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サイトリニューアルの正しい手順と成功のポイントとは?

サイトリニューアルの正しい手順と成功のポイントとは?

Webサイトを長期にわたって運営していると、リニューアルが必要になるタイミングがあります。

現実的な判断としてリニューアルを社内で行うのは難しいため、制作会社に依頼するケースが多くなります。しかしどのように会社を選び、リニューアルを進めていくのか、企業の担当者の方にはわかりにくいのではないでしょうか。

この記事では、制作会社に依頼してサイトリニューアルを進める方法について解説します。

読むとわかることは以下のとおり。

  • どのようにWeb制作会社を選び、進めていけばよいのか
  • サイトリニューアルの成功のポイント
  • サイトリニューアルを進める前に確認しておくべきこと

「そろそろWebサイトのリニューアルが必要かな・・・」となんとなく考えておられた方は、ぜひ最後までお読みください。

サイトリニューアルが必要なタイミング

サイトリニューアルが必要になるのは、以下のような時です。

  • 機能が古くなった
  • デザインが古くなった
  • ユーザビリティが悪くなった
  • SEO対策が不十分

目安としてリニューアルのタイミングはサイト公開から約3〜5年後とされていますが、状況によっては早急に行うべきケースもあります。たとえば競合他社のサイトが充実してきた場合や、ビジネス戦略の変更に伴いサイトの方向性を変更する必要が出てきた場合などです。

サイトリニューアルを進める前に考えること

Webサイトのリニューアルを進める前に確認するのは、以下の3点です。

リニューアルの目的を明確にする

ブランドイメージ向上や訪問者数増加など、サイトリニューアルの目的を明確にします。制作会社と話す前に固まっていれば理想的ですが、難しいケースもあるでしょう。その場合は、制作会社と話しながら決めていけばOKです。

現在のサイトの問題点を洗い出す

目的を達成するにあたり、現在のサイトの何が問題かを洗い出します。この作業もWebサイトやマーケティングの知見がないと難しいかもしれません。その場合は、自分たちでわかる範囲で大丈夫です。「もっとこうしたい」という要望レベルでも挙げておくと、制作会社の方で意向を汲み取りやすくなります。

リニューアルの範囲、予算、スケジュールを決めておく

範囲、予算、スケジュールの3つが決まっていると、制作会社側で見積もりが出せます。話がより具体的になりますので、制作会社を選ぶ際の判断がしやすくなるでしょう。

Web制作会社の選び方

Web制作会社の選び方

サイトリニューアルを依頼する制作会社を選ぶ際のポイントは以下の4つです。

  • 制作実績や技術力
  • 担当者とのコミュニケーション
  • サポート体制
  • 見積もり・提案内容

詳しく見ていきましょう。

制作実績や技術力

制作実績は、制作会社のサイトでチェックできることが多いです。リニューアルの実績件数があり、内容も満足できれば、経験値と技術力についてひとまずはOKと判断します。詳細は問い合わせ後に直接聞きましょう。

担当者とのコミュニケーション

担当者とのコミュニケーションがスムーズにできないと、プロジェクトが終わるまでトラブルが続きます。

  • 返事が遅い
  • 回答に一貫性がない
  • 質問と回答が噛み合っていない

やりとりに引っ掛かりを感じるようであれば、別の制作会社をあたってみた方がいいかもしれません。いい制作会社はたとえ数回のやりとりでも、よい雰囲気が感じられるはずです。

サポート体制

サイトは多くの場合、作って終わりではありません。公開後のサポートも含めて依頼を受けてもらえるか聞いておきましょう。

サポート内容は制作会社によってさまざまです。

  • 納品後の修正、メンテナンスを依頼できる
  • 困った時の相談、対応をしてもらえる
  • PVやCV件数などの目標を達成するための提案をもらえる

上記を基本として自社で求めるサポートについて、どの程度対応可能なのか確認しましょう。

見積もり・提案内容

見積書や提案書を見るときは、以下の点をチェックします。

  • リニューアルの目的に合った提案内容になっているか
  • 予算感は合うか

そもそも費用感がかけ離れていたら検討の余地はありませんが、単純に「高い」というだけで判断するのは尚早です。見積もりで提示された数字には根拠があるはずだからです。
根拠を聞いた上で納得できる費用と提案内容なら、検討のテーブルに載せてみましょう。

提案内容を見れば、あなたの会社の話をよく聞いてくれる業者かどうかもわかります。そんな視点でもチェックしてみてください。

「チーム意識」ができると理想的

じつはリニューアルも含めたサイト制作は制作会社の力だけでは行えません。依頼主である企業様の協力が不可欠です。

制作会社はプロとして知識やスキルを提供しますが、クライアント様の側でも情報提供や社内の取りまとめなどで動いていただく必要があります。

クライアント企業様と制作会社の間に「チーム意識」ができると、プロジェクト進行はスムーズです。これは制作会社だけに都合がいいわけではありません。余計なコストがかからず納期も短く済むので、クライアント様にとってもメリットがあるのです。

制作に関わる意識を持つことで、結果として満足度の高いプロジェクトになるでしょう。

サイトリニューアルの進め方

サイトリニューアルの進め方

ここからは制作会社が決まった後の流れを弊社の例で見ていきます。

現サイトの問題点を洗い出す

まずは現サイトの問題点の洗い出しです。問題点はいわばサイトの現在地。現在地がわかることで、リニューアルで目指すゴールが明確になります。

ゴールは今後の制作において判断の軸になるものです。プロジェクトの初期に自社と制作会社の双方で食い違いがないように認識をしっかり合わせておきます。

制作会社と打ち合わせを行う

弊社の場合、リニューアルを含むサイト制作は以下の流れで行います。

  1. 企画立案:初回ヒアリング、戦略プランニングなど
  2. 情報設計:ワイヤーフレームやサイトマップ作成、システム要件定義など
  3. 制作・開発:デザイン・HTML制作、システム開発など
  4. テスト:システムやプログラムのテスト、端末検証
  5. 運用・改善:運用計画作成、KPI設定、ABテスト、改修など
制作の流れ

初回ヒアリングでは、ヒアリングシートに書き込んでいただいた情報を元にお話をうかがいます。競合やデザインについての希望などが事前にわかっていると、具体的な提案や例が出しやすいです。

中には「まだ考えが漠然としていて出せる情報がない」というお客様もいらっしゃいます。その場合には、こちらからサンプルを提示し、徐々にご希望を絞っていきますので大丈夫です。

サイトリニューアルのご担当者様は、Webに強い方ばかりではありません。弊社ではお客様に十分ご理解いただいているか確かめながらお話しするようにしています。Webの話に自信がない方でも、ご安心ください。

サイト制作開始

デザインが確定するまでは、定例の話し合いが続きます。クライアント様側とWeb制作会社側で、まだ認識のズレが生じやすい段階だからです。お互い頻繁に情報をやりとりすることで、イメージを擦り合わせます。

デザイン確定後は定例での話し合いは減り、テキストベースでの進捗報告が主です。制作物についてチェックが必要になりますので、その都度ご対応いただきます。

最終チェック・公開

デザインの崩れのほか、リンク切れ、システムの挙動、noindex設定の解除など、本番公開にあたって問題なく運用がスタートできるように各所をチェックしていきます。

クライアント様でないと見つけられない修正箇所もありますので、チェックは一定の期間を使って双方で行います。

運用・改善

保守・運用までをご依頼の場合は、Googleアナリティクスやサーチコンソールのデータを元に改善案をご提案します。運用してはじめて気づく改善点への対応もこの中に含まれます。

運用フェーズではクライアント様側でのアクションが主になりますが、どう進めていけばいいかわからなくなることもあるはずです。そんな時に必要なアクションやリソースの確保などについてご相談いただくこともできます。

サイトリニューアルの成功のポイント

サイトリニューアル成功のポイントは以下のとおりです。

  • 目的を明確にする
  • 社内の意思疎通を図る
  • 担当者は「自分ごと」で考えられる人
  • 情報はまとめて渡す

一つずつ見ていきましょう。

目的を明確にする

目的はサイトリニューアルの方向性を決めるだけでなく、成否を判断する軸になるものです。はっきりさせた上で、プロジェクトを進めていきましょう。

社内の意思疎通を図る

「社内の意思統一」はとても重要です。社内の考えが一つに集約されていないと、制作会社との話し合いも進みません。初期のうちから社内の意見をどうまとめるか、キーパーソンは誰かなど考えておくといいでしょう。共通認識が得られやすいルートのようなものが見つかるはずです。

担当者は「自分ごと」で考えられる人を

サイト制作はクライアント企業と制作会社の協力があって、はじめて実現できるプロジェクトです。制作会社にサイトを作ってもらうのではなく、「一緒に作る」という気持ちで取り組める人が担当者になると、チームとしてやっていく雰囲気が醸成されます。満足感の高いサイトリニューアルには欠かせない要素です。

情報はまとめて渡す

情報はまとめてから制作会社に渡すようにしましょう。制作会社は現状で揃っている情報の中で、バランスを考えて最適解を導き出そうとします。五月雨式に情報が出てくると、場合によってはそれまで積み上げた前提が崩れるケースもあり、お互いに大きなロスです。

とはいえ返信の早さが重要なこともあります。作業を止めさせないためにも早い返信が必要な場面もあるので、状況で判断してください。

まとめ

以上、サイトリニューアルの進め方について解説しました。企業のサイトリニューアルは、多くの場合、制作会社に依頼することになります。依頼した会社といかにうまく連携して進められるかが、リニューアル成功の鍵と言っていいでしょう。

そのために自社でできることは、「目的の明確化」「自社に最適な制作会社選び」、そして「自分ごととして取り組める担当者の指名」です。サイトリニューアルは大きなプロジェクトになります。全社で協力して取り組める体制を作りましょう。

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