどのくらいかなど、明確なキャリアビジョンがあると安心して、企業で働くイメージができます。
さらに、実際に働く社員の経歴やスキルなど、研修内容と合わせて紹介します。ステップアップごとに求められるスキルや研修などのわかりやすい解説は、キャリアビジョンの信頼性を高めます。
社員ブログ
社員が更新する社員ブログも活用しましょう。
実際に働く社員の言葉で、紹介された内容のブログは親近感を求職者に与えます。
社員ブログは、求職者にとって効果的なコンテンツだけではなく、採用サイトの運用にも効果的です。求職者がインターネット検索した場合、検索結果の上位にブログが表示され、採用サイトを訪問するきっかけになるでしょう。
採用サイトのコンテンツのポイント

採用サイトに掲載したいコンテンツを紹介しました。全てのコンテンツをただ掲載するだけでは、効果的な採用サイトの制作はできません。
ここでは、採用サイトのコンテンツを決めるポイントを紹介します。掲載するコンテンツと効果を検討すると、求める人材に届く内容の採用サイトが出来上がります。
目的とターゲットを決める
目的とターゲットを決めましょう。
コンテンツ選びに欠かせない事項としてターゲットがあります。どんな人材にアピールしたいのか考えましょう。たとえば、新卒者と転職者向けでは、掲載する内容が異なります。
新卒者に向けたコンテンツの場合、有給休暇の取得のしやすさや働きやすさなどを重要視しているかもしれません。一方で転職者は、将来的なキャリアアップを見据えて仕事選びをしている可能性もあるでしょう。
より詳細に経験の有無・年代・性別などを決めることで、ターゲットとなる求職者の印象に残りやすい採用サイトが出来上がります。
求職者にわかりやすい情報
情報はわかりやすく掲載しましょう。
専門用語が多いと新卒者にはわかりにくいことがあります。企業メッセージも社内では伝わるけれど、社外では伝わりにくい言葉を選んではいませんか?
デザインやレイアウトもわかりやすさが大切です。応募ボタンが、他のデザインに埋もれていてわかりにくいと、採用サイトを効果的に活用できません。
情報を発信する際は、社外の人でもわかるように、コンテンツを作成しましょう。結果的に求職者にとってわかりやすく役立つコンテンツのある採用サイトになります。
SNSとの連携
採用サイトのコンテンツをSNSと連携して紹介してみましょう。
採用サイトを制作したばかりの時期は、特に外部からのアクセス数が少ないことが予想されます。
SNSアカウントを活用しフォロワーに周知することで、認知度の向上と情報の拡散が期待できます。新しいコンテンツを発信する際は、SNSでも紹介するなど採用サイトと連携すると、アクセス数や応募者数の増加が見込めます。
まとめ
自社にとって最適な人材の確保は、経営を継続させるために重要です。しかし、求人者数の減少や転職や退職がポジティブに捉えられる意識の変化によって、人材の確保が難しい企業もあるでしょう。
採用サイトは、応募するために必要な情報の他に、会社の思いやビジョンに共感してもらえる人材を確保できるコンテンツを掲載できます。求職者とのミスマッチを防ぎ、離職率を減らすことで企業の発展も期待できます。
ぜひ今回の記事を採用サイトの制作の際にお役立てください。
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