ドメイン移行で失敗しないための設定方法と新GoogleSearchConsoleのアドレス変更ツール

キーワード

Webサイトのリニューアルに伴って、ドメインを変更するプロジェクトが弊社では度々あります。 ドメインを変更する場合、それまでのSEOの評価や、ユーザーへの配慮を考え、旧ドメインから新ドメインへの移行をうまく設定する必要があります。

新GoogleSearchConsoleになってから、アドレス変更機能が今までありませんでした。2019年10月2日に新GoogleSearchConsoleに新アドレス変更機能をローンチしたことが発表されました。


今回は新アドレス変更ツールとドメイン移行に必要な設定方法をご紹介します。URLを変えたいという方はぜひ参考にしてください。

どうしてSEOでドメイン変更時に設定が必要か?

ドメインを変更・移行するとき、旧ドメインをそのまま捨てていませんか?

旧ドメインを捨ててしまうと、これまでGoogleが旧ドメインにつけていたPagerankが失われます=検索結果の順位がリセットされます。

その結果、自然検索経由の訪問を失う致命的な状況になります。

Googleには適切に新ドメインに移行したことを伝えることが、SEOでは重要です。 新ドメインへの移行がGoogleに正確に認識されると、旧ドメインのPagerankは損なわれず新ドメインに受け継がれます。

また、ユーザビリティの観点でもドメインの移行で適切な処置が必要です。 旧ドメインにリンクしている他のサイトや、旧ドメインでお気に入りに設定しているユーザーもいます。それらからの訪問するユーザーが旧ドメインにアクセスするため、そのままでは新ドメインが表示されません。

旧ドメインを解約やコンテンツを削除していると、ユーザーには404エラー(Not Found)が表示され、ユーザビリティが悪い結果になってしまいます。

ドメイン変更時にはリダイレクトが必要

SEOとユーザビリティの両面で、ドメイン移行する場合に必要な最低限の設定はリダイレクトです。
リダイレクトとは旧ドメインにアクセスしたときに、自動で新ドメインなど別のURLに転送させる処理です。旧ドメインにリダイレクト設定をすれば、新ドメインのページが表示されます。

リダイレクトの種類

一般的に使われるリダイレクトの種類には、「301リダイレクト」と「302リダイレクト」があります。

301リダイレクト:旧ドメイン・旧ページから新ドメイン・新ページに恒久的に移転する場合に使用 →ドメイン変更による移行はこちらの301リダイレクトを使用します。

302リダイレクト:一時的に旧ページから新ページに転送する場合に使用

リダイレクトが必要なケース

URL変更のパターンは主に以下です。

1. ドメイン名の変更
 例)aaa.comからbbb.co.jpに変更
2. SSL化
 例)http://aaa.comからhttps://aaa.comに変更
3. 下層ページURLパスの変更
 例)aaa.com/001.htmlからaaa.com/zzz/001に変更

今回は、上記1や2のケースが該当します。いずれも301リダイレクトの設定が必要です。

2.SSL化は、Googleのインデックスにおいて注意しなければなりません。
http://aaa.comとhttps://aaa.comの両方のURLを表示することも設定上は可能で、そうしたサイトも多く見受けられます。GoogleSearchConsoleでもhttpとhttpsは現状では別々に扱われています。

Googleにどちらのドメインをインデックスしてもらいたいか決める必要があります。

よくある問題は、httpとhttpsで中途半端にどちらもGoogleにインデックスされているケースです。どちらが主のドメインかGoogleに適切に伝わっていません。
この問題に関しても、301リダイレクトを設定することで解消できます。

ドメイン移行の作業ステップ

Googleのインデックスを問題なく新ドメインに移行する手順として、以下が主なフローです。

1. GoogleSearchConsoleでインデックスされているページを把握する
 インデックス状況の把握後、どのページをリダイレクトさせるか整理しましょう。

2. 301リダイレクトを設定する
  サーバーのロードバランサーで一括設定する方法や、HTTP Strict Transport Security
 (HSTS)を使った方法、.htaccess(htアクセス)を使った方法などがあります。
 .htaccessが最も簡易に対応できますが、どの方法を選択するかはエンジニアと相談して
 決めましょう。

3. GoogleSearchConsoleにHTTPSのプロパティを登録する
 httpのプロパティとhttpsのプロパティは現状では別扱いのため、httpsで新しくプロパティを
 登録する必要があります。

4.GoogleSearchConsoleに新サイトマップを登録する

5.(New!)GoogleSearchConsoleのアドレス変更ツールでGoogleにドメイン移行を通知する
 旧GoogleSearchConsoleにはあったツールですが、新バージョンにもアドレス変更ツールが
 ようやくリリースされました。
 アドレス変更ツールで通知することで、スムーズにGoogle検索結果のインデックスを
 新ドメインに移行できます。

アドレス変更ツールの使い方

GoogleSearchConsoleの旧ドメインのプロパティで以下の画面からリクエストしましょう

1.設定 > アドレス変更にアクセスします。

Search Console設定画面
GoogleSearchConsoleの設定画面にアドレス変更ツールが追加されました


2.「新しいサイトを選択」から新ドメインのプロパティを選択後、「検証して更新」をクリックしてリクエストします。
Search Console設定画面
新ドメインを選択してリクエストする

アドレス変更ツールの設定が不要なケース

アドレス変更ツールでドメイン移行のリクエストを使用するのがNGなケースがあります。以下の場合は、アドレス変更ツールは使用しないようにしましょう。

・httpからhttpsにSSL化する場合
 アドレス変更ツールを使わなくても、Googleはリダイレクトなどの手続きで把握するため問題ありません。

・同じドメイン内でページを別のURLに変更する場合
 例)aaa.com/001.htmlからaaa.com/zzz/001にページURL変更

・同じドメイン内でwwwとwww以外のサブドメインの間で移転する場合
 例)https://www.aaa.comからhttps://aaa.comやhttps://sub.aaa.comなどに移転

・URL変更が伴わないサイト移転
 例)ドメインは変わらずCDNを変更する場合など

アドレス変更リクエストのキャンセル方法

アドレス変更リクエストは、180日後までの間は、キャンセルすることができます。
万が一、間違えてしまった場合や、ドメイン移行が不要になってしまった場合には、同じアドレス変更ツールの画面からリクエストキャンセルをしましょう。

専門のエンジニアがいる制作会社と連携しましょう

新しいサイトへのリニューアルや新ドメインへの移行はご覧のとおり専門的な知識と細心の注意で実行が必要です。
エンジニアがいないWeb制作会社やSEOに知見がない担当者には対応難易度が高いです。SEOとエンジニアがそろったWeb制作会社と連携して進めることを推奨します。

リニューアルやドメイン移行で失敗しないように注意を払って対応していきましょう!

Share on

お問い合わせはこちら

クーシーブログ